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新撰組異聞 〜 白木蓮にて 〜
〜 第三版 〜
ここは、京の町。
美雪太夫という名前の人気太夫が居る。
美雪太夫は、雪のように美しく、穏やかな性格。
美雪太夫は、最高の太夫、天女、と讃える人がいる。
近藤勇が、美雪太夫を身請けすると決まった。
近藤勇は壬生狼と恐れられ嫌われる新撰組の局長。
天女と讃えられる美雪太夫を、壬生狼の近藤勇が身請けする、と噂する人達がいる。
美雪太夫は近藤勇に身請けされて、お雪の名前に戻った。
近藤勇がお雪の住む場所を用意した。
お雪の新しい生活が始まった。
日々が過ぎた。
今は春。
ここは、お雪の住む家。
近藤勇が訪ねている。
一室。
近藤勇は微笑んで居る。
お雪も微笑んで居る。
近藤勇はお雪に微笑んで話し出す。
「任務が忙しくて、お雪と過ごす時間が少ない。申し訳ない。」
お雪は近藤勇に微笑んで話し出す。
「近藤先生の元気な姿を確認できるだけで嬉しいです。私の心配はしないでください。」
近藤勇はお雪に微笑んで話し出す。
「お雪。楽しく出掛けているのか?」
お雪は近藤勇に微笑んで話し出す。
「家で過ごす時間が多いので、出掛ける時間は少ないです。」
近藤勇はお雪に心配して話し出す。
「家の中で長い時間を過ごすと寂しいだろ。」
お雪は近藤勇に微笑んで話し出す。
「今迄も家の中で長い時間を過ごしていました。寂しくありません。」
近藤勇はお雪を微笑んで見た。
お雪も近藤勇を微笑んで見た。
数日後の事。
ここは、お雪の住む家。
土方歳三が訪ねている。
一室。
土方歳三は微笑んで居る。
お雪も微笑んで居る。
土方歳三はお雪に微笑んで話し出す。
「お雪さん。突然ですが、お雪さんの都合が悪くなければ、私と出掛けて頂けませんか?」
お雪は土方歳三に微笑んで軽く礼をした。
土方歳三はお雪を微笑んで見た。
少し後の事。
ここは、白木蓮が見られる場所。
白木蓮の木に葉は無く、綿毛に包まれているようなつぼみがたくさん有る。
白木蓮がつぼみのためか、人の姿はほとんど見えない。
土方歳三は微笑んで来た。
お雪も微笑んで来た。
土方歳三はお雪に微笑んで話し出す。
「少し早いですが、お雪さんに見て欲しいと思った場所です。」
お雪は白木蓮を微笑んで見た。
土方歳三はお雪を微笑んで見た。
お雪は土方歳三を見ると、土方歳三に微笑んで話し出す。
「白木蓮のつぼみがたくさん有りますね。少し経つと白木蓮の花が咲きますね。たくさんの白木蓮の花が咲く時は綺麗だと思います。教えて頂いてありがとうございます。」
土方歳三はお雪に微笑んで話し出す。
「喜んで頂けて嬉しいです。」
お雪は土方歳三を微笑んで見た。
土方歳三はお雪に微笑んで話し出す。
「白木蓮の花は綺麗ですよね。お雪さんのために存在する花だと思います。」
お雪は土方歳三に微笑んで話し出す。
「私を白木蓮の花に喩えて頂けて嬉しいです。ありがとうございます。」
土方歳三はお雪を微笑んで見た。
お雪は土方歳三に微笑んで話し出す。
「土方先生。此処の場所の来たのは、私に白木蓮がたくさん咲く場所を教える以外の理由がありませんか?」
土方歳三はお雪に微笑んで話し出す。
「さすがお雪さんです。お雪さんは、京で一番の太夫、天女、と讃えられた最高の女性です。お雪さんを口説きたいと想い続けていました。お雪さんを口説くために、白木蓮がたくさん咲く場所に来ました。」
お雪は土方歳三に不思議な様子で話し出す。
「私は近藤先生に身請けされた身です。私を口説いて良いのですか?」
土方歳三はお雪に微笑んで話し出す。
「普通に考えたら、良くないと思います。」
お雪は土方歳三を心配して見た。
土方歳三はお雪に微笑んで話し出す。
「俺を心配してくれるのですね。嬉しいです。」
