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〜 雪月花 新撰組異聞 編 〜


〜 松の香り 常盤なる松のさ枝を我れは結ばな 〜


〜 改訂版 〜


登場人物

土方歳三、沖田総司、斉藤一、原田左之助、少女[美鈴・鈴]




「八千種の 花は移ろふ 常盤なる 松のさ枝を 我れは結ばな」

「万葉集 第二十巻 四五〇一番」より

作者:大伴家持(おおとものやかもち)




新しい年を迎えた。



冬から春に季節が変わった。



ここは、京の町。



暦は春になったが、毎日のように寒い日が続いている。



沖田総司達が京都に着てから、政治的に厳しい日々が続いていた。



正月の間は、物騒な事件も少なくなる。



新撰組の隊士達も穏やかな正月を過ごしている。



京の町は、正月の日付を重ねる間に、普段どおりの生活が戻りつつある。

屯所内の雰囲気も、普段どおりに戻りつつある。



ここは、屯所。



縁。



沖田総司は寂しく居る。

原田左之助も寂しく居る。



沖田総司は原田左之助に寂しく話し出す。

「餅つきも、七種粥も、終わってしまいましたね。」

原田左之助は沖田総司に残念な表情で頷いた。

沖田総司は原田左之助に残念に話し出す。

「楽しい出来事はないでしょうか?」

原田左之助は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司には良い出来事があるだろ。」

沖田総司は原田左之助を不思議な表情で見た。

原田左之助は沖田総司に微笑んで話し出す。

「正月の時は、あの子に僅かな時間しか逢えなかったのだろ。正月の行事は落ち着いた。あの子に普段どおりに逢えるだろ。」

沖田総司は原田左之助を不思議な表情で見ている。

原田左之助は沖田総司に微笑んで話し出す。

「“総司さん”、と呼ぶ女の子だよ。」

沖田総司は原田左之助の腕を掴むと、原田左之助に赤面して慌てて話し出す。

「原田さん! もしかして、彼女に逢ったのですか?!」

原田左之助は沖田総司に困惑して話し出す。

「総司の許しがないのに、勝手に逢わないよ。」

沖田総司は原田左之助の腕を掴んで、原田左之助に赤面して慌てて話し出す。

「彼女に逢っていないのに、何故、私の呼び名を知っているのですか?!」

原田左之助は沖田総司に困惑して話し出す。

「山南さんはあの子に逢った時があるのだろ。」

沖田総司は原田左之助の腕を掴んで、原田左之助を赤面して疑惑の表情で見た。

原田左之助は困惑して辺りを見た。



斉藤一が一人で普通の歩く姿が見える。



原田左之助は沖田総司を見ると、沖田総司に慌てて話し出す。

「総司! 斉藤が歩いているぞ!」

沖田総司は原田左之助の手を掴んで、辺りを赤面して笑顔で見た。



沖田総司は原田左之助の腕を掴んで、斉藤一を笑顔で赤面して見た。



沖田総司の原田左之助の腕を掴む力で僅かに弱まった。



原田左之助は沖田総司から素早い動きで離れた。



沖田総司は原田左之助を見ると、原田左之助に慌てて赤面して話し出す。

「原田さん!」



原田左之助は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司〜 再び逢おう〜」



沖田総司は原田左之助に赤面して慌てて話し出す。

「原田さん! 話の途中です! 逃げないでください!」



原田左之助は微笑んで素早く走り出した。



沖田総司は原田左之助の姿を納得のいかない表情で見た。



沖田総司の後ろから、斉藤一の普通の声が聞こえた。

「総司。何をしている。」



沖田総司は斉藤一を怪訝な様子で見た。



斉藤一は普通に居る。



沖田総司は斉藤一に怪訝な様子で話し出す。

「斉藤さん。原田さんは鈴ちゃんに逢った時がないですよね。理由は分かりませんが、原田さんが、鈴ちゃんの私の呼び名を知っていました。原田さんの言動が怪しいです。」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「原田さんは、総司と美鈴さんが逢う時に、偶然に近くに居て、聞いたかも知れない。」

