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寝台特急はやぶさ号と熊本・鹿児島の旅

2007(平成19)年1月8日(月・祝) -その2-
山川
山川駅
「JR日本最南端の有人駅」の標柱

改札を出ると、空は相変わらずの曇天ながらも、雨は止んでいました。
駅舎の横には、「JR日本最南端の有人駅」の標柱が立っていました。
ただ、本当のJRの日本最南端の駅は、山川駅から更に2駅先の西大山駅であり、山川駅はあくまでもJRの有人駅としての最南端なのですが、自身にとって初めての「最○端」という文字を見て、またまた感慨深い思いでした。

折り返し、鹿児島中央駅へと戻る列車まで30分ほど時間があるので、駅周辺を少し散策することにしました。
湾沿いに道が続いていたので、行ってみることにしました。
道沿いには手すりなどなく、恐る恐る海を覗くと、意外と透明度は高く、小魚の群れやフグなどが見えました。
後で調べたことなのですが、山川湾は、火山活動によって形成された窪地に、海水が入りこんで作られた湾なのだそうです。
どおりで、海底がごつごつとした岩場だったわけです。

山川駅に戻ろうと歩いていると、一隻のフェリーが、番所鼻から山川港へと向かってくるのが見えました。

左上:山川駅
右上:「JR日本最南端の有人駅」の標柱
左下:山川湾
右下:山川港に向かうフェリー第5おおすみ

山川湾
山川港に向かうフェリー第5おおすみ
山川〜鹿児島中央
1336D (普通)
鹿児島中央行き普通列車(鹿児島中央方)

再び山川駅に戻ってきました。
次に乗車するのは、鹿児島中央駅行きの普通列車ですが、先程、指宿駅から山川駅まで乗車してきた列車の折り返しとなります。
列車の鹿児島中央方に行くと、来るときは気が付きませんでしたが、「のんびりゆっくり号(GO)」という、開聞岳やカツオ、菜の花、そして、蝶が描かれたヘッドマークが掲げられていました。

左:鹿児島中央行き普通列車(鹿児島中央方)
(山川駅にて)

菜の花畑が過ぎていく
快速なのはな号と交換

山川駅を発車した列車は、再び山川湾沿いを走っていきます。

指宿駅が近づいた頃、車窓左手に、鮮やかな黄色の菜の花畑が見えました。
まさか1月に菜の花が見られるとは思いもよりませんでした。

左:菜の花畑が過ぎていく
(山川〜指宿間にて)
右:快速なのはな号と交換
(薩摩今和泉駅にて)

錦江湾が広がる
うっすらと見えてきた桜島

やはり、鹿児島に向かう列車ということもあり、駅に停車するごとに、車内は次第に乗客が増えてきました。
移動手段として、列車が利用されているということが伺えました。
再び、家並みが続くようになり、鹿児島市電の線路と並走した後、列車は鹿児島中央駅に到着しました。

左:錦江湾が広がる
(瀬々串〜平川間にて)
右:うっすらと見えてきた桜島
(坂之上〜慈眼寺間にて)

鹿児島
鹿児島中央駅

鹿児島の滞在時間も残すところ1時間ほどとなってしまいました。
再び改札を出て、コンコースに軒を連ねる物産店でお土産を買い、また、駅弁の店では昼食にと、川内駅の弁当の西原の「特上うなぎ弁当」を買い求めました。

コインロッカーから荷物を出した後、再び、鹿児島中央駅前に下りてみました。
駅前では、当たり前のように、市電が行き交っていました。
この街では日常の出来事であることも、自身にとっては新鮮なことであり、その様子をしばらく眺めていました。

いよいよ、帰りの新幹線の発車が近づいてきたので、再び駅へと戻り、またぜひ来たいという思いを残して、改札をくぐりました。

左上:鹿児島中央駅
左下:鹿児島中央駅前電停付近にて
右下:1000形電車が並ぶ
(鹿児島中央駅前電停にて)

鹿児島中央駅前電停付近にて
1000形電車が並ぶ


寝台特急はやぶさ号と熊本・鹿児島の旅
2007(平成19)年1月8日 -その1-
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