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鎌倉夢語り 〜 大姫と源義高 番外編 〜


〜 夢現 ある夏の日の出来事 〜


〜 第三版 〜


物語を始める前に、簡単ですが、今回の物語に登場する神社とお寺などの説明をします。

「段葛」

鎌倉の若宮大路の中央に在る一段高い参道です。

鎌倉駅の近くに在ります。

段葛を歩くと鶴岡八幡宮にたどり着きます。

大姫の弟の万寿(後の源頼家)の安産祈願のために造られたそうです。

大姫や源義高や海野小太郎幸氏達の時代に出来た参道です。

現在は段葛の一部が残っています。

「岩船地蔵堂」

大姫の守り本尊と伝えられている30cm前後のお地蔵様が祀られているそうです。

一説には、大姫の妹の三幡姫の守り本尊といわれているそうですが、一般的には大姫の守り本尊として知られています。

いつ頃から在るかについては確認が取れませんでしたが、いろいろな点から考えると源義高の死後に造られたと思われます。

2005年頃から数年ほど前に外装が建て替えられました。

「鶴岡八幡宮」

鎌倉に在ります。

段葛を歩くと鶴岡八幡宮の鳥居の前に来ます。

境内には池や美術館や大銀杏などが在ります。

一部の施設になりますが、大姫や源義高や海野小太郎幸氏の時代には在った八幡様です。

「本宮」

鶴岡八幡宮の本宮の事です。

大姫達が居る時代に造られています。

大銀杏の傍に在る階段を上った先に在ります。

「銭洗弁天」

銭洗弁天の中のある場所でお金を洗うとお金がたまるという話しがあります。

洗ったお金は使用しないと効力が発揮しないと聞いた事があります。

使用しないと効力が発揮しない場合は、持ち続けていては効力が発揮されないため、参拝される方は確認をとってください。

「化粧坂」

鎌倉の山の中に在る土で出来た階段のような坂をいいます。

「化粧坂(けわいざか)」と呼ばれるようになった説は幾つかあります。

この辺りに娼家が在って化粧をした遊女が居たという説、討ち取った平家の首を化粧して首実検をしたという説、この二つが一般的に伝えられている説です。

「鎌倉七切通し」の一つです。

「常楽寺」

大船方面に在ります。

大船駅から少し離れている場所に在ります。

源義高の首塚と伝えられている塚が在ります。

「物語に登場するお店や施設」

物語の掲載時、または、物語を読まれている時には、設定などが変わっている場合があります。


では、本文へどうぞ。




*      *      *      *      *      *




時は平成と呼ぶ頃。


ここは、鎌倉。


土産物を売る店や飲食店や寺院などが在り、観光名所の一つとして知られている。

観光客がたくさん訪れている。


ここは、鎌倉駅。


たくさんの人達が居る。


義孝は改札を通って、鎌倉の町に普通に出た。

少女は改札を通って、鎌倉の町に微笑んで出た。


少年の名前は、義孝。

少女の名前は分からない。


少女は義孝に笑顔で話し出す。

「鶴岡八幡宮に早く行こうよ!」

義孝は少女に僅かに呆れた様子で話し出す。

「急がなくても時間はたくさんあるだろ。」

少女は義孝に笑顔で話し出す。

「いろいろな場所に出掛けたいの!」

少年は少女に普通に話し出す。

「分かった。早く行こう。」

少女は義孝を笑顔で見た。


義孝は普通に歩き出した。

少女は笑顔で歩き出した。


それから少し後の事。


ここは、段葛。


何人もの人達が歩いている。

義孝と少女も歩いている。


少女は義孝に笑顔で話し出す。

