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新撰組異聞 〜 渡し忘れた手紙 〜
〜 第三版 〜
沖田総司達が京の町に着てから、幾つかの季節を経験した。
季節は一巡りしていない。
ここは、京の町。
朝から過ごしやすい日となっている。
ここは、屯所。
土方歳三が居る部屋。
土方歳三は普通に居る。
机に、少し前に書いた雰囲気の文が置いてある。
斉藤一は部屋を普通に訪れた。
斉藤一は土方歳三に普通の表情で軽く礼をした。
土方歳三は斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤に直に渡したい物があって、部屋に来てもらった。」
斉藤一は土方歳三を普通の表情で見た。
土方歳三は斉藤一に文を微笑んで渡した。
斉藤一は土方歳三から文を普通に受け取った。
土方歳三は斉藤一を微笑んで見た。
斉藤一は文を普通の表情で見た。
文は、少し厚めで僅かに古さを感じる。
差出人は、幾度も姿を見る人物の名前が書いてある。
宛名は、斉藤一が以前に名乗った名前が書いてある。
斉藤一は文を持ち、土方歳三を普通の表情で見た。
土方歳三は斉藤一に普通に話し出す。
「斉藤に宛てた文だ。」
斉藤一は文を持ち、土方歳三を見て普通に話し出す。
「有る程度の月が経過した文を、受け取る必要があるのですか?」
土方歳三は斉藤一に普通に話し出す。
「斉藤に宛てた文だから、斉藤に渡した。斉藤に文を渡すのが遅れた理由は、文を隠した訳ではなく、斉藤に意地悪をした訳でもない。」
斉藤一は文を持ち、土方歳三に普通に話し出す。
「文の渡し忘れの可能性はありますか? 文の返事は必要ですか?」
土方歳三は斉藤一に普通に話し出す。
「人聞きの悪い内容を話すな。渡し忘れた文ではない。文を渡す人物は間違っていない。俺は文の内容を知らない。文を読んで、文の返事が必要か判断してくれ。」
斉藤一は文を持ち、土方歳三を普通の表情で見た。
土方歳三は斉藤一に普通に話し出す。
「文を預かった人物は、近藤さんだ。文を渡すのが遅れた理由は、斉藤が試衛館に急に来なくなったからだ。俺は悪くない。」
斉藤一は文を持ち、土方歳三を普通の表情で見た。
土方歳三は斉藤一を普通の表情で見た。
斉藤一は文を懐に仕舞うと、土方歳三に普通に話し出す。
「分かりました。」
土方歳三は斉藤一に普通の表情で頷いた。
斉藤一は土方歳三に普通の表情で軽く礼をした。
斉藤一は部屋を普通に出て行った。
少し後の事。
ここは、京の町。
青空が広がっている。
緑色の葉が陽の光に当たって輝いている。
ここは、落ち着いた雰囲気の寺。
本堂。
縁。
斉藤一は文を普通の表情で読んでいる。
斉藤一の横から、沖田総司の明るい声が聞こえた。
「斉藤さん! 探しました!」
斉藤一は文を読むのを止めると、横を普通の表情で見た。
沖田総司は斉藤一を笑顔で見ている。
斉藤一は文を持ち、沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は斉藤一に笑顔で話し出す。
「斉藤さん! 文を読んでいたのですね!」
斉藤一は文を持ち、沖田総司に普通の表情で頷いた。
沖田総司は文を笑顔で見ようとした。
斉藤一は文を沖田総司に見えないように持ち替えた。
沖田総司は斉藤一に笑顔で話し出す。
「一人で出掛けて、文を一人で隠れて読むなんて、差出人は物凄く大切な人物なのですね! 差出人は誰ですか?!」
斉藤一は文を持ち、文を普通の表情で読んだ。
沖田総司は斉藤一に笑顔で話し出す。
「斉藤さんが質問に答えません! 差出人が物凄く気になります! もしかして〜と驚く人物だから秘密なのですか!」
斉藤一は文を持ち、沖田総司を見ると、沖田総司に普通に話し出す。
「総司の話すとおり、“もしかして”と話す人物からの文だ。」
沖田総司は斉藤一を驚いた表情で見た。
斉藤一は文を持ち、沖田総司に普通に話し出す。
「総司。文が読めない。少し黙っていろ。」
沖田総司は斉藤一を寂しく見た。
斉藤一は文を持ち、文を普通の表情で読んだ。
少し後の事。
ここは、落ち着いた雰囲気の寺。
本堂。
縁。
沖田総司は寂しく居る。
斉藤一は文を普通の表情で読んでいる。
斉藤一は文を持ち、文を普通の表情で読み終わった。
沖田総司は斉藤一を寂しく見た。
斉藤一は文を懐に仕舞うと、沖田総司に普通に話し出す。
「総司。俺に用事があるのか?」
沖田総司は斉藤一を安心した表情で見た。
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「芹沢さんがみんなに酒を飲みに行こうと誘っていました。斉藤さんも一緒に出掛けて欲しくて、斉藤さんを探しました。斉藤さんが見付からないので、外に出ました。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司は俺が一緒に酒を飲みに行くと返事をすれば、芹沢さんと酒を飲みに行くのか?」
