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~ 雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫 編 ~


~ 文紡ぎ 林鐘 夏蔭の妻屋の下に衣裁つ我妹 ~


登場人物


松姫[武田信玄の五女]、織田信忠(幼名:奇妙丸)[織田信長の嫡男](文だけの登場)、

菊姫[武田信玄の四女]




「夏蔭の 妻屋の下に 衣裁つ我妹 うら設けて 我がため裁たば やや大に裁て」

「万葉集 第七巻 一二七八番」より

作者:柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)歌集より




松姫と奇妙丸の縁談が調ってから、八十の月になっている。

暦は六月になっている。



季節は晩夏になっている。



昨年の四月、菊姫と松姫の父の武田信玄が亡くなった。

武田信玄の遺言により、武田信玄の死は三年隠すと決まった。

様々な思惑が複雑に絡まる中の晩夏になる。



ここは、甲斐の国。



一日を通して暑さを感じるようになっている。



ここは、菊姫と松姫の住む屋敷。



松姫の部屋。



松姫は普通に居る。



菊姫が部屋を微笑んで訪ねた。



松姫は菊姫を微笑んで見た。

菊姫は松姫に微笑んで話し出す。

「お松。暑い時間が続くわね。」

松姫は菊姫に微笑んで話し出す。

「はい。」

菊姫は松姫に微笑んで話し出す。

「気分転換を兼ねて、お松の乳母の家に行きましょう。」

松姫は菊姫に微笑んで話し出す。

「はい。」

菊姫は松姫を微笑んで見た。

松姫も菊姫を微笑んで見た。



暫く後の事。



ここは、松姫の乳母の家。



一室。



菊姫は微笑んで居る。

松姫も微笑んで居る。



菊姫は松姫に微笑んで小さい声で話し出す。

「特定の日のみの外出は、怪しまれる可能性があるわ。気分転換も兼ねられて、良いと思ったから、外出したの。」

松姫は菊姫に微笑んで小さい声で話し出す。

「姉上。気遣いありがとうございます。」

菊姫は松姫に微笑んで小さい声で話し出す。

「武田軍が高天神城の戦いに勝利してから、甲斐の国が更に活気付いたわね。」

松姫は菊姫に微笑んで話し出す。

「はい。」

菊姫は松姫を普通の表情で考えながら見た。

松姫は菊姫を不思議な様子で見た。

菊姫は松姫に普通の表情で考えながら小さい声で話し出す。

「勝頼の兄上が、高天神城の戦いに勝利してから、家臣達への言動が変わったらしいの。」

松姫は菊姫を困惑して見た。

菊姫は松姫に普通の表情で考えながら小さい声で話し出す。

「勝頼の兄上。私とお松。母上は違うけれど、勝頼の兄上は、私への言動も、お松への言動も、以前と変わらないわ。」

松姫は菊姫に言い難く話し出す。

「はい。」

菊姫は松姫に普通の表情で考えながら小さい声で話し出す。