「段葛に在る狛犬は大きいのにいつ見ても怖くないの! 段葛に在る狛犬は好きなの!」

少年は少女に普通の表情で頷いた。

少女は義孝を笑顔で見た。

義孝は少女を普通の表情で見た。

少女は義孝に笑顔で話し出す。

「桜の季節にも段葛を歩きたいな!」

義孝は少女に普通に話し出す。

「見頃と曜日によっては物凄く込むぞ。」

少女は義孝を苦笑しながら見た。

義孝は少女を普通の表情で見た。


ちょうど同じ頃。


ここは、岩船地蔵堂。


大姫と海野小太郎幸氏が居る。


大姫は海野小太郎幸氏に困惑した様子で話し出す。

「小太郎殿。義高様が居ません。」

海野小太郎は大姫に困惑した様子で話し出す。

「私は義高様がお出掛けされるお話しは聞いていません。」

大姫は海野小太郎幸氏に寂しそうに話し出す。

「義高様は大船に在る常楽寺にお出掛けされたのでしょうか?」

海野小太郎幸氏は大姫に考え込みながら話し出す。

「義高様は常楽寺にはお出掛けされないと思います。」

大姫は海野小太郎幸氏に寂しそうに話し出す。

「義高様が他に出掛けそうな場所は、由比ガ浜ですよね。でも、義高様はたくさんの人が居る由比ガ浜には出掛けないですよね。」

海野小太郎幸氏は大姫に考え込みながら話し出す。

「夏の由比ガ浜は、たくさんの人が訪れるので落ち着かないとお話しされていました。大姫様の言う通り由比ガ浜にもお出掛けされていないと思います。」

大姫は海野小太郎幸氏に心配そうに話し出す。

「小太郎殿。一緒に探してください。」

海野小太郎幸氏は大姫に微笑んで軽く礼をした。

大姫は海野小太郎幸氏に微笑んで手を差し出した。

海野小太郎幸氏は大姫の手を微笑んで取った。


大姫は海野小太郎幸氏と手を繋ぎながら、微笑んで静かに居なくなった。

海野小太郎幸氏も大姫と手を繋ぎながら、微笑んで静かに居なくなった。


それから少し後の事。


ここは、岩船地蔵堂。


義孝と少女が居る。


義孝は少女に不思議そうに話し出す。

「俺の見た写真と建物が違う。」

少女は義孝に微笑んで話し出す。

「数年ほど前に建て替えたそうよ。」

義孝は岩船地蔵堂を不思議そうに見た。

少女は岩船地蔵堂に真剣な表情でお参りを始めた。

義孝は少女を不思議そうに見た。

少女は岩船地蔵堂に真剣な表情でお参りをしている。

義孝は岩船地蔵堂に普通の表情でお参りを始めた。

少女は岩船地蔵堂のお参りを真剣な表情で終えた。

義孝は岩船地蔵堂に普通の表情でお参りを終えた。

少女は義孝に笑顔で話し出す。

「次の所に行こう!」

義孝は少女に普通の表情で頷いた。


少女は微笑んで歩き出した。

義孝は普通に歩き出した。


それから少し後の事。


ここは、化粧坂。


土で出来た階段のような坂が続いている。


義孝は普通の表情でゆっくりと登っている。

少女は微笑んでゆっくりと登っている。


義孝は少女に不思議そうに話し出す。

「岩船地蔵堂で真剣に何を祈っていたんだ?」

少女は義孝に微笑んで話し出す。

「願い事を他の人に話して叶わなくなると困るわよね。だから、秘密。」

義孝は少女に普通に話し出す。

「確かに願い事は秘密だな。」

少女は義孝を微笑んで見た。

義孝は少女を普通の表情で見た。


それから少し後の事。


ここは、銭洗弁天。


何人もの参拝客が居る。

義孝と少女の姿も見える。


義孝は少女に普通に話し出す。

「疲れていないか?」

少女は義孝に微笑んで話し出す。

「大丈夫。」

義孝は少女を普通の表情で見た。

少女は義孝に微笑んで話し出す。

「細かい話は後にして、早くお金を洗おうよ。」