沖田総司は斉藤一に笑顔で話し出す。
「今回は斉藤さんが見付からないので、屯所の外に出ました! 今回は直ぐに屯所に戻ると、芹沢さんに怒られてしまいます! 機嫌の悪い芹沢さんと一緒に酒を飲みに行くと、何かが起きる可能性が高くなります! 今夜は芹沢さんと酒を飲みに行きません!」
斉藤一が沖田総司に普通に話し出す。
「総司。今回は暫く屯所に戻れないだろ。今後の展開を考えて、屯所の外に出たのか?」
沖田総司は斉藤一を苦笑して見た。
斉藤一が沖田総司に普通に話し出す。
「今後の展開を考えずに行動したのか。」
沖田総司は斉藤一に苦笑して話し出す。
「斉藤さんが居ます。大丈夫です。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「今回の件に関して、俺は無関係だ。俺が居ても、総司の状況に変化は無い。」
沖田総司は斉藤一に動揺して話し出す。
「斉藤さん! 私と斉藤さんは友達です! 無関係と話さないでください! 私に良い展開を教えてください!」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「仕方がない。屯所に戻るぞ。」
沖田総司は斉藤一に動揺して頷いた。
斉藤一は普通に居なくなった。
沖田総司は動揺して居なくなった。
少し後の事。
ここは、屯所。
縁。
沖田総司は困惑した様子で歩いている。
斉藤一は普通に歩いている。
芹沢鴨が不機嫌な様子で来た。
沖田総司は困惑した様子で立ち止まった。
斉藤一は普通に立ち止まった。
斉藤一は芹沢鴨に普通の表情で軽く礼をした。
沖田総司は芹沢鴨に不安な様子で軽く礼をした。
芹沢鴨は沖田総司に不機嫌に話し出す。
「総司に美味しい酒を飲ませたいと思ったから、総司を誘った! 総司! 誘う途中に逃げただろ!」
沖田総司は芹沢鴨に恐る恐る話し出す。
「逃げていません。」
斉藤一は芹沢鴨に普通に話し出す。
「総司は頼まれて、俺を探していました。芹沢さんの誘いを受けている途中でしたが、俺を探すために居なくなりました。」
沖田総司は芹沢鴨に恐る恐る軽く礼をした。
芹沢鴨は沖田総司に不機嫌に話し出す。
「総司! 斉藤を探せと頼んだ人物は誰だ?!」
沖田総司は斉藤一を不安な様子で見た。
斉藤一は芹沢鴨に普通に話し出す。
「山南さんです。」
芹沢鴨は斉藤一に不機嫌に話し出す。
「斉藤! 適当に話しただろ! 山南に確認する!」
斉藤一は芹沢鴨を普通の表情で見た。
芹沢鴨は沖田総司と斉藤一に不機嫌に話し出す。
「総司! 斉藤! 一緒に来い!」
斉藤一は芹沢鴨に普通の表情で軽く礼をした。
沖田総司は芹沢鴨と斉藤一を不安な様子で見た。
芹沢鴨は不機嫌に歩き出した。
斉藤一は普通に歩き出した。
沖田総司は不安な様子で歩き出した。
僅かに後の事。
ここは、屯所。
山南敬助の居る部屋。
芹沢鴨は部屋の中に不機嫌に入ってきた。
山南敬助は芹沢鴨を僅かに驚いた様子で見た。
斉藤一は部屋の中に軽く礼をして入ってきた。
沖田総司は部屋の中に困惑した様子で軽く礼をして入ってきた。
山南敬助は沖田総司と斉藤一を微笑んで見た。
芹沢鴨が山南敬助に不機嫌に話し出す。
「山南! 総司に頼み事をしたのか?!」
山南敬助は芹沢鴨に微笑んで話し出す。
「斉藤君と話したいので部屋に呼んでほしいと頼みました。」
芹沢鴨は山南敬助に不機嫌に話し出す。
「斉藤は山南の前に来た! 総司への頼み事は終わった! 総司は酒を飲みに連れて行く!」
山南敬助は芹沢鴨に微笑んで話し出す。
「総司と斉藤君に話しがあります。芹沢さんにご迷惑をお掛けして申し訳ありませんが、総司との約束を今回は無かった状況にしてください。」
芹沢鴨は山南敬助に不機嫌に話し出す。
「山南! 斉藤と総司への話の内容を教えろ! 俺は雑談程度の内容では納得しないぞ!」
山南敬助は芹沢鴨を微笑んで見た。
斉藤一は懐から文を取り出すと、山南敬助に文を普通に渡した。
山南敬助は斉藤一から文を受け取ると、斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤君。ありがとう。」
斉藤一は山南敬助に普通の表情で軽く礼をした。
山南敬助は文を持ち、芹沢鴨に微笑んで話し出す。
「芹沢さん。申し訳ありませんが、文を読みたいと思います。」
芹沢鴨は山南敬助を不機嫌に見た。
芹沢鴨は部屋を不機嫌に出て行った。
沖田総司は山南敬助と斉藤一を不安な様子で見た。
斉藤一は山南敬助と沖田総司を普通の表情で見た。
山南敬助は文を持ち、沖田総司と斉藤一を微笑んで見た。
