このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

大日本炭鉱湯本鉱専用鉄道 2

 

 

                                                                             

こんぴらさんの脇を抜ける専用鉄道。

 

県道から緩やかに離れて行く専用鉄道跡を探っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

専用鉄道跡は市道となり下湯長谷地区へ向けて進む。

 

こんぴらさんの参拝の為だろうか、歩道と車道を分ける白線の上に赤白2色のポールが設置されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市道は鉄道カーブを思わせる線形で緩やかに右カーブを切る。

 

僅かに上り勾配だが、ペダルが重くなるほどではない。

 

赤白ポールはまだ続いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤白ポールはまだまだ続く。

 

日曜の午後の下湯長谷はのんびりとした空気が流れる。

 

つい先ほど見た湯本駅前の賑いが嘘のようだ。

 

湯本にはこんな顔もあるのだ。

 

温泉や石炭化石館ばかりが湯本ではない。

 

 

 

 

 

相変わらず長閑な空気が流れるが、市道の行く先が怪しくなってきた。

 

突然赤白ポールと舗装が終わり、砂利道に変化している。

 

そのまま何処かの民家の庭先で道が終了…と言う事態もあり得る。それは勘弁して欲しい。

 

少しドキドキしながら自転車を進める。

 

 

 

 

 

 

 

道は終了するどころか、先ほど袂を分かった県道56号 常磐勿来線に再び近付いて行く。

 

航空写真を見ると、専用鉄道と県道は並行しているのが確認できる。

 

再び近付いた県道の様子を見てみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

専用鉄道跡から県道を見下ろすと交差点があった。

 

鉄道跡と並行するのは県道56号 常磐勿来線である。

 

直角に分岐するのは県道48号 常磐江名線である。

 

県道同士が交差する要衝である。

 

鉄道跡は「鳥料理 鳥静」さんの駐車場の一部と化す。

 

 

 

 

 

専用鉄道は県道56号と交わらず、一段高い所を築堤によって並行して進んでいく。

 

県道は正午過ぎにもかかわらず車両の通行は耐える事は無い。

 

一方の専用鉄道跡は通る車も無い。時折自転車や原付とすれ違う程度だ。

 

同じ空間にいるのに2つの道路に流れる時間は違うようだ。

 

 

 

 

 

 

 

専用鉄道は再度県道56号と袂を分かつ。

 

鉄道跡は緩やかにカーブし、先は見通せない。

 

民家の庭先にでも出そうな雰囲気だが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カーブの先にはこのような建物があった。

 

いわき市水道局 志座配水場」と入口に記してあった。

 

配水場の前後の道路は舗装がされている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舗装は配水場の先ですぐ途切れる。

 

見事に手入れされた民家の庭先を鉄道跡は通り抜ける。

 

まだまだこの道は続くのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

民家の庭先を通り抜けた鉄道跡は、急な変化を見せる。

 

轍は一本になり、轍以外の場所には草が生えている。自転車や徒歩の人しか通行しないのだろう。

 

鉄道跡は周囲の田畑より一段高い築堤になっている。

 

その幅は広く、普通の畦道とは違うクオリティの高さが感じられる。

 

 

 

 

 

 

 

鉄道跡は川(湯長谷川)に突き当たり、そこで一旦途切れる。

 

川の向こうにも続いているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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