「勝頼の兄上の言動の変化。一時的ならば良いのだけれど。」

松姫は菊姫に言い難く話し出す。

「はい。」

菊姫は松姫に微笑んで小さい声で話し出す。

「お松が答え難い内容を話してしまったわ。ご免なさい。」

松姫は菊姫に微笑んで小さい声で話し出す。

「大丈夫です。」

菊姫は松姫を微笑んで見た。

松姫も菊姫を微笑んで見た。

菊姫は松姫に微笑んで話し出す。

「一日の中で暑さを感じる日が続くようになったわ。日向で仕事をする人達は大変ね。」

松姫は菊姫に微笑んで話し出す。

「はい。」

菊姫は松姫に微笑んで話し出す。

「私達は、甲斐の国の人達が落ち着いて過ごせるように、感謝を忘れないように、体調を崩さないように、しっかりと過ごしましょう。」

松姫は菊姫に微笑んで話し出す。

「はい。」

菊姫は松姫を微笑んで見た。

松姫も菊姫を微笑んで見た。



幾日か後の事。



ここは、松姫の乳母の家。



一室。



商品が広げてある。



菊姫は微笑んで居る。

松姫も微笑んで居る。

商人は普通に居る。



菊姫は松姫に微笑んで話し出す。

「お松。素敵な商品がたくさんあるわね。」

松姫は菊姫に微笑んで話し出す。

「はい。」

商人は菊姫に普通の表情で軽く礼をした。

菊姫は商人に微笑んで頷いた。

商人は菊姫と松姫に普通の表情で軽く礼をした。

松姫は商人を微笑んで見た。

菊姫は松姫と商人を微笑んで見た。

商人は懐から小さい紙を取り出すと、松姫に普通に渡した。

松姫は商人から小さい紙を微笑んで受け取った。

菊姫は松姫を微笑んで見た。

松姫は小さい紙を持ち、小さい紙を丁寧に広げた。

菊姫は松姫を微笑んで見た。



小さい紙には、織田信忠の筆跡で歌が書いてある。



夏蔭の 妻屋の下に 衣裁つ我妹 うら設けて 我がため裁たば やや大に裁て



松姫は小さい紙を持ち、商人を微笑んで見た。

菊姫は商人を微笑んで見た。

商人は菊姫と松姫に普通の表情で小さい声で話し出す。

「警戒は今も強いです。奇妙殿が頼んだ状況を信じて頂くために、奇妙殿が自筆で歌を書きました。奇妙殿から伝言を預かっています。」

松姫は小さい紙を持ち、商人に微笑んで小さい声で話し出す。

「伝言を教えてください。お願いします。」

商人は松姫に普通の表情で静かに話し出す。

「お松。様々な出来事が起きている。お松にとって穏やかな晩夏になって欲しいと思う日が続く。私は元気に過ごしている。安心してくれ。今は暑さを感じる時間が増えていると思う。少し前に、今回の贈り物の歌を知った。着物を縫う大きさを伝えられる距離で過ごす二人が羨ましいと思った。同じ場所の夏の日陰で過ごしながら、歌の内容の会話の出来る二人が羨ましいと思った。歌の内容の会話のできる日を信じるために、今回の歌の贈り物に決めた。受け取ってくれると嬉しい。夏が終わっても、秋になってから暫くの間は、暑さを感じる時間が続く。無理をせずに過ごしてくれ。命を大切に過ごしてくれ。」

