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新撰組異聞外伝 〜 大つごもりと年越し蕎麦 〜
〜 改訂版 〜
一年の最後の月を迎えている。
大つごもりが近付いてきた。
ここは、東京。
忙しくしている人達が増えてきた。
新年を迎えるために大掃除をする家庭をたくさん見る。
沖田総司の息子の敬一と母親の美鈴も、新年を迎えるために大掃除をしている。
沖田総司は明治の時代を迎える前に病で亡くなった。
敬一は沖田総司に一度も逢っていない。
敬一と美鈴は、二人のみで過ごしている。
敬一と美鈴は、大掃除に時間が掛かってしまう。
敬一と美鈴は、天気を確認しながら、数日に分ける方法を考えながら、大掃除をしている。
ここは、敬一と美鈴の住む家。
一室。
敬一は微笑んで障子を丁寧に張り替えている。
美鈴は微笑んで障子を綺麗に張り替えている。
美鈴は微笑んで障子を張り終えた。
敬一も微笑んで障子を張り終えた。
美鈴は敬一に微笑んで話し出す。
「敬一。お手伝いありがとう。」
敬一は美鈴に微笑んで話し出す。
「手伝いのお礼は要らないよ。」
美鈴は敬一を微笑んで見た。
敬一は美鈴に微笑んで話し出す。
「お母さんの張る障子。綺麗だね。」
美鈴は敬一に微笑んで話し出す。
「敬一が手伝ってくれるから、綺麗に張替えられるの。」
敬一は美鈴を照れて見た。
美鈴は敬一を微笑んで見た。
敬一は美鈴に照れて話し出す。
「お母さん。畳を干していないよね。手伝うよ。」
美鈴は敬一に微笑んで話し出す。
「敬一。ありがとう。次の天気の良い日に畳を干しましょう。」
敬一は美鈴に笑顔で頷いた。
美鈴は敬一を微笑んで見た。
僅かに後の事。
ここは、藤田五郎、妻の時尾、幼い息子の勉、今年の十月に生まれた息子の剛、の住む家。
時尾、勉、剛、の部屋。
時尾は勉と剛を微笑んで見ている。
勉は剛を笑顔で見ている。
剛は床の中で静かに寝ている。
時尾は勉に微笑んで話し出す。
「今から部屋を掃除するの。みんなで掃除を始めると、剛が一人になるの。勉は剛の傍に居て欲しいの。剛と勉は、別な部屋で待っていて欲しいの。」
勉は時尾を見ると、時尾に笑顔で話し出す。
「てつだう。ふとん。はこぶ。」
時尾は勉に微笑んで話し出す。
「ありがとう。勉。掛け布団を運んで。」
勉は時尾に笑顔で頷いた。
時尾は剛を微笑んで抱いた。
勉は掛け布団を笑顔で持った。
勉は掛け布団を真剣な表情で引きずり、部屋を出て行った。
時尾は剛を抱いて、部屋を微笑んで出て行った。
剛は眠りながら、部屋を出て行った。
僅かに後の事。
ここは、藤田五郎、時尾、勉、剛、の住む家。
一室。
勉は掛け布団を真剣な表情で引きずり、部屋の中に入った。
時尾は剛を抱いて、部屋の中に微笑んで入った。
剛は眠りながら部屋の中に入った。
時尾はかけ布団を真剣な表情で置いた。
時尾は剛を抱いて、勉に微笑んで話し出す。
「勉。ありがとう。力が付いてきたわね。」
勉は時尾に笑顔で話し出す。
「おにいさん。」
時尾は剛を抱いて、勉に微笑んで話し出す。
「勉は立派なお兄さんよ。勉が更に立派なお兄さんになる日が楽しみだわ。」
勉は時尾に笑顔で見た。
時尾は剛を微笑んで横にした。
剛は静かに眠っている。
時尾は剛に掛け布団を微笑んで静かに掛けた。
勉は時尾と剛を笑顔で見た。
時尾は勉に微笑んで話し出す。
「敷き布団を取ってくるわ。」
勉は時尾に笑顔で話し出す。
「ふとん。はこぶ。」
時尾は勉に微笑んで話し出す。
「敷布団は重いわ。お母さんが敷布団を運ぶわ。勉は剛の様子を見ていてね。」
勉は時尾に笑顔で頷いた。
時尾は部屋から微笑んで静かに出て行った。
僅かに後の事。
ここは、藤田五郎、時尾、勉、剛、の住む家。
一室。
勉は剛を笑顔で見ている。
剛は静かに寝ている。
時尾は敷布団を抱えて、部屋の中に微笑んで静かに入った。
勉は時尾を笑顔で見た。
時尾は敷布団を微笑んで静かに敷いた。
剛は静かに眠っている。
時尾は、掛け布団を静かに取ると、剛を丁寧に寝かせて、掛け布団を微笑んで静かに掛けた。
勉は時尾と剛を笑顔で見ている。
剛は床の中で静かに寝ている。
時尾は勉を見ると、勉に微笑んで話し出す。
「勉。剛が起きた時は、お父さんかお母さんに、教えてね。」
勉は時尾に笑顔で頷いた。
時尾は部屋から微笑んで静かに出て行った。
僅かに後の事。
ここは、藤田五郎、時尾、勉、剛、の住む家。
時尾、勉、剛の部屋。
藤田五郎が普通の表情で大掃除をしている。
時尾は部屋の中に微笑んで入った。