義孝は少女に普通の表情で頷いた。

少女は財布を取り出すと、微笑んで小銭を取り出した。

義孝は財布を取り出すと、普通に小銭を取り出した。


それから少し後の事。


ここは、銭洗弁天から鎌倉駅へ向かう途中の道。


義孝は普通に歩いている。

少女は微笑んで歩いている。


風が吹いた。


義孝は少女を普通の表情で見ようとした。


少女の姿が見えない。


義孝は立ち止まると、辺りを不思議そうに見た。


義孝以外の姿が見えない。


義孝は辺りを不思議そうに見た。


義孝の横から人の気配がした。


義孝は横を不思議そうに見た。


大姫が困惑した様子で考え込んでいる。


義孝は大姫を不思議そうに見た。

大姫は困惑した様子で考え込んでいる。

義孝は大姫に微笑んで話し出す。

「こんにちは。何か遭ったの?」

大姫は義孝を僅かに驚いた様子で見た。

義孝は大姫に微笑んで話し出す。

「もしかして家族とはぐれたのかな?」

大姫は義孝に困惑した様子で話し出す。

「小太郎お兄ちゃんと一緒に義高お兄ちゃんを捜していました。小太郎お兄ちゃんの姿が突然に見えなくなりました。」

義孝は大姫に微笑んで話し出す。

「一緒に捜そうか?」

大姫は義孝に笑顔で話し出す。

「ありがとうございます!」

義孝は大姫に微笑んで話し出す。

「義高お兄ちゃんか小太郎お兄ちゃんが見付かった時のために、名前を教えてくれるかな?」

大姫は義孝に笑顔で話し出す。

「“姫”と言います!」

義孝は大姫に微笑んで話し出す。

「姫ちゃんという名前なんだ。可愛い名前だね。」

大姫は義孝に笑顔で話し出す。

「ありがとうございます!」

義孝は大姫を微笑んで見た。

大姫は義孝を笑顔で見た。

義孝は大姫に微笑んで話し出す。

「お兄ちゃん達が直ぐに見付かると良いね。」

大姫は義孝に笑顔で話し出す。

「はい!」

義孝は大姫を微笑んで見た。


ちょうど同じ頃。


ここは、銭洗弁天から鎌倉駅へ向かう途中の道。


風が吹いた。


少女は辺りを不思議そうに見た。


辺りには少女以外の姿が見えない。


少女は辺りを見回しながら、不思議そうに呟いた。

「なぜはぐれたのかな?」


少女の横から人の気配がした。


少女は横を不思議そうに見た。


源義高が困惑した様子で居る。

海野小太郎幸氏も困惑した様子で居る。


少女は源義高と海野小太郎幸氏に微笑んで話し出す。

「こんにちは。何か遭ったの?」

源義高は少女を驚いた表情で見た。

海野小太郎幸氏も少女を驚いた表情で見た。

少女は源義高と海野小太郎幸氏を不思議そうに見た。

海野小太郎幸氏は少女に困惑した様子で話し出す。

「僕より年下の女の子を探しています。」

源義高は少女に心配そうに話し出す。

「僕は出掛けていて少しだけ留守にしました。僕の留守の間に、僕を捜す話になったそうです。」

海野小太郎幸氏は少女に心配そうに話し出す。

「二人で捜している最中に、はぐれてしまいました。」

少女は源義高と海野小太郎幸氏に心配そうに話し出す。

「妹さんが一人で居ると思うと心配よね。一緒に捜してあげる。妹さんが見付かった時のために、二人の名前を教えてくれるかな?」

海野小太郎幸氏は少女に普通に話し出す。

「僕は“小太郎”と言います。」

源義高は少女に普通に話し出す。

「僕は“義高”と言います。僕達が捜しているのは、“姫”という名前の女の子です。」

少女は源義高と海野小太郎幸氏に不思議そうに話し出す。

「小太郎君。義高君。姫ちゃん。」

源義高は少女に普通の表情で軽く礼をした。

海野小太郎幸氏も少女に普通の表情で軽く礼をした。