お雪は土方歳三を心配して見ている。
土方歳三はお雪に微笑んで話し出す。
「此処の場所に咲く白木蓮の花に守られながら、俺とお雪さんだけで過ごしたいです。」
お雪は土方歳三に微笑んで話し出す。
「私は近藤先生に身請けされた身です。私に言い寄る方と逢えません。土方先生が私に言い寄る状況を続けるのならば、更に逢えません。」
土方歳三はお雪に寂しく話し出す。
「俺が相手では不服ですか?」
お雪は土方歳三に申し訳なく話し出す。
「土方先生は立派な方です。土方先生への不服はありません。私のために、近藤先生と土方先生の仲を壊せません。」
土方歳三はお雪に寂しく話し出す。
「此処の場所に咲く白木蓮の花に守られながら、俺とお雪さんだけで過ごすのは無理なのですね。俺の夢は叶わないのですね。」
お雪は土方歳三に申し訳なく礼をした。
土方歳三はお雪に寂しく話し出す。
「お雪さんの言う通りです。俺は諦める方法しか残っていませんね。」
お雪は土方歳三に申し訳なく礼をした。
土方歳三はお雪に微笑んで話し出す。
「さすがお雪さんです。物凄く残念ですが、物凄く安心しました。」
お雪は土方歳三を不思議な様子で見た。
土方歳三はお雪に微笑んで話し出す。
「お雪さん。帰りましょう。送っていきます。」
お雪は土方歳三に微笑んで話し出す。
「よろしくお願いします。」
土方歳三はお雪に微笑んで頷いた。
土方歳三は微笑んで歩き出した。
お雪も微笑んで歩き出した。
数日後の事。
ここは、京の町。
白木蓮のつぼみが開き始めた、白木蓮の花が咲いている、との話題を聞くようになった。
ここは、屯所。
近藤勇の部屋。
近藤勇は普通に居る。
文が机の上に置いてある。
斉藤一は普通に訪ねてきた。
近藤勇は斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤。忙しいのに部屋に読んで悪い。」
斉藤一は近藤勇に普通の表情で軽く礼をした。
近藤勇は斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤。お雪に文を届けて欲しい。」
斉藤一は近藤勇に普通の表情で軽く礼をした。
近藤勇は文を取ると、斉藤一に文を微笑んで差し出した。
斉藤一は近藤勇から文を普通に受け取った。
近藤勇は斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤。いろいろと頼む。」
斉藤一は文を持ちながら、近藤勇に普通の表情で軽く礼をした。
近藤勇は斉藤一を微笑んで見た。
斉藤一は文を懐に普通に仕舞った。
斉藤一は部屋を普通に出て行った。
少し後の事。
ここは、お雪の住む家。
一室。
斉藤一は普通に居る。
お雪は微笑んで居る。
斉藤一の懐には文が有る。
斉藤一は懐から文を取ると、お雪に普通に差し出した。
お雪は斉藤一から文を受け取ると、斉藤一に微笑んで話し出す。
「文の返事が必要かも知れません。少しお待ちください。」
斉藤一はお雪に普通の表情で軽く礼をした。
お雪は文を微笑んで読んだ。
斉藤一はお雪を普通の表情で見た。
少し後の事。
ここは、お雪の家。
一室。
斉藤一はお雪を普通の表情で見ている。
お雪は文を微笑んで読んでいる。
お雪は文を微笑んで読み終えた。
斉藤一はお雪を普通の表情で見ている。
お雪は文を持ちながら、斉藤一に微笑んで話し出す。
「文の返事を書きます。近藤先生に渡して頂けますか?」
斉藤一はお雪に普通の表情で軽く礼をした。
お雪は文を持ちながら、斉藤一に微笑んで話し出す。
「文の返事を書き終わった後に、出掛けたい所があります。」
斉藤一はお雪に普通に話し出す。
「必要な時は供をします。遠慮せずに言ってください。」
お雪は文を持ちながら、斉藤一に微笑んで話し出す。