菊姫は松姫と商人に微笑んで話し出す。

「長い伝言が続くわね。お松を想う気持ちが伝わるわ。」

商人は菊姫に普通の表情で軽く礼をした。

松姫は小さい紙を持ち、菊姫を微笑んで見た。

菊姫は商人に微笑んで小さい声で話し出す。

「気遣い感謝しています。」

松姫は小さい紙を持ち、商人に微笑んで小さい声で話し出す。

「今回の伝言も長いです。覚える行為が、更に大変だと思います。私への気遣いも含めて、何時も感謝しています。ありがとうございます。」

商人は菊姫と松姫に普通の表情で小さい声で話し出す。

「奇妙様からはたくさんの恩を受けています。姫様は奇妙様の想い人です。私に出来る内容で感謝の気持ちを伝えています。」

菊姫は商人を微笑んで見た。

松姫も商人を微笑んで見た。

商人は松姫と菊姫に普通の表情で軽く礼をした。

菊姫は商人に微笑んで小さい声で話し出す。

「奇妙様の気持ちの伝わる歌です。さすがです。」

商人は菊姫に普通の表情で軽く礼をした。

菊姫は松姫と商人を微笑んで見た。

松姫は小さい紙を持ち、商人に微笑んで小さい声で話し出す。

「私からの返事を奇妙様に伝えてください。願いします。」

商人は松姫に普通の表情で軽く礼をした。

松姫は小さい紙を持ち、商人に微笑んで小さい声で話し出す。

「元気に過ごされているのですね。安心しました。私も元気に過ごしています。安心してお過ごしください。奇妙様から頂いた贈り物の歌。私も奇妙様の傍で歌の内容の会話をしたいです。奇妙様の想いの伝わる歌です。嬉しいです。ありがとうございます。奇妙様から頂いた贈り物の歌を心の中で詠みながら、残りの夏の日々を、暑さを感じる秋の初めの日々を、過ごします。私も無理をせずに気を付けて過ごします。奇妙様も無理をせずに気を付けてお過ごしください。命を大切にお過ごしください。松より。」

商人は松姫に普通の表情で軽く礼をした。

松姫は小さい紙を持ち、菊姫と商人に恥ずかしく小さい声で話し出す。

「今回も長い返事になりました。」

商人は松姫に普通の表情で小さい声で話し出す。

「想いの伝わるお返事です。長いお返事に感じません。奇妙様に一言も間違えずにお伝えします。ご安心ください。」

菊姫は松姫に微笑んで小さい声で話し出す。

「お松。良かったわね。」

松姫は小さい紙を持ち、菊姫に微笑んで小さい声で話し出す。

「はい。」

菊姫は松姫を微笑んで見た。

松姫は小さい紙を持ち、菊姫と商人を微笑んで見た。

商人は菊姫と松姫を普通の表情で見た。

菊姫は商品を持つと、商人に微笑んで話し出す。

「素敵な商品ね。購入するわ。」

商人は菊姫に普通の表情で軽く礼をした。

松姫は小さい紙を懐に微笑んで仕舞った。

菊姫は商品を持ち、松姫を微笑んで見た。

松姫は商品を持つと、商人に微笑んで話し出す。

「素敵な商品です。購入します。お願いします。」

商人は松姫に普通の表情で軽く礼をした。

菊姫は商品を持ち、松姫と商人を微笑んで見た。

松姫も商品を持ち、菊姫と商人を微笑んで見た。

商人は菊姫と松姫に普通の表情で軽く礼をした。



数日後の事。



ここは、躑躅ヶ崎館。



一室。



一室の中から、一人の男性の声と菊姫の声が聞こえる。

「報告は終わりか?」

「はい。」

「今後も報告を頼む。」

「はい。」

「お菊。お松が縁談の話を受ける気持ちにならないのか? お松の心変わりを早める方法は無いのか?」

「お松は、父上も母上も、慕い尊敬しています。父上が縁談を決めて、父上からお松に伝えた縁談です。父上も母上も、想い続ける気持ちが、武田家のためになると話しました。父上はお松に縁談の破棄を話していません。お松にとって、新たな縁談の話を受けられない気持ちが続いています。無理矢理に心変わりを起こす方法は、お松が落ち込むか、お松が頑なになります。」

「織田家が武田家の妥当を目指す内容の文を送る話を聞いた。お松の言動に気を付けて欲しい。」

「私は、勝頼の兄上を倒す内容の文を送る話だと聞きました。お松は、武田家の繁栄を願っています。お松は、勝頼の兄上に健やかに過ごして欲しいと願っています。」

「私に意見するのか?」

「意見する気持ちはありません。お松は、武田家を束ねる人物からの強い疑いを知れば、別な意味で心変わりを起こして、織田家に味方する可能性が有ります。理解して頂きたくて話しました。」

