このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

〜 雪月花 新撰組異聞 編 〜


〜 百合の滴 心しなくは今日も経めやも 〜


〜 後書き 〜


ここまで読んで頂いてありがとうございます。

ここからは後書きになります。

この物語は、沖田総司さんが京の町に着て初めての夏を想定して書きました。

この時期の沖田総司さんは、大坂に出掛けるなど、いろいろな事を行っています。

百合の咲いている時期は、場所や気候によってかなり幅があります。

そのため、深く考えずに読んでください。

この物語に登場する歌は、「万葉集 第十八巻 四一一五番」です。

「さ百合花 ゆりも逢はむと 下延ふる 心しなくは 今日も経めやも」

ひらがなの読み方は、「さゆりばな ゆりもあはむと したはふる こころしなくは けふもへめやも」です。

作者は、「大伴家持(おおとものやかもち)」です。

歌の意味は、「百合といえば、ゆり(あとで)。後で逢えると期待できなければ、今日という日を過ごせなんかできません。」となるそうです。

原文は、「佐由利花 由利母相等 之多波布流 許己呂之奈久波 今日母倍米夜母」です。

「ゆり」は、「後で。後に。」という意味だそうです。

そこから「百合」を連想しているそうです。

天平感宝一年閏五月二十六日に、越中で大伴家持(おおとものやかもち)が詠んだ歌だそうです。

大伴家持が逢いたいと思っている方は、奈良に残してきた奥様[大伴坂上大嬢(おおとものさかのうえのおおいつらめ)]だそうです。

百合の花粉は、衣類に付くと、とても落ち難いです。

百合を見る時や花束にする時は気を付けてください。

楽しんで頂けると嬉しいです。





はじめに         本編  

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