少女は源義高と海野小太郎幸氏に微笑んで話し出す。

「姫ちゃんが直ぐに見付かると良いわね。」

源義高は少女に微笑んで話し出す。

「はい。」

海野小太郎幸氏も少女に微笑んで話し出す。

「はい。」

少女は源義高と海野小太郎幸氏を微笑んで見た。


それから僅かに後の事。


ここは、銭洗弁天から鎌倉駅へ向かう途中の道。


大姫は辺りを真剣な表情で見ている。

義孝も辺りを真剣な表情で見ている。


大姫は前を指すと、義孝に笑顔で話し出す。

「居ました!」

義孝は大姫の指した方向を微笑んで見た。


人の姿は見えない。


義孝は大姫を不思議そうに見た。

大姫は前を指すのを止めると、義孝に笑顔で話し出す。

「姫は行きます! 一緒に捜してくれてありがとうございました!」

少年は大姫に微笑んで話し出す。

「見付かって良かったね。気を付けて戻ってね。」

大姫は義孝に笑顔で話し出す。

「はい!」

義孝は大姫を微笑んで見た。


大姫は元気良く走りながら、静かに居なくなった。


義孝は辺りを不思議そうに見た。


ちょうど同じ頃。


ここは、銭洗弁天から鎌倉駅へ向かう途中の道。


源義高は辺りを真剣な表情で見ている。

海野小太郎幸氏も辺りを真剣な表情で見ている。

少女も辺りを真剣な表情で見ている。


源義高は海野小太郎幸氏を見ると、普通の表情で小さい声で話し出す。

「居た。」

海野小太郎幸氏は源義高を見ると、微笑んで小さい声で話し出す。

「居ましたね。」

源義高は少女を見ると、微笑んで話し出す。

「見付かりました。気を遣って頂いてありがとうございました。」

少女は源義高と海野小太郎幸氏に微笑んで話し出す。

「見付かって良かったね。」

源義高は少女に微笑んで軽く礼をした。

海野小太郎幸氏少女に微笑んで話し出す。

「はい。」

少女は源義高と海野小太郎幸氏を微笑んで見た。


源義高は微笑みながら、静かに居なくなった。

海野小太郎幸氏も微笑みながら、静かに居なくなった。


少女は辺りを不思議そうに見た。


それから僅かに後の事。


ここは、岩船地蔵堂の近く。


大姫は笑顔で走っている。


源義高は大姫を微笑んで見ている。

海野小太郎幸氏も大姫を微笑んで見ている。


大姫は走りながら、源義高に笑顔で抱き付いた。


源義高は大姫を微笑んで受け止めた。

海野小太郎幸氏は源義高と大姫を微笑んで見た。

大姫は源義高に抱き付きながら、笑顔で話し出す。

「義高様! 探しました!」

源義高は大姫を抱きながら、普通に話し出す。

「少し出掛けると話しただろ。忘れたのか?」

大姫は源義高に笑顔で抱き付いている。

源義高は大姫を微笑んで抱いた。

海野小太郎幸氏は大姫と源義高を微笑んで見ている。


ちょうど同じ頃。


ここは、銭洗弁天から鎌倉駅へ向かう途中の道。


義孝は辺りを不思議そうに見ている。


少女は辺りを不思議そうに見ている。


義孝の横に少女の姿が見えた。


少女の横に義孝の姿が見えた。


義孝は少女を不思議そうに見た。

少女は義孝を驚いた表情で見た。

義孝は少女に不思議そうに話し出す。

「なぜ黙って居なくなったんだ?」

少女は義孝に僅かに拗ねた様子で話し出す。

「なぜ黙って居なくなったの? と私も質問したいわ。」

義孝は少女を不思議そうに見た。

少女は義孝を僅かに拗ねた様子で見た。

義孝は少女に手を差し出すと、普通に話し出す。

「再度はぐれると困るだろ。」

少女は義孝の手を微笑んで握った。


義孝は少女と手を繋ぎながら、普通に歩き出した。

少女は義孝と手を繋ぎながら、微笑んで歩き出した。