「分かった。お松が疑わない程度に、お松の言動の注意を強めてくれ。」

「分かりました。」



少し後の事。



ここは、菊姫と松姫の住む屋敷。



松姫の部屋。



松姫は不安な様子で居る。



菊姫が部屋の中に微笑んで入ってきた。



松姫は菊姫を不安な様子で見た。

菊姫は松姫を抱くと、松姫に微笑んで囁いた。

「お松。無難な内容で報告したわ。大丈夫。安心して。」

松姫は菊姫に不安な様子で囁いた。

「姉上。迷惑を掛けます。申し訳ありません。」

菊姫は松姫を抱いて、松姫に微笑んで囁いた。

「私はお松の姉よ。迷惑に思わないで。安心して。」

松姫は菊姫に微笑んで囁いた。

「姉上。ありがとうございます。」

菊姫は松姫を抱いて、松姫に微笑んで頷いた。

松姫は菊姫を微笑んで見た。



「夏蔭の 妻屋の下に 衣裁つ我妹 うら設けて 我がため裁たば やや大に裁て」

夏の暑さを感じる日が続く。

夏が終わって秋になってから暫くの間も、暑さが続く様子が分かる。

松姫と織田信忠は、同じ夏の日陰の中で会話する様子を想像しながら、想いを紡いでいる。

晩夏は、強い想いの中で、優しい想いの中で、様々な思惑の中で、ゆっくりと過ぎていく。




*      *      *      *      *      *




ここからは後書きになります。

この物語に登場する歌は「万葉集 第七巻 一二七八番」

「夏蔭の 妻屋の下に 衣裁つ我妹 うら設けて 我がため裁たば やや大に裁て」

作者は「柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)歌集より」

ひらがなの読み方は「なつかげの つまやのしたに きぬたつわぎも うらまけて あがためたたば ややおほにたて」

原文は「夏影 房之下邇 衣裁吾妹 浦儲 吾為裁者 差大裁」

歌の意味は、「夏の日陰の、妻屋(つまや)の下で、着物を縫っている私の妻よ。裏地もつけて私のために縫ってくれるのなら、少し大きめに縫ってください。」となるそうです。

「妻屋(つまや)」は、母屋(おもや)のわきに建てられた家のことです。

武田家についての補足です。

油川夫人は、元亀二年(1571年)(※月日は不明)に亡くなったそうです。

武田信玄は、元亀四年四月十二日(1573年5月13日)に信濃の駒場で亡くなります。

享年は、五十三歳と伝わっています。

武田信玄の死因は、肺結核、胃癌、食道癌、などの説が有力です。

武田信玄の他の死因には、武田信玄は敵が籠城中の野田城から聞こえる笛の音に惹かれて本陣から出て行き、本陣の外に居る時に鉄砲で撃たれて、その傷がもとで亡くなる、があります。(掲載日現在は、この説は俗説として考えられています。)

更に武田信玄の他の死因には、織田家の毒殺、もあります。(掲載日現在は、この説も俗説として考えられています。)

