このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
〜 雪月花 新撰組異聞 編 〜
〜 青嵐 をとめの姿しばしとどめむ 〜
〜 後書き 〜
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ここからは後書きになります。
旧暦にすると、初夏の物語になります。
現在の暦にすると、四月下旬から五月下旬の頃を想定した物語になります。
少しだけですが、ほのぼのとした沖田総司と鈴ちゃんです。
斉藤一さんはさり気なく二人の様子を気にしながら、一緒に居ます。
斉藤一さんの苦労は、もう暫く続きそうです。
ただ、斉藤一さん本人にとっては苦労のなかに入っていないように思います。
この物語に登場する歌は、「小倉百人一首 第十二番」及び「古今集」からの歌です。
「天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむ」
ひらがなの読み方ですが、「あまつかぜ くものかよひじ ふきとじよ をとめのすがた しばしとどめむ」となります。
意味は、「空吹く風よ、雲の中の天空への道を吹き閉ざしておくれ、美しい天女の姿を、もうしばらくとどめておきたいから」となるそうです。
作者は、「僧正遍昭(そうじょうへんじょう)」です。
ちなみに、「僧正」は、氏ではありません。
簡単に言うと、「僧尼を統括する最高位」を想像して頂けるとわかりやすいと思います。
「青嵐」ですが、「あおあらし」または、「せいらん」と読みます。
「初夏の青葉の頃に吹く爽やかな風。初夏の頃の青葉を吹き抜ける少し強めの風。」という意味です。
ここでは、「青嵐」をタイトルの音のイメージなどから「せいらん」と呼んでいます。
楽しんで頂けると嬉しいです。
はじめに
本編
目次
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