沖田総司は斉藤一を納得のいかない表情で見た。

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司。小正月までに行うと、楽しい気分になるものがある。」

沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。

「斉藤さん。教えてください。」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「松湯。」

沖田総司は斉藤一に笑顔で話し出す。

「松湯! 良いですね!」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は斉藤一に笑顔で話し出す。

「近藤さんと土方さんに、松湯に浸かる相談をします!」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。



沖田総司は笑顔で走り出した。



斉藤一は沖田総司の姿を普通の表情で見た。



沖田総司の姿は直ぐな見えなくなった。



斉藤一は普通に居なくなった。



翌日の事。



新撰組は松湯の用意を決めた。



ここは、屯所。



一室。



斉藤一は普通に居る。



沖田総司は部屋の中に笑顔で入ってきた。



斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は斉藤一に笑顔で話し出す。

「斉藤さん! 松湯に浸かれます!」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は斉藤一に笑顔で話し出す。

「松湯の用意が決まったのは、私が近藤さんや土方さんに話したからですよね!」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は斉藤一に笑顔で話し出す。

「松湯に浸ってゆっくりと過ごす日が楽しみですね!」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は斉藤一に笑顔で話し出す。

「鈴ちゃんに報告も兼ねて逢いに行きます!」

斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。



沖田総司は部屋を笑顔で行った。



少し後の事。



ここは、沖田総司と少女の良く訪れる寺。



本堂。



沖田総司は笑顔で居る。

少女は微笑んで居る。



沖田総司は少女に笑顔で話し出す。

「小正月までに松湯の用意が決まったんだ!」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「良かったですね。」

沖田総司は少女に笑顔で話し出す。

「私が近藤さんや土方さんに松湯に浸かりたいと話したんだ!」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「みなさん。総司さんに感謝していると思います。」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「みんなは、私が近藤さんや土方さんに相談した言動を知らないと思うよ。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さんが、上役さんに相談をしたから、松湯の用意が決まりました。総司さん。凄いです。」

沖田総司は少女に恥ずかしく話し出す。

「近藤さんと土方さんは、私の上役だけど、試衛館に居た頃から一緒だったんだ。他の人達は分からないけれど、私は近藤さんや土方さんとは以前と変わらずに話す時が多いよ。」

少女は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「私は、試衛館で稽古をしている時に“指南免許”を取得したんだ。近藤さんは、当然に“指南免許”を取得しているけれど、土方さんは、“指南免許”を取得していないんだ。」

少女は沖田総司を不思議な様子で見た。

沖田総司は少女に笑顔で話し出す。

「“指南免許”は、天然理心流では、一番上の資格なんだ。“指南免許”は、“免許皆伝”のような資格だよ。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。本当に凄いです。」

沖田総司は少女を恥ずかしく見た。

少女は沖田総司を微笑んで見た。



暫く後の事。



ここは、屯所。



出入り口付近。



沖田総司は笑顔で帰ってきた。



土方歳三が微笑んで来た。



沖田総司は土方歳三を笑顔で見た。

土方歳三は沖田総司の後ろを微笑んで見た。

沖田総司は後ろを不思議な様子で見た。



斉藤一が普通に居る。



沖田総司は斉藤一から怪しい表情で少し離れた。



土方歳三と沖田総司の距離が少し近付いた。



土方歳三は沖田総司の腕を掴むと、斉藤一に微笑んで話し出す。

「斉藤。ありがとう。」

斉藤一は土方歳三を普通の表情で見た。

沖田総司は土方歳三と斉藤一に少し強い調子で話し出す。

「土方さん! 斉藤さん! 私を謀りましたね!」

土方歳三は沖田総司の腕を掴んで、沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司。人聞きの悪い内容を話さないでくれ。」

斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。

「総司から俺に近寄って、総司から俺に距離を取った。誤解する内容を話すな。」

沖田総司は土方歳三と斉藤一を納得いかない表情で見た。

土方歳三は沖田総司の腕を掴んで、沖田総司と斉藤一に微笑んで話し出す。

「俺は、総司の上役だが、指南免許を取得していなかった。」

沖田総司は土方歳三を怪訝な表情で見た。

土方歳三は沖田総司の腕を掴んで、沖田総司と斉藤一に微笑んで話し出す。

「俺は、総司と違い指南免許を取得していない、総司に疑われる、鬼、酷い人物、らしいな。総司に俺は優しい人物だと思い直して欲しくて、良い言動をしたいと思った。」

沖田総司は土方歳三を怪訝な表情で見ている。

土方歳三は沖田総司の腕を掴んで、沖田総司に微笑んで話し出す。

「松湯の一番風呂に浸かれるようにする。歌も教える。」

沖田総司は土方歳三を怪訝な表情で見ている。

土方歳三は沖田総司の腕を掴んで、沖田総司と斉藤一を微笑んで見た。

斉藤一は土方歳三に普通の表情で頷いた。

沖田総司は土方歳三を怪訝な表情で見ている。



土方歳三は沖田総司の腕を掴んで、微笑んでき出した。

沖田総司は土方歳三に腕を掴まれて、怪訝な表情で歩き出した。

斉藤一は普通に歩き出した。



数日後の事。



今日は屯所で松湯に浸かる第一日目になる。



全ての隊士が一日に松湯に浸かれないため、数日に分けて浸かる。



ここは、屯所。



縁。



沖田総司は笑顔で歩いている。



沖田総司は歩きながら、笑顔で声を出した。

「今夜は松湯〜! 一番風呂〜! 楽しみだな〜!」



沖田総司は笑顔で歩いた。



少し後の事。



ここは、沖田総司と少女の良く訪れる寺。



本堂。



沖田総司は笑顔で居る。

少女は微笑んで居る。



沖田総司は少女に笑顔で話し出す。

「今日は松湯に浸かる日なんだ! 松湯の一番風呂に浸かれるんだよ!」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「良かったですね。」

沖田総司は少女に笑顔で頷いた。

少女は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃんの家も松湯に浸かる日はあるのかな?」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「小正月までに松湯に浸かる予定です。」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「楽しみだね。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「はい。」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「松の内と松湯にちなんで、松を詠んだ歌を覚えたんだ。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さんの覚えた松を詠んだお歌。知りたいです。」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「“八千種の 花は移ろふ 常盤なる 松のさ枝を 我れは結ばな”。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「万葉集に掲載されたお歌ですね。」

沖田総司は少女に微笑んで頷いた。

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「総司さん。」

沖田総司は少女を微笑んで見た。

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「何もありません。」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「私に遠慮は要らないよ。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「松の枝を結んで幸せを祈る風習があるそうです。一緒に松の枝を結びたいと思いました。」