武田信玄は、武田勝頼と重臣に遺言を残したと伝わっています。

三つの遺言の内容が広く知られています。

800枚の白紙に武田信玄の花押を書いたから返礼などの時に使うように。

武田信玄の死を三年隠すように。

三年後に、武田信玄の死体に甲冑を着せて諏訪湖に沈めるように。

遺言の内容が事実だとすると、武田信玄は以前から亡くなる事を分かっていて、甲斐の国を守るために前から考えていた事が分かります。

武田信玄の葬儀は、天正四年(1576年)四月に行われたそうです。

武田信玄の死が三年隠せたかについてですが、三年より前に人数等は不明ですが、気付かれた形跡があるようです。

当時は忍者などを使った情報戦が激しかった事があり、武田信玄の死が知られてしまった可能性はあります。

後の出来事になりますが、松姫は織田信忠と婚約している経過などから、辛い立場になっていったようです。

天正元年(1573年)の秋に、武田盛信が松姫を引き取って暮らすようになります。

「雪月花 戦国恋語り 信玄の娘 松姫 編」では、物語の展開から、秋より後の季節では、武田盛信が松姫を引き取って暮らす設定にします。

ご了承ください。

松姫と織田信忠の縁談が、破談なのか、続いているのか、分からなくなってしまった理由の一つに、「西上作戦(さいじょうさくせん)」があります。

西上作戦は、甲斐武田家が、元亀三年(1572年)九月から元亀四年(1573年)四月に掛けて行った遠征をいいます。

西上作戦は、武田信玄の体調と武田信玄の死によって終わった状況になります。

武田軍の関連についてです。

天正二年(1574年)五月~六月の動きです。

天正二年五月十二日(1574年6月1日)~天正二年五月十六日(1574年6月5日)の間に、武田勝頼軍が約二万の兵で高天神城を包囲します。

天正二年六月十七日(1574年7月5日)~天正二年六月十八日(1574年7月6日)の間に、高天神城を攻略します。

この戦いに関して、武田勝頼に関するある話が有ります。

高天神城は、武田信玄が大軍を率いても落城できませんでした。

武田勝頼は高天神城を攻略した頃から、過信などの意見を聞かないようになったそうです。

理由は二つの説が考えられています。

一つの説、自信過剰になった。

一つの説、父親の武田信玄に勝る武略を持っている実績を示せた事から、家臣の統制を強めた。

以上の二つの説が有ります。

織田家関連について簡単に説明します。

織田信忠(幼名“奇妙丸”)の元服は、元亀三年(1572年)と伝わっています。

織田信忠は、実弟の「茶筅丸(ちゃせんまる)(織田信雄[おだのぶかつ])」、実弟の「三七丸(神戸三七郎信孝[かんべさんしちろうのぶたか]、織田信孝[おだのぶたか])」、と共に元服したと伝わっています。

元亀三年(1572年)一月に元服した説があります。

織田信忠が元服時に改名した名前は「織田勘九郎信重(おだかんくろうのぶしげ)」です。

「織田信忠」と改名するのは後の出来事になりますが、名前が幾度も変わると分かり難くなるため、元服後の名前は「織田信忠」で統一します。

ご了承ください。

織田信忠の初陣は、元亀三年(1572年)と伝わっています。

織田信忠の「具足初め(ぐそくはじめ)の儀」が、元亀三年七月十九日(1572年8月27日)に執り行われたと伝わっています。

織田信忠の初陣は、元亀三年七月十九日(1572年8月27日)、または、直ぐ後の日付になるようです。

織田信忠の初陣の相手は「北近江」の「浅井家」の「浅井長政」です。

浅井長政の継室は、織田信長の妹の「お市の方」です。

織田信忠の初陣の相手は、父親(織田信長)の妹(お市の方)の嫁ぎ先になります。

織田信忠にとって、初陣の次の大きな戦は、元亀三年(1572年)十二月頃の遠江の二俣城の戦いや三方ヶ原の戦いになります。

天正二年(1574年)五月~六月の織田家の動きを簡単に説明します。

武田勝頼軍に包囲された高天神城の城主の小笠原忠長が、徳川家康に援軍を要請します。

徳川家康は織田信長に高天神城の援軍を要請します。

織田信長は徳川家康からの援軍の要請を受けた時は、京都に居ました。

天正二年五月十六日(1574年6月5日)、織田信長は京都を高天神城の援軍のために京都を出立して岐阜に向かいます。

天正二年五月二十八日(1574年6月17日)、岐阜城に戻ります。

天正二年六月十四日(1574年7月2日)、援軍が岐阜を出陣します。

天正二年六月十七日(1574年7月5日)、援軍が三河の吉田城に着陣します。

天正二年六月十九日(1574年7月7日)、徳川家康に大量の黄金を与えて遅参を詫びます。

天正二年六月二十一日(1574年7月9日)、援軍は岐阜城に帰還します。

天正二年六月二十九日(1574年7月17日)、上杉謙信に、近況、武田勝頼を倒す、などの内容を音信します。

「林鐘(りんしょう)」についてです。

主に二つの意味が有ります。

「中国音楽の十二律の一。基音の黄鐘(こうしょう)より七律高い音。日本音楽の十二律の黄鐘(おうしき)にあたる。」

「陰暦六月の異称」

以上です。

楽しんで頂けると嬉しいです。





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