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寝台特急出雲号と出雲・鳥取の旅2006(平成18)年1月8日(日) -その1-
京都〜松江3 (寝台特急出雲号)
雪に包まれた集落
餘部橋梁を渡る
6時35分頃、城崎温泉駅を発車したというおはよう放送で目を覚ましました。
放送によると、定刻で運転されているとのことでした。
外はまだ真っ暗ですが、窓にはぱらぱらと雪が当たる音がしました。
次第に明るくなってくると、まさに水墨画の世界といった景色が広がっていました。

香住駅では、交換する特急「はまかぜ」2号の遅れのため、4分遅れでの発車となりました。
発車後に、7時12分頃餘部鉄橋を渡るとの放送がありました。
しばらく外を見ていると、トンネルを抜けてパァーっと景色が広がり、あっという間に餘部橋梁を渡りました。

浜坂駅からは、お弁当を載せたアベ鳥取堂の車内販売員が乗車してきました。
しばらくすると横を通り掛ったので、「元祖かに寿し」を買いました。
早速蓋を開けると、ご飯の上に蟹身がたっぷり、甘酢のご飯とともにとても美味しく頂きました。

列車はしばらくして鳥取駅に到着しました。
鳥取駅では9分の停車時間があり、ホームに出て少し撮影をしたりしました。
特急「スーパーまつかぜ」2号の到着を待って、3分遅れでの発車となりました。

左上:雪に包まれた集落
(佐津〜香住間にて)
右上:餘部橋梁を渡る
(鎧〜餘部間にて)

左下:鳥取駅3,4番線ホームにて
3,4番線ホームにて

朝日が顔を覗かせた
天神川を渡る
千代川を渡った列車は、しばらくして、左手に大きな湖山池を見ながら進みます。
少し青空も見え始め、水墨画の世界が一気に鮮やかになりました。
泊駅を通過したあとには、ようやく朝日も顔を覗かせました。

列車は次の倉吉駅を2分遅れで、京都行きの特急「スーパーはくと」4号と同時に発車しました。
列車はすぐに、天神川を渡りました。

左:朝日が顔を覗かせた
(泊〜松崎間にて)
右:天神川を渡る
(倉吉〜下北条間にて)
雲に隠れた伯耆大山

しばらくすると、空は再び鉛色に変わり、雪がちらついてきました。
かと思うと、また明るくなったり、雪がちらついたり…と、外の天候は目まぐるしく変わります。

右手に、この辺りの自然の力を生かしてでしょうか、風力発電用の風車が何基も見えました。
そろそろ伯耆大山が見える頃かなぁと、左側の車窓を眺めていたのですが、空は厚い雲で覆われていました。
山陰道の淀江大山インターを過ぎた辺りから山裾が少し見えるくらいで、その姿を見ることはできませんでした。

伯耆大山駅手前で伯備線が合流、日野川を渡ってしばらくすると、列車は2分遅れで米子駅に到着しました。
米子駅では、定刻ですと22分の停車時間があります。
ここでもホームに出て、列車の姿を撮影したりしました。
駅のご好意でしょうか、1番線の先まで行って撮影することができました。
ただ、決して線路には入らないようにとのことでした。
あっという間に時間は過ぎ、発車の時間が近づいてきました。
1番線に到着した特急「スーパーまつかぜ」6号が発車すると、程なくして、出雲号も定時で米子駅を発車しました。

左上:雲に隠れた伯耆大山
(淀江〜伯耆大山間にて)

左下:2,3番線ホームにて
右下:1番線ホームより
(以上、米子駅にて)
2,3番線ホームにて
1番線ホームより
大橋川に浮かぶ塩楯島

特急「スーパーやくも」10号とすれ違った列車は、程なくして、どじょう掬いの踊りで全国的にも有名な安来節発祥の地、安来駅に停車しました。
安来駅からも乗客があったようで、「自由席はどこですか」とおばあさんに尋ねられました。
出雲号は近距離利用客の移動手段ともなっていることを感じました。

飯梨川を渡ると、右手に中海が見えてきました。
中海は、日本で5番目に大きい湖で、淡水と海水が混ざり合う汽水湖です。
東松江駅を過ぎると、中海と宍道湖を結ぶ大橋川沿いを走ります。

左:大橋川に浮かぶ塩楯島


寝台特急出雲号と出雲・鳥取の旅
2006(平成18)年1月7日
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2006(平成18)年1月8日 -その2-

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