このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

〜 雪月花 新撰組異聞外伝 編 〜


〜 大暑の頃 鎌倉の見越しの崎 〜


〜 後書き 〜


ここまで読んで頂いてありがとうございます。

ここからは後書きになります。

藤田五郎さんと敬一君の二人で、鎌倉に一泊旅行をした物語です。

この物語ですが、藤田五郎さんと敬一君の二人で、既に旅行に行った事があるという設定になっています。

その時の物語は、「新撰組異聞外伝 大暑の頃」がもとになっています。

藤田五郎さんと敬一君が鉄道(陸蒸気[おかじょうき])に乗っている場面が登場します。

藤田五郎さんや敬一君が旅行をしている設定の頃には、既に鉄道は走っていました。

東京(新橋)と横浜の間は鉄道が通っていたようです。

その区間以外の路線については確認が取れませんでした。

確認がとれなかった関係で、詳しい事は書いていません。

鎌倉の中では、歩いたりできる範囲の場所が登場しています。

この物語に登場する歌は、「万葉集 第十四巻 三三六五番」からの歌です。

「鎌倉の 見越しの崎の 岩崩の 君が悔ゆべき 心は持たじ」

ひらがなの読み方は、「かまくらの みごしのさきの いはくえの きみがくゆべき こころはもたじ」です。

作者は、「詠み人知らず」です。

意味は、「鎌倉の見越しの崎の岩が崩れるような、あなたが悔やむような、そんな気持ちを私は持ちませんわ。」となるそうです。

原文は、「麻久良乃 美胡之能吉能 伊波久叡乃 伎美我久由倍伎 己許呂波母多自」となります。

「見越しの崎(みごしのさき)」は、「鎌倉」の「稲村ガ崎(いなむらがさき)」と言われているそうです。

ただし、「腰越の崎(こしごえのさき)」や「長谷の御輿が巌(はせのみこしがいわ)」などという説もあるそうです。

この物語では、「稲村ガ崎」として物語を書きました。

「大暑」ですが、「たいしょ」と読みます。

二十四節気の一つです。

楽しんで頂けると嬉しいです。





はじめに       前編       後編

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