このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

新撰組異聞 〜 桜月 福禄寿の咲く頃 〜


〜 後書き 〜


ここまで読んで頂いて、ありがとうございます。

ここからは後書きになります。

「新撰組異聞」では、剣を使う場面、稽古の場面、人に乱暴する場面は、あまり登場しません。

逆に、「新撰組異聞外伝」では、主に稽古の場面になりますが、何作も登場しています。

今回の「新撰組異聞」は、稽古の場面が登場します。

沖田総司さんですが、稽古の師範を良くサボっては、子供達と遊んでいたと言われています。

後は、沖田総司さんの稽古は厳しかったとも言われています。

それは、子供に対しても同じで、厳しい稽古をしていたようです。

沖田総司さんは、天才的な剣の才能を持っている人だと伝えられています。

だからこそ、剣の腕や稽古の内容や戦い方など、剣の事に関しては、他の人との隔たりが、かなりあったと思います。

ここに沖田総司さんが厳しい稽古をしていた理由の一つが、あったのかもしれません。

しかし、それとは逆に、そんなに厳しい稽古ではないと言う話しも聞いた事があります。

もしかしたら、歳を重ねるうちに考え方が変わってきて、稽古の対応がかわってきたのかもしれません。

山南敬助さんや斉藤一さんが、沖田総司さんと鈴ちゃんの事を心配していろいろとやっています。

土方歳三さんも山南敬助さんや斉藤一さんの行動については、気が付いているのか、それとも気が付いていないのか、わからない行動をしています。

何が起こったのかは、想像してみてください。

この物語に、八重桜が登場します。

本当は他の八重桜の名前で物語を書いていました。

その八重桜は名前も物語のイメージもあっていたのですが、「福禄寿」の方が、沖田総司さんが鈴ちゃんにあげる桜としては良い名前かなと考えて、タイトルにもあげる八重桜にも「福禄寿」を使いました。

「福禄寿」ですが、「ふくろくじゅ」と読みます。

淡いピンクの色をした八重桜です。

ちなみに、「福禄寿」ですが、「七福神」のなかの神様です。

七福神のなかで「福禄を授ける神」として信仰されています。

「桜月」ですが、「さくらづき」と読みます。

「陰暦三月の異称」です。

楽しんで頂けると嬉しいです。





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