このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

〜 雪月花 新撰組異聞 編 〜


〜 桜遊戯 花よりほかに知る人もなし 〜


〜 後書き 〜


ここまで読んで頂いてありがとうございます。

ここからは後書きになります。

沖田総司さん達が京都に着てから約一年後の桜の季節を想定して書きました。

のどかで楽しい物語になるように書きました。

計画を考えた土方歳三さん、協力をした山南敬助さんと斉藤一さん、協力をしているけれど一部の計画を知らなかった藤堂平助さん、全く計画について知らない沖田総司さん、この様な関係になっています。

この物語では、藤堂平助さん本人の気が付いていない気持ちが少しだけ登場しています。

物語の中の百人一首の遊び方は、現在の百人一首を基準に書きました。

詳しい事は省きますが、当時と現在の百人一首の遊び方は違います。

以上の点、ご了承ください。

この物語に登場する歌は、「小倉百人一首 第六十六番」、及び、「金葉集」からです。

「もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし」

ひらがなの読み方は、「もろともに あはれとおもへ やまざくら はなよりほかに しるひともなし」です。

作者は、「前大僧正行尊(さきのだいそうじょうぎょうそん)」です。

意味は、「私があなたを愛おしく思うように、あなとも私を愛しく思ってくださいね。山桜よ、花のあなた以外に、私の心を知っている人はいないのですから。」となるそうです。

物語の中に番号だけで登場した「六十七番」の歌を書いておきます。

「春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ」です。

作者は「周防内侍」です。

「遊戯」は、「ゆうぎ」や「ゆげ」などと読みます。

「遊戯(ゆうぎ)」は、「遊び戯れること。遊び。」という意味です。

「遊戯(ゆげ)」は、「仏教用語で、心にまかせて自由自在に振舞うこと。遊び楽しむこと。楽しく思うこと。」などと言う意味があります。

この物語では、題名の読み方から考えて、「桜遊戯(さくらゆうぎ)」という呼び方で書きました。

楽しんで頂けると嬉しいです。





はじめに            本編  

目次


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