それから暫く後の事。


ここは、一軒の家。


部屋の前。


義孝は扉を軽く叩くと、部屋の中に向かって微笑んで話し出す。

「幸氏。こんにちは。」

少女は義孝を微笑んで見ている。


扉が開いた。


一人の少年の微笑んだ姿が現れた。


少年の名前は、幸氏と言う。


幸氏は義孝に微笑んで話し出す。

「義孝。こんにちは。」

義孝は幸氏に微笑んで頷いた。

少女は幸氏に笑顔で話し出す。

「こんにちは! 幸氏さん!」

幸氏は少女に微笑んで話し出す。

「こんにちは。」

少女は幸氏を微笑んで見た。

幸氏は義孝と少女に微笑んで話し出す。

「部屋の中で話そう。」

義孝は幸氏に微笑んで頷いた。

少女も幸氏に微笑んで頷いた。

幸氏は義孝と少女を微笑んで見た。


時は平成の人達が鎌倉時代と呼ぶ頃。


ここは、鎌倉。


小御所。


大姫の部屋。


大姫は床の中でゆっくりと目を開けた。


大姫は床の中で横になったまま、部屋の中を不思議そうに見た。


部屋の中は変わった様子はない。


大姫は床の上に体をゆっくりと起こすと、不思議そうに呟いた。

「夢?」


それから僅かに後の事。


ここは、源義高の部屋の前に在る縁。


大姫は不思議そうに来た。


源義高は部屋から出てくると、大姫を普通の表情で見た。

海野小太郎幸氏は部屋から出てくると、大姫に微笑んで軽く礼をした。


源義高と海野小太郎幸氏は、弓の稽古を行う姿に見える。


大姫は源義高と海野小太郎幸氏に笑顔で話し出す。

「義高様! 小太郎殿! おはようございます! 弓の稽古を始めるのですか?!」

源義高は大姫に普通の表情で頷いた。

海野小太郎幸氏は大姫に微笑んで軽く礼をした。

大姫は源義高と海野小太郎幸氏を笑顔で見た。


すると、切ない声が聞こえてきた。

「ねぇ、義高様・・・」

「とても不思議な夢を見たように思います・・・」

「とても楽しい夢を見たように思います・・・」

「とても嬉しい夢を見たように思います・・・」

「とても幸せな夢を見たように思います・・・」

「でも、夢の内容を思い出せません・・・」

「あの時に見た夢を思い出そうとすると、今でも幸せな気持ちになります・・・」

「義高様も同じ夢を見たのでしょうか・・・?」

「ねぇ、義高様・・・」




*      *      *      *      *      *




ここからは後書きになります。

この物語は既に掲載している物語の再改訂版です。

改訂前の物語の展開や雰囲気を出来るだけ残しながら改訂しました。

改訂前の物語を掲載するのは止めました。

以上の点、ご了承願います。

ここからは改訂前の後書きを加筆訂正しながら書いていきます。

雰囲気の違う物語を書きたいと考えて書きました。

この物語を書いた当初は、同じ系統の物語を書く予定がなかったため、他の物語と雰囲気も違う独立した物語でした。

その後の事になりますが、今回の物語と関連する物語は幾つも書いています。

基本的には一話完結の物語ですが、大本では他の物語と繋がっています。

平成時代の鎌倉にも、段葛、化粧坂、鶴岡八幡宮、が在ります。

常楽寺は鎌倉市の大船方面に在るため、段葛、化粧坂、鶴岡八幡宮とは離れています。

義孝、幸氏、名前の分からない少女、大姫と源義高と海野小太郎幸氏。

この二組が交錯しながら登場する物語です。

「夢現(ゆめうつつ)」は「夢と現実。夢とも現ともつかない状態。」です。

楽しんで頂けると嬉しいです。





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