このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
〜 雪月花 新撰組異聞 編 〜
〜 月夜のなかの桜達の宴 〜
〜 改訂版 〜
〜 後書き 〜
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ここからは後書きになります。
この物語は、「新撰組異聞 短編 其の55 月夜のなかの桜達の宴」の改訂版になる「雪月花 新撰組異聞 編 中編 6」の改訂版です。
改訂前の展開や雰囲気を出来るだけ残しながら改訂しました。
改訂前の物語を掲載するのは止めました。
以上の点、ご了承願います。
ここからは改訂前の後書きを加筆訂正して書きます。
この物語に登場する歌は二首あります。
「万葉集 第八巻 一四五六番」。
「この花の 一節のうちに 百種の 言ぞ隠れる おほろかにすな」
ひらがなの読み方は「このはなの ひとよのうちに ももくさの ことぞかくれる おほろかにすな」
作者は「藤原広嗣(ふじわらのひろつぐ)」
歌の意味は「この桜には沢山の言葉が込められています。だから、粗末にしないでください。」となるそうです。
原文は「此花乃 一与能内尓 百種乃 言曽隠有 於保呂可尓為莫」
藤原広嗣が娘子(をとめ)に桜の枝と一緒に贈った歌だそうです。
娘子(をとめ)が誰の事かは、現在確認は取れていないそうです。
この娘子(をとめ)からの返歌があります。
「万葉集 第八巻 一四五七番」
「この花の 一節のうちは 百種の 言持ちかねて 折らえけらずや」
ひらがなの読み方は「このはなの ひとよのうちは ももくさの こともちかねて おらえけらずや」
作者は「娘子(をとめ)」
歌の意味は「この桜の枝では沢山の言葉を持ちきれないので、このように折れてしまったのですね。」となるそうです。
原文は「此花乃 一与能裏波 百種乃 言持不勝而 所折家良受也」
物語に短歌を登場させたくて考えた物語です。
「雪月花」のシリーズを始めたので、物語を改訂して「雪月花 新撰組異聞 編 中編」で掲載しました。
井上源三郎さんは、近藤勇さんや土方歳三さんにとって、兄のような方だったようです。
この物語の井上源三郎さんは、土方歳三さんや斉藤一さんに敬語を使っています。
井上源三郎さんは、土方歳三さんと斉藤一さんより年上ですが、立場などを考えて敬語を使って話す設定にしました。
この物語は、沢庵を酒の肴にして飲んでいます。
沢庵は新撰組の人達の時代に既にあった食べ物です。
土方歳三さんは、特定のお店の沢庵が好きだと伝わっていますが、沢庵を酒の肴にして良く酒を飲んだと伝わっています。
楽しんで頂けると嬉しいです。
はじめに
本編
目次
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