「一人で出掛けるのは寂しいのですが、斉藤様を誘って良いのか悩んでいました。嬉しいです。ありがとうございます。」
斉藤一はお雪に普通の表情で軽く礼をした。
お雪は文を持ちながら、斉藤一に微笑んで話し出す。
「文の返事を書きます。」
斉藤一はお雪に普通の表情で軽く礼をした。
お雪は文を持ちながら、部屋を微笑んで出て行った。
少し後の事。
ここは、お雪の住む家。
一室。
斉藤一は普通に居る。
お雪は文を持ちながら、部屋の中に微笑んで入ってきた。
斉藤一はお雪を普通の表情で見た。
お雪は斉藤一に文を差し出すと、斉藤一に微笑んで話し出す。
「お願いします。」
斉藤一はお雪から文を普通の表情で受け取った。
お雪は斉藤一に微笑んで話し出す。
「別な用件もお願いします。」
斉藤一は文を懐に仕舞うと、お雪に普通の表情で軽く礼をした。
お雪は斉藤一を微笑んで見た。
斉藤一はお雪を普通の表情で見た。
少し後の事。
ここは、白木蓮が見られる場所。
たくさんの白木蓮の花が綺麗に咲いている。
辺りに人の姿は見えない。
斉藤一は普通に来た。
お雪は微笑んで来た。
斉藤一の懐には、文が有る。
お雪は白木蓮を微笑んで見た。
斉藤一はお雪と白木蓮を普通の表情で見た。
お雪は斉藤一を見ると、斉藤一に微笑んで話し出す。
「白木蓮がつぼみの頃に、初めて来ました。今日は二回目です。」
斉藤一はお雪を普通の表情で見た。
お雪は斉藤一に微笑んで話し出す。
「初めて来た時も二人でした。誰と来たと思いますか?」
斉藤一はお雪を普通の表情で見ている。
お雪は斉藤一に微笑んで話し出す。
「土方先生と来ました。」
斉藤一はお雪を普通の表情で見ている。
お雪は斉藤一に微笑んで話し出す。
「土方先生は凄い方ですね。」
斉藤一はお雪を普通の表情で軽く礼をした。
お雪は斉藤一に微笑んで話し出す。
「土方先生はお噂通りの方ですね。」
斉藤一はお雪に普通に話し出す。
「どのような内容に関する噂通りなのですか?」
お雪は斉藤一に微笑んで話し出す。
「ご想像にお任せします。」
斉藤一はお雪を普通の表情で見た。
お雪は白木蓮を微笑んで見た。
斉藤一はお雪と白木蓮を普通の表情で見た。
お雪は斉藤一を微笑んで見た。
斉藤一は少し離れた場所を普通の表情で見た。
お雪は斉藤一を不思議な様子で見た。
斉藤一はお雪を見ると、お雪に普通に話し出す。
「少しの時間だけ離れます。俺の姿が見える程度の距離を離れます。出来るだけ早く戻ります。」
お雪は斉藤一に不思議な様子で軽く礼をした。
斉藤一は普通に歩き出した。
お雪は斉藤一を不思議な様子で見た。
ここは、白木蓮が見られる場所。
茂みのようになっている場所。
斉藤一は普通に来た。
斉藤一は茂みに向かって普通に話し出す。
「もしかして隠れているつもりなのか?」
茂みが僅かに揺れた。
斉藤一は茂みに向かって普通に話し出す。
「総司。相変わらずだな。俺の居る方向を見ているのが、直ぐに分かった。上手に遅れながら、希望の場所を見ろ。」
沖田総司は苦笑して現れた。
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は斉藤一に苦笑して話し出す。
「私は下手な隠れ方をしていません。斉藤さんの勘が鋭過ぎなんです。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「俺の勘は鋭過ぎない。総司が普通過ぎるだけだ。」
沖田総司は斉藤一を苦笑して見た。
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司。お雪さんを長く一人に出来ない。お雪さんの傍に戻りたい。一緒に行くぞ。」
沖田総司は斉藤一に苦笑して頷いた。
斉藤一は普通に歩き出した。
沖田総司は苦笑して歩き出した。
ここは、白木蓮が見られる場所。