沖田総司は少女に微笑んで話し出す。

「和尚さんの許しをもらって、境内の松の枝を結ぼう。」

少女は沖田総司に微笑んで話し出す。

「はい。」

沖田総司は少女を微笑んで見た。



沖田総司は本堂から微笑んで出て行った。

少女も本堂から微笑んで出て行った。



少し後の事。



ここは、沖田総司と少女の良く訪れる寺。



松の木の前。



沖田総司は微笑んで来た。

少女も微笑んで来た。



沖田総司は松の小枝を微笑んで持った。

少女は沖田総司を微笑んで見た。

沖田総司は松の小枝を持ち、少女を見ると、少女に微笑んで話し出す。

「鈴ちゃん。一緒に松の枝を持って。」

少女は松の枝を微笑んで持った。

沖田総司と少女は、松の枝を微笑んで結んだ。



暫く後の事。



ここは、屯所。



庭。



沖田総司は笑顔で来た。



屯所内では、松湯の準備が始まっている。



沖田総司は松湯の準備を嬉しく見た。



暫く後の事。



ここは、屯所。



松湯の準備が整った。



沖田総司の明るい大きな声が響き渡った。

「松湯の一番風呂〜!! 嬉しいな〜!! 明日も松湯の一番風呂〜!!」



「八千種の 花は移ろふ 常盤なる 松のさ枝を 我れは結ばな」

沖田総司と少女が結んだ松の枝。

幸せになるように願いを込めた松の枝。

松の葉を使う松湯。

沖田総司の想いと少女の想いが、松に届くように願う。

新しい年の日々は、松への願いと共にゆっくりと過ぎていく。




*      *      *      *      *      *




ここからは後書きになります。

この物語は既に掲載している物語の改訂版です。

改訂前の物語の展開や雰囲気を出来るだけ残して改訂しました。

改訂前の物語を掲載するのは止めました。

以上、ご了承願います。

ここからは改訂前の後書きを加筆訂正して書きます。

この物語に登場する歌は「万葉集 第二十巻 四五〇一番」

「八千種の 花は移ろふ 常盤なる 松のさ枝を 我れは結ばな」

ひらがなの読み方は「やちぐさの はなはうつろふ ときはなる まつのさえだを われはむすばな」

作者は「大伴家持(おおとものやかもち)」

歌の意味は、「もろもろの花は色あせてしまいます。いつまでも色あせない松の枝を私たちは結びましょう。」となるそうです。

原文は「夜知久佐能 波奈波都呂布 等伎波奈流 朝都能左要太乎 和礼波牟須婆奈」

松の枝を結ぶ事で、幸せを祈る風習があったようです。

天平宝文二年(758年)二月に、中臣清麻呂(なかとみのきよまろ)の邸宅で行われた宴席での歌です。

「風呂」についてです。

江戸時代には銭湯をたくさんの人達が利用していました。

ただし、現在とは違い「蒸し風呂」のようになっていたそうです。

「戸棚風呂」と呼ばれる形だったそうです。

熱くなっている小石の上に水を掛けて蒸気を出していたそうです。

浴槽には膝の高さほどのお湯しかありませんでした。

下半身はお湯に浸して、上半身は小石から出る蒸気で温めていたそうです。

蒸気が逃げないようにするために、「石榴口(ざくろぐち)」という物が考えられたそうです。

簡単な説明ですが、天井から低く板を下げて、蒸気を逃げないようにしていました。

お風呂に入る人達はこの板をくぐって、風呂場の中へと入っていったそうです。

現在でいう「風呂」に近い、深く浸かる「風呂」は、江戸時代の「慶長年間の末頃」に出来たそうです。

「据え風呂」というそうです。

井戸水などから沸かすお風呂だったそうです。

一般の庶民の家に広まったそうです。

普及していたのは「鉄砲風呂」や「五右衛門風呂」だったそうです。

「鉄砲風呂」は、簡単に言うと、鉄の筒に燃えている薪を入れてお湯を温める風呂です。

鉄の筒でやけどをしないように、筒を遮るように柵で防護していたそうです。

この形の風呂は、江戸で主流になっていたそうです。

「五右衛門風呂」は、簡単に言うと、下の鉄釜を熱して温める風呂です。

こちらはやけどをしないように、「釜板、兼、底板」を下に敷いて風呂に入ったそうです。

この形の風呂は、関西で主流になっていたそうです。

「松湯(まつゆ)」についてです。

「松」は「神の憑く代」として考えられてきました。

そのため、「松」は神様が天から降りてこられる木として考えられていたことになります。

お正月に「門松」を飾るのも、そういう事が理由になっているそうです。

「松」に含まれる製油成分には、皮膚を刺激する作用があり、血行が促進されるそうです。

「松」の成分の関係で、松湯に入ると血行が循環します。

神経痛、リウマチ、肩こり、腰痛などに効果があると言われています。

松の芳香に含まれる成分は、疲労を軽くしてくれる効果もあります。

松の香りから、ストレス解消の効果もあります。

「松湯」の作り方です。

「松湯」には、「松の葉」だけを使います。

「松の葉」には、製油成分がたくさん含まれているそうです。

「松の葉」を生のまま使います。

「松」の樹脂が残らないように、ぬるま湯で丁寧に洗い落とします。

一番簡単な方法は、この洗い落とした「松の生葉」を、そのままお風呂に入れます。

別な方法を書きます。

樹脂を洗い落とした「松の生葉」を、200gからもう少しだけ多い量を水の状態から入れて、15〜20分ほど鍋などで煮出します。

煮出し終わったら、布でこして、煮汁だけをお風呂に入れます。

松湯に入っているという雰囲気を出すために、松の葉をお風呂に入れる事もあります。

この物語の補足です。

この物語の中で、沖田総司さんが指南免許の資格を取得したと話す場面があります。

簡単になりますが、「天然理心流」の免許は六段階あります。

下の免許から順に、「切紙」→「目録」→「中極位目録」→「免許」→「印可」→「指南免許」となります。

近藤勇さんは当然に「指南免許」を取得しています。

沖田総司さんも「指南免許」を取得しています。

近藤勇さんは若い内に「指南免許」を取得したと言われています。

優秀な方だと分かります。

沖田総司さんは二十歳前に稽古の指南をしているようなので、その時点では既に「指南免許」を取得していたようです。

年齢的にも年数的にも近藤勇さんより早く「指南免許」を取得した事になります。

そこからも沖田総司さんの剣に関する才能や優秀さが分かると思います。

土方歳三さんは「指南免許」を取得している様子はないようです。

土方歳三さんは、剣の腕から見て、「切紙」以上の免許を取得していると思います。

「小正月(こしょうがつ)」についてです。

簡単に説明します。

「一月七日」までの「松の内(まつのうち)」を「大正月」というのに対し、「一月十五日」を「小正月」と言います。

本来は「小正月」までを「松の内」と言うそうです。

この物語は「陰暦」が基になっているので、「一月七日」も「一月十五日」も「陰暦」になります。

楽しんで頂けると嬉しいです。





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