時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「勉が手伝いたいと話しました。勉に剛の傍に居て欲しいと話しました。勉には、剛が起きた時には、五郎さんか私に、教えて欲しいと話しました。」
藤田五郎は大掃除を止めると、時尾に普通の表情で頷いた。
時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「掃除の合間に、勉の様子と剛の様子を、確認します。」
藤田五郎は時尾に普通の表情で頷いた。
時尾は大掃除を微笑んで始めた。
藤田五郎は大掃除を普通の表情で始めた。
暫く後の事。
夜になっている。
ここは、藤田五郎、時尾、勉、剛、の住む家。
時尾、勉、剛の部屋
勉は床の中で静かに寝ている。
剛も床の中で静かに寝ている。
食卓の有る部屋。
藤田五郎は杯の酒を普通の表情で飲んでいる。
時尾は微笑んで居る。
食卓には、酒と肴が載っている。
時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「美鈴さんと敬一君は、二人のみで大掃除をしているのでしょうか? 二人のみでは、掃除の出来ない場所が有りますよね。」
藤田五郎は杯の酒を飲みながら、時尾を普通の表情で見た。
時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「私と、敬一君と同じ年頃の、勉と剛。三人で過ごす状況を考える時があります。今回は大掃除について考えてしまいました。」
藤田五郎は杯の酒を飲みながら、時尾を普通の表情で見ている。
時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「五郎さんに失礼な内容を話してしまいました。」
藤田五郎は杯の酒を飲みながら、時尾に普通に話し出す。
「俺達に起きた過去の出来事から考えると、時尾がいろいろと考える気持ちは分かる。失礼な内容に該当しない。」
時尾は藤田五郎を微笑んで見た。
藤田五郎は杯の酒を飲みながら、時尾を普通の表情で見た。
時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「美鈴さんも敬一も、年越し蕎麦を食べますよね。美鈴さんと敬一君に、年越し蕎麦を用意したいと思っています。大丈夫でしょうか?」
藤田五郎は杯の酒を飲みながら、時尾に普通の表情で頷いた。
時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「美鈴さん宛に手紙を書きます。」
藤田五郎は杯の酒を飲みながら、時尾に普通に話し出す。
「年末は忙しい時期だ。敬一を家に呼ぶと、大掃除などの予定に影響が出る可能性がある。俺が、時尾の書く手紙と年越し蕎麦を、持って行く。」
時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「お願いします。」
藤田五郎は杯の酒を飲みながら、時尾に普通の表情で頷いた。
幾日か過ぎた。
大つごもりの前日になっている。
ここは、敬一と美鈴の住む家。
食卓の有る部屋。
美鈴は微笑んで掃除をしている。
敬一は不思議様子で来た。
美鈴は掃除を止めると、敬一を微笑んで見た。
敬一は美鈴に不思議な様子で話し出す。
「お母さん。年越し蕎麦の用意はしなくて良いの?」
美鈴は敬一に微笑んで話し出す。
「斉藤さんが時尾さんの書いた手紙を持って訪ねてきたの。時尾さんの手紙には、年越し蕎麦を分けて頂ける内容が書いてあったの。斉藤さんにお礼を伝えたの。時尾さんにはお礼の手紙を直ぐに書いたの。」
敬一は美鈴に微笑んで話し出す。
「僕が斉藤さんの家に年越し蕎麦を受け取りに行くね。」
美鈴は敬一に微笑んで話し出す。
「今日、斉藤さんが家まで年越し蕎麦を届けてくれるの。」
敬一は美鈴に笑顔で話し出す。
「斉藤さんと話しが出来るんだ!」
美鈴は敬一に微笑んで頷いた。
少し後の事。
ここは、敬一と美鈴の住む家。
玄関。
藤田五郎は包みを持ち、普通に訪ねてきた。
美鈴は微笑んで来た。
藤田五郎は包みを持ち、美鈴に普通に話し出す。
「年越し蕎麦が入っている。」
美鈴は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「ありがとうございます。」
藤田五郎は包みを持ち、美鈴に普通の表情で頷いた。
美鈴は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「お酒の用意をしました。」
藤田五郎は包みを持ち、美鈴に普通の表情で頷いた。