お雪は沖田総司と斉藤一を不思議な様子で見ている。
斉藤一は普通に来た。
沖田総司も普通に来た。
お雪は沖田総司に微笑んで話し出す。
「こんにちは。」
沖田総司もお雪に微笑んで話し出す。
「こんにちは。」
お雪は沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司はお雪に微笑んで話し出す。
「白木蓮の花は綺麗ですよね。」
お雪は沖田総司に微笑んで話し出す。
「はい。」
沖田総司はお雪を微笑んで見た。
お雪は沖田総司に微笑んで話し出す。
「沖田様も白木蓮を見に来たのですか?」
沖田総司はお雪に苦笑して話し出す。
「私は白木蓮の花が綺麗に咲く場所を探す最中に、偶然に来ました。」
お雪は沖田総司を不思議な様子で見た。
斉藤一はお雪に普通に話し出す。
「総司は恥ずかしがって隠れたそうです。」
お雪は沖田総司を不思議な様子で見ている。
沖田総司は斉藤一に僅かに慌てて話し出す。
「私は斉藤さんがお雪さんと居る様子を見ました。私は、斉藤さんに話し掛けたら迷惑と思い、慌てて隠れました。」
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は斉藤一とお雪を僅かに慌てて見た。
お雪は沖田総司に微笑んで話し出す。
「沖田様は白木蓮がお好きなのですか?」
沖田総司はお雪に微笑んで話し出す。
「私は花について疎いです。私と仲の良い子が、花がとても好きです。私と仲の良い子が白木蓮の花を見る時の笑顔を見たくて、白木蓮の花が綺麗に咲く場所を探していました。」
お雪は沖田総司に微笑んで話し出す。
「白木蓮が咲く素敵な場所だと思います。素敵な笑顔が見られると思います。」
沖田総司はお雪を微笑んで見た。
お雪も沖田総司を微笑んで見た。
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は斉藤一を見ると、斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤さん。私は今日の出来事は誰にも言いません。安心して楽しんでください。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「お雪さんは近藤さんの想い人だ。お雪さんが一人で出掛ける最中に、何か起きたり、頼み事が出来たりすると、困る。俺はお雪さんの供を兼ねて来た。」
お雪は沖田総司に微笑んで話し出す。
「沖田様が勘違いするほど、私と斉藤様は親しく見えたのですね。」
沖田総司はお雪に恥ずかしく話し出す。
「お雪さんが楽しそうにしていたので、斉藤さんとお雪さんの邪魔になると思って話し掛けられませんでした。私の勘違いでした。」
お雪は沖田総司と斉藤一に微笑んで話し出す。
「白木蓮の花が綺麗に咲く様子が見たいと思っていました。近藤先生はお忙しい方です。私のために近藤先生に無理をして欲しくなくて、話が出来ませんでした。私が気軽に一人で出掛けて、何か起きたら困ります。白木蓮の花が綺麗に咲く様子を見るのを諦めようと思いました。そのような日々の中で、斉藤様が私の家を訪ねてきました。」
沖田総司はお雪に微笑んで話し出す。
「白木蓮の花が見られて良かったですね。」
お雪は沖田総司に微笑んで軽く礼をした。
沖田総司は白木蓮を見ると、お雪に微笑んで話し出す。
「お雪さんと白木蓮の花は似ています。」
お雪は沖田総司に微笑んで話し出す。
「白木蓮の花に喩えて頂けて嬉しいです。」
沖田総司はお雪を微笑んで見た。
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司。気の利いた内容の話を、違う時にも普通に話せるようにしろ。」
沖田総司は斉藤一を不思議な様子で見た。