芹沢鴨の足音は聞えなくなった。
沖田総司は山南敬助に申し訳なく話し出す。
「山南さん。無関係なのに巻き込んでしまいました。申し訳ありませんでした。」
山南敬助は文を持ち、沖田総司に微笑んで話し出す。
「私への心配は無用だ。総司は斉藤君の心配をしなさい。」
沖田総司は斉藤一に申し訳なく話し出す。
「斉藤さん。無関係なのに巻き込んでしまいました。申し訳ありませんでした。」
斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。
沖田総司は斉藤一を安心した表情で見た。
山南敬助は文を微笑んで読み始めた。
沖田総司は山南敬助と斉藤一を微笑んで見た。
斉藤一は山南敬助と沖田総司を普通の表情で見た。
少し後の事。
ここは、屯所。
山南敬助の居る部屋。
山南敬助は文を微笑んで読んでいる。
沖田総司は微笑んで居る。
斉藤一は普通に居る。
山南敬助は文を持ち、文を微笑んで読み終わった。
沖田総司は山南敬助を微笑んで見た。
斉藤一は山南敬助を普通の表情で見た。
山南敬助は文を持ち、沖田総司と斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤君。私が読んでも良い文だったのかな?」
斉藤一は山南敬助に普通に話し出す。
「今は俺の文です。差出人を助けるために文を使いました。差出人も納得します。」
山南敬助は文を持ち、沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司は山南敬助と斉藤一を不思議な様子で見た。
山南敬助は文を持ち、斉藤一に微笑んで話し出す。
「良い文ですね。斉藤君が羨ましくなりました。」
斉藤一は山南敬助に普通の表情で軽く礼をした。
山南敬助は斉藤一に文を微笑んで渡した。
斉藤一は山南敬助から文を普通の表情で受け取った。
山南敬助は沖田総司と斉藤一を微笑んで見た。
斉藤一は文を懐に仕舞うと、沖田総司に話し出す。
「総司。戻るぞ。」
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「はい。」
山南敬助は沖田総司と斉藤一を微笑んで見ている。
沖田総司は山南敬助に微笑んで話し出す。
「失礼致します。」
斉藤一は山南敬助に普通の表情で軽く礼をした。
山南敬助は沖田総司と斉藤一に微笑んで頷いた。
沖田総司は部屋を微笑んで出て行った。
斉藤一は部屋を普通に出て行った。
少し後の事。
ここは、落ち着いた雰囲気の寺。
本堂。
縁。
沖田総司は考え込んで来た。
斉藤一は普通に来た。
沖田総司は斉藤一に申し訳なく話し出す。
「斉藤さん。迷惑を掛けてしまいました。すいませんでした。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「気にしていない。安心しろ。」
沖田総司は斉藤一に心配して話し出す。
「私のために、斉藤さん宛ての大切な文を、山南さんが読む状況になりました。本当に大丈夫なのですか?」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「差出人を助けるために、文を使った。俺の所有する文だ。構わない。」
沖田総司は斉藤一に不思議な様子で話し出す。
「差出人を助ける?」
斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。
沖田総司は斉藤一を不思議な様子で見た。
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「文を書いた人物は、俺の傍で、俺を不思議な表情で見る人物だ。」
沖田総司は斉藤一に驚いて話し出す。
「文の差出人は、私ですか?!」
斉藤一は沖田総司に普通の表情で頷いた。
沖田総司は斉藤一に考え込んで話し出す。
「最近、斉藤さんに文を書いた記憶がありません。」
斉藤一は沖田総司の耳元で普通の表情で囁いた。
「惣次郎お兄ちゃん。僕に逢うために書いた文です。大切な文なのに忘れてしまったのですね。とても寂しいです。」
沖田総司は斉藤一に不思議な様子で話し出す。
「惣次郎お兄ちゃん。」
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は斉藤一を驚いた表情で見た。
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見ている。
沖田総司は斉藤一に慌てて話し出す。
