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500系のぞみ号と寝台特急富士号の旅

2007(平成19)年6月23日(土) -その5-
大分
ガレリア竹町帆船モニュメント
ジャングル公園

大分では、次に乗車する列車まで1時間半以上あるので、あらかじめ調べておいた観光ルートをもとに、大分の街を散策することにしました。

コインロッカーに荷物を置き、いざ大分の街へ。
多くの人が集うサティ横の若草公園を抜け、竹町商店街から中央商店街を通り、いいちこ総合文化センターへ、そこから、ジャングル公園へ行き、進路を東へと取り、アートプラザの前を通り、廊下橋から府内城址へ、さらには県庁前から遊歩公園を通り、府内5番街からふないアクアパークを抜け、大分銀行赤レンガ前を通って、大分駅に戻ってきました…、
と、一筆書きで書いてみましたが、かなり歩きがいのあるコースで、いい汗を掻きました。
大分の街には、整備された公園がたくさんあるんだなという印象と、府内城址のお堀や石垣など、こういった史跡のある街は素敵だなぁという思いでした。

大分駅のキオスクで、慌しく買い物をして、改札をくぐりました。
ゆっくり散策していたわけではないのですが、かなりぎりぎりになってしまいました。

左上:ガレリア竹町帆船モニュメント
右上:ジャングル公園
左下:府内城跡 天守台からの眺め
右下:ふないアクアパーク

府内城跡 天守台からの眺め
ふないアクアパーク
大分〜門司
2 (寝台特急富士号)
大分駅
発車案内板

次に乗車するのは、大分発東京行きの寝台特急「富士」号です。
個人的なこだわりとして、「富士号に乗車するのであれば、ぜひ富士号車内から富士山が見たい」という思いがありましたので、初めて乗車する時は、富士山が見える辺りを夜間に通過する下りではなく、朝通過する上りに乗車したいという思いがあり、今回の乗車となりました。
ですが、梅雨時期ということもあり、「かなり厳しいかな」という感じでした。

4,5番線のホームへと行き、まずは指定された寝台に荷物を置いてから、改めて撮影するために、ホームへと出ました。
向かったのは、富士号を牽引するED76型電気機関車の前です。
その、唯一ともいえる、富士山型のヘッドマークを撮影しました。
その後、最後尾へと行き、客車に掲げられたテールマークを撮影し、車内へと戻りました。

指定された寝台に戻ると、程なくして列車は大分駅を発車しました。
いよいよ東京までの旅路の始まりです。
大分駅のホームが車窓を過ぎ行き、改めて、大分の方々は、「富士」「東京」という言葉を見て、どんな風にこの列車を感じるのだろうか、と思いました。
車内は、賑やかな女性のグループで、意外と活気がありました。
喉が乾いていたので、早速大分駅のキオスクで購入した「かぼす&ハニービール」を頂くことにしました。

程なくして、列車は、別府湾を望む海沿いへと出ました。
なるほど、上り線は山側に作られたため、トンネルが多いということがわかりました。
列車は、まず最初の停車駅、別府駅に到着しました。

左上:大分駅
右上:発車案内板
左中:ED76型電気機関車(門司方)
右中:「特急富士 東京」の方向幕
左下:4,5番線ホームにて
右下:寝台特急富士号(大分方)
(以上、大分駅にて)

寝台特急富士号(門司方)
「特急富士 東京」の方向幕
4,5番線ホームにて
寝台特急富士号(大分方)
別府湾沿いを走る
海沿いから山間へ

別府駅からは、乗車していた車両にも、小さなお子さん連れの家族が乗車され、車内が一際賑やかになりました。
多くはないにしても、観光地からの乗客があることは、喜ばしいことだと感じました。

しばらくして、ソニック号の車内で購入した「かしわめし おりお」の中身はどんなだろうと、蓋を開けてみたのですが、何だかとても美味しそうだったので、夕食としては少し早いですが、ビールを飲みながら頂くことにしました。
早速、かしわめしを頂くと、今までも色々な駅の鳥めし・かしわめしを頂いていますが、この鶏肉の食感は初めてで、美味しいと言われるのもうなずけるほど、本当に美味しいものでした。

左:別府湾沿いを走る
(西大分〜東別府間にて)
右:海沿いから山間へ
(杵築〜中山香間にて)

宇佐駅を発車
平成筑豊鉄道の車両

「かしわめし おりお」を美味しく頂きながら、行きのソニック号と比べても、かなりゆっくりと流れる車窓を眺めていて、「なるほど、寝台列車の意義というのは、目的地に早く着くことではなく、確実に乗客を届けるということなんだろうな」と感じました。

宇佐駅に停車した列車は、水田の広がる中を進み、中津駅に到着しました。
しばらく停車し、後続のソニック46号を先行させ、中津駅を発車しました。

途中、雨が降っていたところもありましたが、再び止み、列車は行橋駅に停車しました。

左:宇佐駅を発車
右:平成筑豊鉄道の車両
(行橋駅にて)

JR九州小倉工場を通過
特急ソニック45号との交換

線路沿いを行き交う車のナンバーが「北九州」に変わった頃、次第に車窓は暗くなり、街灯も灯り始めました。
ふと、車窓左手に、JR九州の小倉工場の建物が広がりました。

程なくして、速度が落ち、ゆっくりと西小倉駅を通過かと思うと、そのまま停車しました。
程なくして、黄色いラインが入った「白いかもめ」車両のソニック45号が大分駅に向けて通過していきました。
通過とともに、即発車し、次の小倉駅に到着しました。

左:JR九州小倉工場を通過
(南小倉〜西小倉間にて)
右:特急ソニック45号との交換
(西小倉駅にて)



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