斉藤一は沖田総司の耳元に顔を近付けると、沖田総司に普通の表情で何かを囁いた。
沖田総司は顔を赤くすると、斉藤一に大きな声で話し出す。
「斉藤さん!」
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は顔を赤くしながら、斉藤一に大きな声で話し出す。
「斉藤さん! なぜ黙っているのですか?!」
斉藤一は沖田総司の耳元に顔を近付けると、沖田総司に普通の表情で何かを呟いた。
沖田総司は顔を赤くしながら、斉藤一に大きな声で話し出す。
「斉藤さん! 私は大切な友達に斉藤さんが囁く内容を言えません! 酷いです!」
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は顔を赤くしながら走り出した。
お雪は斉藤一に心配して話し出す。
「私は一人で帰れます。私の心配はせずに、沖田様を追い掛けてください。」
斉藤一はお雪に普通に話し出す。
「総司は俺に怒っていません。総司を追い掛けなくても大丈夫です。」
お雪は斉藤一を心配して見た。
斉藤一はお雪に普通の表情で軽く礼をした。
お雪は斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤様と沖田様は、本当に仲が良く、強い繋がりと強い信頼を感じます。羨ましいです。」
斉藤一はお雪を普通の表情で見た。
お雪は斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤様は信頼できる親しい方がいつも傍に居るのですね。羨ましいです。」
斉藤一はお雪に普通に話し出す。
「総司が俺の傍に勝手に居るだけです。お雪さんが羨ましく思う関係ではありません。」
お雪は斉藤一に微笑んで話し出す。
「謙遜しないでください。」
斉藤一はお雪を普通の表情で見た。
お雪は白木蓮を微笑んで見た。
斉藤一はお雪を普通の表情で見た。
お雪は斉藤一を見ると、斉藤一に微笑んで話し出す。
「家に帰ります。」
斉藤一はお雪に普通に話し出す。
「家まで送ります。」
お雪は斉藤一に微笑んで話し出す。
「よろしくお願いします。」
斉藤一はお雪に普通の表情で軽く礼をした。
お雪は微笑んで歩き出した。
斉藤一は普通に歩き出した。
雪のように白い白木蓮の花。
天女のような清らかさと雪のような白さに喩えられるお雪。
以上が、京の町に咲く白い花の物語になる。
* * * * * *
ここからは後書きになります。
この物語は既に掲載している物語の改訂版です。
改訂前の物語の展開や雰囲気を出来るだけ残しながら改訂しました。
改訂前の物語を掲載するのは止めました。
以上の点、ご了承ください。
ここからは改訂前の後書きを加筆訂正して書きます。
この物語の初稿版は、沖田総司さんがお雪さん(美雪太夫)に初めて会った時を想像して書きました。
当初はお雪さんが登場する物語を幾話も掲載する予定がなかったので、初登場の物語として書きました。
お雪さんが登場する物語を書く間に、お雪さんからイメージした花を題名に付けた「新撰組異聞 短編 白木蓮にて」を、書き直したいと思うようになりました。
改訂版は、初稿版と展開を変えた場面がありますが、登場人物(近藤勇さん、土方歳三さん、沖田総司さん、斉藤一さん、お雪さん)は初稿版と同じです。
第三版は、登場人物の変更は無く、改訂前の展開と雰囲気を出来るだけ残して書きました。
お雪さんは「太夫」の地位になった方なので、知識や教養がある方だと思います。
お雪さんは、物静かでしっかりとしているだけでなく、人を喜ばせる事や人を楽しませる事も出来る方だと思いました。
楽しんで頂けると嬉しいです。
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