「斉藤さんが試衛館を訪ねた時に、私が居ないと話しが出来ませんよね! 斉藤さんに物凄く逢いたくて、斉藤さんに私の気持ちを伝えたくて、斉藤さん宛ての文を書きました! 近藤さんに文を預けました! 斉藤さんは文を読んでいなかったのですか?!」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「今日、少し前に、文を受け取った。今日、少し前に、文を読んだ。」
沖田総司は斉藤一に心配して話し出す。
「山南さんは、斉藤さんが以前に名乗る名前に宛てた文を読んだのですね。山南さんが斉藤さんの以前に名乗る名前を知ってしまいました。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司のために、山南さんに俺の過去が少し知られてしまった。」
沖田総司は斉藤一に申し訳なく話し出す。
「申し訳ありません。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「山南さんは口外する人物ではない。心配するな。」
沖田総司は斉藤一に心配して話し出す。
「山南さんは信頼できる人物です。斉藤さんの話すとおり、心配の必要はないと思います。山南さんに関係する心配の必要はなくても、斉藤さんに更なる迷惑を掛ける状況になりました。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「山南さんが俺の過去を知りたくなって調べる時には、最初の段階は、近藤さんや土方さんを含む試衛館関係者に接触する状況になる。試衛館で以前の俺の名前を知る人物は、近藤さんと土方さんと総司だ。近藤さんと土方さんは、山南さんに俺の過去を簡単に答えない。総司が山南さんの質問に答えなければ、問題は起きない。」
沖田総司は斉藤一に心配して話し出す。
「斉藤さん。文を返して頂いても良いですか?」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「俺が受け取った文だ。俺の所有する文だ。総司に返す理由は無い。」
沖田総司は斉藤一を不安な様子で見た。
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司が文を管理する状況は、物凄く心配だ。俺が文を管理する。」
沖田総司が斉藤一に不思議な様子で話し出す。
「斉藤さん。今の話の意味が分かりません。」
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「話すとおりだ。」
沖田総司は斉藤一を不思議な様子で見た。
斉藤一は沖田総司に普通に話し出す。
「総司。戻るぞ。」
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「はい。」
斉藤一は沖田総司を普通の表情で見た。
斉藤一は普通に居なくなった。
沖田総司は微笑んで居なくなった。
沖田総司は多摩に居た頃に、物凄く逢いたい人物に文を書いた。
沖田総司が物凄く逢いたい人物は、今は斉藤一と名乗っている。
沖田総司と斉藤一は、文を読む前に逢っていた。
斉藤一は幾日も過ぎた後に、文を受け取った。
沖田総司と斉藤一は、不思議な縁で繋がり続けている。
* * * * * *
ここからは後書きになります。
この物語は既に掲載している物語の再改訂版です。
改訂前の物語の展開や雰囲気を出来るだけ残して改訂しました。
改訂前の物語を掲載するのは止めました。
以上、ご了承ください。
ここからは改訂前の後書きを加筆訂正して書きます。
沖田総司さんが多摩に居る時に、斉藤一さん(当時の沖田総司さんは、山口一さんの名前の宛名で文を書いています)に宛てた文を書いた設定です。
いろいろな事情が重なったために、かなりの日数が経ってから、斉藤一さんに手渡された手紙が登場する物語です。
京に向かう沖田総司さんが、山口一さんに逢いたいけれど、山口一さんに逢う時間も方法も見付からないとしたら、文を多摩に置くと考えて、この物語を書きました。
「新撰組異聞 短編 一番得をした人は」の後の物語になります。
沖田総司さんの行動のために、山南敬助さんが斉藤一さんの過去の一部を知りました。
山南敬助さんの性格などから考えて、文を読んでも問題は起きないと判断をして、渡したと考えてください。
斉藤一さんならば、本当に読まれて困る文の場合は、別な手段を考えると思います。
沖田総司さんが斉藤一さんに宛てた文の詳しい内容は、皆様で想像してください。
史実の山口一さんの行動には謎が多いので、このような文のやり取りが実際にあったとしたら、沖田総司さんに何が起こるのか想像して物語を書きました。
物語は「文」で、題名が「手紙」としたのは、物語の展開、文字の雰囲気、読みの音、から考えました。
楽しんで頂けると嬉しいです。
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