藤田五郎は包みを持ち、家の中に普通の表情で入って行った。
美鈴は家の中に微笑んで入って行った。
少し後の事。
ここは、敬一と美鈴の住む家。
食卓の有る部屋。
藤田五郎は杯の酒を普通の表情で飲んでいる。
敬一は笑顔で美味しく食事をしている。
美鈴は微笑んで食事をしている。
少し後の事。
ここは、敬一と美鈴の住む家。
玄関。
藤田五郎は普通に居る。
敬一は微笑んで居る。
美鈴も微笑んで居る。
藤田五郎は美鈴に普通に話し出す。
「掃除を含めた手伝いが必要な時は、遠慮せずに頼め。」
美鈴は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「お気遣いありがとうございます。私と敬一の二人で出来る内容が増えています。私と敬一の二人で無理な時は、お言葉に甘えてお手伝いをお願いします。」
藤田五郎は美鈴に普通の表情で頷いた。
美鈴は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「良いお年をお迎えください。」
藤田五郎は美鈴に普通の表情で頷いた。
敬一は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「良いお年をお迎えください。」
藤田五郎は敬一に普通の表情で頷いた。
直後の事。
ここは、敬一と美鈴の住む家の近く。
藤田五郎は普通に歩いている。
藤田五郎は夜空を普通の表情で見た。
たくさんの星の明かりが見える。
藤田五郎は夜空を普通の表情で見た。
たくさんの星が綺麗に輝いた。
藤田五郎は視線を普通の表情で戻した。
藤田五郎は普通に歩いた。
暫く後の事。
夜が明けた。
大つごもり当日となった。
ここは、東京。
大つごもりの慌しさはあるが、何事も無く時が過ぎていく。
東京の空が少しずつ橙色に染まり始めた。
ここは、敬一と美鈴の住む家。
食卓の有る部屋。
美鈴は微笑んで縫い物をしている。
敬一は笑顔で来た。
美鈴は縫い物を止めると、敬一を微笑んで見た。
敬一は美鈴に笑顔で話し出す。
「お母さん! 年越し蕎麦の準備は何時から始めるの?!」
美鈴は敬一に微笑んで話し出す。
「敬一。お腹が空いたの?」
敬一は美鈴に苦笑して話し出す。
「お腹は空いていないよ。」
美鈴は敬一に微笑んで話し出す。
「今から年越し蕎麦の準備をするわ。」
敬一は美鈴に慌てて話し出す。
「今から準備をしなくても大丈夫だよ!」
美鈴は敬一に微笑んで話し出す。
「お腹が空いた時は、遠慮しないで教えてね。直ぐに年越し蕎麦の準備をするわね。」
敬一は美鈴に微笑んで頷いた。
直後の事。
ここは、藤田五郎、時尾、勉、剛、の住む家。
食卓の有る部屋。
藤田五郎は普通に居る。
時尾は微笑んで居る。
時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「勉に年越し蕎麦を用意したいと思います。少し早いですが、年越し蕎麦を一緒に食べますか?」
藤田五郎は時尾に普通の表情で頷いた。
時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「お蕎麦を食べ終わって少し経ったら、お酒を飲みますか?」
藤田五郎は時尾に普通の表情で頷いた。
時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「年越し蕎麦の準備を始めます。」
藤田五郎は時尾に普通の表情で頷いた。
時尾は微笑んで居なくなった。
少し後の事。
ここは、藤田五郎、時尾、勉、剛、の住む家。
食卓の有る部屋。
藤田五郎は年越し蕎麦を普通の表情で食べている。
時尾は年越し蕎麦を食べながら、勉と剛を微笑んで見ている。
勉は年越し蕎麦を笑顔で美味しく食べている。
剛は少し離れた場所の床の中で静かに眠っている。
時尾は年越し蕎麦を食べながら、藤田五郎に微笑んで話し出す。
「五郎さん。確認を忘れていました。お酒は部屋で飲みますか?」
藤田五郎は年越し蕎麦を食べながら、時尾に普通の表情で頷いた。
少し後の事。
ここは、藤田五郎、時尾、勉、剛、の住む家。
藤田五郎の部屋。
藤田五郎は普通の表情で居る。
藤田五郎の傍には、酒と肴が置いてある。
藤田五郎は杯に酒を注ぐと、杯の酒を普通の表情で飲んだ。
部屋の中が温かくなった。
藤田五郎は杯の酒を飲みながら、横を普通の表情で見た。
沖田総司が微笑んで居る。
