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新撰組異聞 〜 初見草 〜
〜 後書き 〜
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ここからは後書きになります。
この物語は、「新撰組異聞 短編 初見草」の改訂版です。
掲載当初は「新撰組異聞 中編」がなかった事と、「中編」長さに該当していないと思っていたため、「新撰組異聞 短編」に掲載していました。
後々確認したら、僅かですが長めの物語となっていました。
そのため、物語の雰囲気や展開を残しながら改訂して、中編として掲載し直す事にしました。
改訂前の短編の物語を掲載するのは止めました。
以上の点、ご了承願います。
ここからは改訂前の後書きを加筆訂正しながら書いていきます。
藤堂平助さんと山南敬助さんは、北辰一刀流の同門だったそうです。
山南敬助さんと藤堂平助さんは、同じ時期に試衛館に在籍していました。
ただ、どちらが先に試衛館の食客となったのか、どれくらい後に試衛館の食客になったのか、はっきりとはわかりませんでした。
後は、山南敬助さんと藤堂平助さんは、いつから知り合いだったのかも、はっきりとはわかりませんでした。
山南敬助さんも藤堂平助さんも、試衛館に在籍中に京に向かいました。
京に到着してからも、近藤勇さんをはじめとする試衛館の人達と共に行動していました。
壬生浪士組と名乗る前から活動していた、新撰組初期の頃からの人達となります。
後々の事になりますが、山南敬助さんも藤堂平助さんも、新撰組を抜けます。
そして、二人共に新撰組を抜けた事が原因となり亡くなります。
山南敬助さんは近藤勇さんや土方歳三さんとの考えた方の違いから悩み始めます。
ある春の日の事となりますが、新撰組を勝手に抜けてしまいました。
この事が原因となり、切腹をして亡くなります。
藤堂平助さんは、山南敬助さんの亡くなった後の出来事になりますが、伊東甲子太郎さんと共に、御陵衛士として活動するために、新撰組を抜ける事になります。
藤堂平助さんが新撰組を抜けた理由の一つに、山南敬助さんの切腹があったと言われています。
そう考えると、山南敬助さんと藤堂平助さんは、試衛館入門以前からの知り合いという説があるのも、不思議ではないと思いました。
藤堂平助さんは、同じ北辰一刀流の伊東甲子太郎さんの道場にも、入門していたそうです。
伊東甲子太郎さんは、藤堂平助さんの誘いもあって、途中から新撰組に参謀として参加します。
藤堂平助さんも、山南敬助さんの切腹の件では、いろいろと考える事もあったと思います。
沖田総司さんも、山南敬助さんの切腹での件では、いろいろと悩んだり考えたりする事はあったと思います。
ただ、沖田総司さんの性格や行動から考えると、山南敬助さんが切腹するとわかった時も、介錯の依頼の話を聞いた時も、介錯人を受けた時も、介錯をした後も、みんなの前では、いつもと同じく明るい姿を見せていたと思います。
勘の鋭い人や沖田総司さんを古くから知っている人は、沖田総司さんを見ていて、思う事や考える事はあったのかも知れません。
伊東甲子太郎さんや藤堂平助さんが、御陵衛士として活動するために、新撰組を抜けた時は、表面上は円満に抜けています。
そして、御陵衛士には、斉藤一さんも一緒に加わりました。
この御陵衛士をめぐる出来事が、後々にたくさんの悲劇を生む事になります。
話しは変わりますが、本やドラマや映画などでは、藤堂平助さんは沖田総司さんより年上として扱われている事が多いです。
しかし、現在、知られている説では、藤堂平助さんは沖田総司さんより年下で、斉藤一さんと藤堂平助さんは同じ歳となっています。
もう一つの説では、沖田総司さん、斉藤一さん、藤堂平助さんは、同じ歳となります。
「新撰組異聞」のなかでは、沖田総司さんは、斉藤一さんと藤堂平助さんより年上となっています。
斉藤一さんと藤堂平助さんは、同じ年齢となっています。
沖田総司さんは斉藤一さんが年下という事を知っているという設定になっています。
藤堂平助さんは、斉藤一さんの年齢を含めて、ほとんど知らないという設定になっています。
沖田総司さんと斉藤一さんと藤堂平助さんは、三人の性格などからこのような感じになっています。
沖田総司さんは、山南敬助さんの事や鈴ちゃんの事で、いろいろと悩んでいる物語です。
「初見草」ですが、「はつみぐさ」と読みます。
「萩」の別名です。
「萩」といえば、「秋の七草」の一つです。
ちなみに、「秋の七草」は、「萩(正確には、山萩[やまはぎ→萩の一種類])、桔梗、葛(くず)、撫子、尾花(おばな。薄[すすき]の事。)、女郎花(おみなえし)、藤袴。」となっています。
楽しんで頂けると嬉しいです。
はじめに
前編
後編
目次
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