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〜 雪月花 新撰組異聞外伝 編 〜
〜 大暑の頃 鎌倉の見越しの崎 〜
〜 後書き 〜
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ここからは後書きになります。
藤田五郎さんと敬一君の二人で、鎌倉に一泊旅行をした物語です。
この物語ですが、藤田五郎さんと敬一君の二人で、既に旅行に行った事があるという設定になっています。
その時の物語は、「新撰組異聞外伝 大暑の頃」がもとになっています。
藤田五郎さんと敬一君が鉄道(陸蒸気[おかじょうき])に乗っている場面が登場します。
藤田五郎さんや敬一君が旅行をしている設定の頃には、既に鉄道は走っていました。
東京(新橋)と横浜の間は鉄道が通っていたようです。
その区間以外の路線については確認が取れませんでした。
確認がとれなかった関係で、詳しい事は書いていません。
鎌倉の中では、歩いたりできる範囲の場所が登場しています。
この物語に登場する歌は、「万葉集 第十四巻 三三六五番」からの歌です。
「鎌倉の 見越しの崎の 岩崩の 君が悔ゆべき 心は持たじ」
ひらがなの読み方は、「かまくらの みごしのさきの いはくえの きみがくゆべき こころはもたじ」です。
作者は、「詠み人知らず」です。
意味は、「鎌倉の見越しの崎の岩が崩れるような、あなたが悔やむような、そんな気持ちを私は持ちませんわ。」となるそうです。
原文は、「麻久良乃 美胡之能吉能 伊波久叡乃 伎美我久由倍伎 己許呂波母多自」となります。
「見越しの崎(みごしのさき)」は、「鎌倉」の「稲村ガ崎(いなむらがさき)」と言われているそうです。
ただし、「腰越の崎(こしごえのさき)」や「長谷の御輿が巌(はせのみこしがいわ)」などという説もあるそうです。
この物語では、「稲村ガ崎」として物語を書きました。
「大暑」ですが、「たいしょ」と読みます。
二十四節気の一つです。
楽しんで頂けると嬉しいです。
はじめに
前編
後編
目次
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