藤田五郎は杯の酒を飲みながら、沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「庭には桜の花が咲いています。障子を開けても部屋の中は寒くないです。安心して庭に咲く桜の花を見てください。」
藤田五郎は杯の酒を飲むのを普通の表情で止めた。
沖田総司は藤田五郎を微笑んで見た。
藤田五郎は障子を普通の表情で開けた。
庭には、季節はずれの桜の花が、星の光を受けて淡く輝いている。
部屋の中は寒さを感じない。
藤田五郎は杯の酒を飲むと、桜を普通の表情で見た。
沖田総司は藤田五郎を微笑んで見ている。
藤田五郎は酒を飲みながら、沖田総司に普通に話し出す。
「桜の花は観た。美鈴さんと敬一に、早く逢いに行け。」
沖田総司は藤田五郎に微笑んで頷いた。
藤田五郎は杯の酒を飲みながら、沖田総司を普通の表情で見た。
沖田総司は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「斉藤さん。良い年を迎えてください。」
藤田五郎は杯の酒を飲みながら、沖田総司に普通の表情で頷いた。
沖田総司は藤田五郎に微笑んで軽く礼をした。
藤田五郎は杯の酒を飲みながら、沖田総司に普通の表情で頷いた。
沖田総司は微笑んで、静かに居なくなった。
藤田五郎は杯の酒を飲むのを普通の表情で止めた。
藤田五郎は障子を普通に閉めた。
藤田五郎は杯の酒を普通の表情で飲んだ。
直後の事。
ここは、敬一と美鈴の住む家。
沖田総司の位牌の有る部屋。
美鈴は一人分の年越し蕎麦をお盆に載せて部屋の中に微笑んで入った。
敬一は部屋の中に微笑んで入った。
僅かに後の事。
ここは、敬一と美鈴の住む家。
沖田総司の位牌の有る部屋の前に在る縁。
美鈴は部屋から微笑んで出てきた。
敬一も部屋から微笑んで出てきた。
敬一は美鈴に微笑んで話し出す。
「今年もお父さんが年越し蕎麦を食べてくれると良いね。」
美鈴は敬一に微笑んで頷いた。
敬一は美鈴を笑顔で見た。
美鈴は敬一に微笑んで話し出す。
「私達も年越し蕎麦を食べましょう。」
敬一は美鈴に笑顔で頷いた。
少し後の事。
ここは、敬一と美鈴の住む家。
食卓の有る部屋。
敬一は微笑んで居る。
美鈴も微笑んで居る。
敬一は美鈴に微笑んで話し出す。
「お母さんの作った年越し蕎麦。美味しかった。」
美鈴は敬一に微笑んで話し出す。
「敬一。ありがとう。」
敬一は美鈴に微笑んで話し出す。
「お父さんも年越し蕎麦を食べたか確認したいな。」
美鈴は敬一に微笑んで頷いた。
敬一は部屋を微笑んで出て行った。
美鈴も部屋から微笑んで出て行った。
少し後の事。
ここは、敬一と美鈴の住む家。
沖田総司の位牌の有る部屋の前に在る縁。
沖田総司は位牌の前には、綺麗に空になった丼が置いてある。
敬一は丼を不思議な様子で見ている。
美鈴も丼を不思議な様子で見ている。
敬一は美鈴を見ると、美鈴に笑顔で話し出す。
「お母さん! 今年もお父さんが年越し蕎麦を食べてくれたよ!」
美鈴は敬一を見ると、敬一に微笑んで頷いた。
敬一は美鈴に笑顔で話し出す。
「部屋の中が急に温かくなったね!」
美鈴は敬一に微笑んで頷いた。
敬一は沖田総司の位牌を笑顔で見た。
美鈴は沖田総司の位牌を微笑んで見た。
少し後の事。
ここは、東京の様々な場所。
除夜の鐘の音が聴こえる。
少し経つと新しい年が始まる。
* * * * * *
ここからは後書きになります。
この物語は既に掲載している物語の改訂版です。
改訂前の物語の展開や雰囲気を出来るだけ残して改訂しました。
改訂前の物語を掲載するのは止めました。
以上、ご了承願います。
ここからは改訂前の後書きを加筆訂正して書きます。
この物語の時間設定は、「新撰組異聞外伝 短編 大つごもり」から見て、一年後の大つごもりです。
何故、年越し蕎麦の丼が空になったのかについては、皆様のご想像にお任せいたします。
「大つごもり」についてです。
「つごもり(晦日、または、晦)」は、「みそか(晦日、または、晦)」、と同じ意味です。
「みそか」は、「毎月三十番目の日(旧暦では三十日は月の最後の日)。月末。」です。
「大つごもり」は、「大晦日」です。
「年越し蕎麦」についてです。
「年越し蕎麦」を食べる習慣は、江戸中期から始まったそうです。
元々は、晦日の日にお蕎麦を食べる習慣があったそうです。
そして、大晦日だけにお蕎麦を食べる習慣が残ったそうです。
金箔職人が飛び散った金箔を集めるのに蕎麦粉を使った事から、年越し蕎麦を残すと翌年金運に恵まれないと言われる話があるそうです。
楽しんで頂けると嬉しいです。
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