このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

江名鉄道 1〜小名浜駅探索〜

 

 

江名鉄道の探索を始めるからには、その起点である「福島臨海鉄道」の小名浜駅の探索もしなければいけない。

 

これが福島臨海鉄道㈱の銘板。奥には出番を待つコンテナが見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

門の脇にはディーゼル機関車の下回りが展示されている。

 

板バネ式のサスペンション、ロッド式の伝達装置…かなりの年代物の感じがする。

「DD20型」と言うそうだが、詳しいことは不明。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福島臨海鉄道のマークは「F」と「R」を組み合わせたシンプルな意匠である。

 

小名浜にあるので、なんとなく「小名浜臨海鉄道」と言ってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奥の線にはディーゼル機関車が控えていた。

 

「DD55 3」と読み取れる。赤い車体に白い帯を巻き見栄えのする機関車である。

 

左右(前後?)対称のフォルムが良い。

 

常磐線沿線で私有の機関車が見られるのはほとんど無いので、その点でも注目すべき機関車ではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に奥の線にはもう一台機関車があった。

 

「DD55 1」と読み取れる。塗装のヤレ具合や各所の錆びからするとあまり稼動していないのかもしれない。

 

DD55 2号機と同形式ではあるがよく見ると色々なところに違いが見て取れる。

 

煙突、デッキの窓、ルーバーの位置などが微妙に違っている。足回りは同じようだ。

 

車格としてはJRで活躍するDD51型程の重量感は無い。DE10型くらいであろう。

 

色のせいか、2号機にくらべて重量感が無いような気がする。臨海鉄道っぽい塗装でいいのだが…

 

 

 

 

駅の南側には踏切がある。列車が来ないことを確認して(福島臨海鉄道は休日は運休…とこの時点で思い込んでいた)

泉駅方面を撮影する。

 

右側の線路が泉駅へ続く本線で、左側は奥の工場へ続く引込み線のようだ。

 

2本の線路が分かれる所に「腕木式信号機」が設置されている。

鉄道好きなのに信号機の表示が読めない(笑)私はいかがなものかと思うが、関東近辺で腕木式信号機がいまなお現役で

稼動しているのを見られるのは福島臨海鉄道だけではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

今度は反対側を向き、小名浜駅構内の線路を撮影してみる。

 

古き佳き時代のヤードの名残りが感じられる配線だ。思わず顔がほころんでしまう。

どの線路も上面は光っており、満遍なく使用されているようだ。

 

構内にも腕木式信号機が設置されている。信号機の脇の線路が本線なのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

!!!上の画像を撮影した直後に踏み切りが鳴った。大変びっくりした。今まで何回も小名浜駅を訪れているのだが、

日曜日に列車が運行されているのを見たことが無かったので、「休日運休」だと思い込んでいたのだ。

 

唖然とする私の前をディーゼル機関車が通り過ぎていった。

 

「DD56 1」と読み取れる。一見した所DD55 2号機に準じた機体のようだが「56」と言う新形式を名乗る

からには各所がリファインされているのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

踏み切りを渡り、駅の裏側に行くと構内から側線が延びて来ていた。

 

線路は上面が錆びていてしばらく使われていない感じをうける。

 

線路の使用頻度のわりに立派な遮断機が設置され違和感を覚える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海の方はこんな感じになっている。

 

奥に見える建物は小名浜の観光拠点とも言うべき「アクアマリンふくしま」である。福島県らしからぬ気の利いたイベントを連発し観光客は引きも切らない。

当然の事ながら、この道路も交通量はかなりのものであり、「現役」の線路である以上、安全対策は怠れないのであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(H19.12.18追加)                                                       昭和30年頃の小名浜駅の裏側は海水浴場だった。遠浅の海水浴場として人気があったようだ。

 

「ごったがえす」と言うレベルを遥かに超えた人出に注目だ。

 

画面奥が日本水素(福島臨海鉄道 宮下駅)、右奥が小名浜駅と思われる。

 

 

 

 

 

構内の線路は1本にまとまり、車止めで終わっている。

 

車止めのマークが無常感を漂わせている。

 

しかし、かってはこの先にも鉄路が伸びていた。「江名鉄道」があったのだ。

 

私はこの先を訪ねにやってきたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

それでは、いざ出発!

 

「いってらっしゃいにゃ」

「成果は期待してないにゃ…Zzzzz…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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