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最後のリレーつばめの旅

2011(平成22)年1月9日(日) -その4-
出水〜八代〜新八代〜熊本
6132D (普通)→5342M(普通)→5348M(普通)
出水駅を発車
八代海沿いへ出る

待合室でしばらく待ち、列車到着の時刻が近づいてきたのでホームへと出ると、「銀河鉄道999」のラッピングトレインなどが、入れ替え作業を行っていました。
そして、列車が到着し、乗り込みました。
途中駅からの乗車でしたので、海側の座席は無理かなぁと思っていたのですが、ちょうど入れ違いになったのでしょうか、海側の座席が空いていましたので、そこに座りました。

米ノ津駅を発車すると、列車は、八代海沿いへと出ました。
しかしながら、この区間では、またすぐに内陸へと入ってしまいます。

列車は、水俣駅に停車しました。
水俣市の中心駅ですが、九州新幹線の開業とともに、玄関口の座は新水俣駅に譲りました。
次は、その新水俣駅に停車しました。
新幹線接続駅ですが、乗客の姿はありませんでした。

ホームのすぐ脇に柑橘系の黄色の果物が実る津奈木駅を発車すると、すぐに九州新幹線の高架をくぐりました。
津奈木太郎峠をトンネルで抜けると、峠を真っ直ぐ抜けた九州新幹線の高架を再びくぐります。

たのうら御立岬公園駅を発車してしばらくすると、列車は再び、八代海沿いへと出ました。
すっかり雨も止み、車窓左手後方の西の空を夕日が黄金色に染めていました。

八代海に別れを告げ、再び内陸へと入った列車は、球磨川を渡りました。
車窓左手から、肥薩線が合流すると、程なくして、八代駅に到着しました。
列車は、一駅先の新八代行きですが、ほとんどの乗客が、八代駅で下車されたようでした。

左上:出水駅を発車
右上:八代海沿いへ出る
(米ノ津〜袋間にて)
左中:水俣駅に到着
右中:九州新幹線と交差する
(津奈木〜湯浦間にて)
左下:八代海沿いを進む
(たのうら御立岬公園〜上田浦間にて)
右下:球磨川を渡る
(肥後高田〜八代間にて)

水俣駅に到着
九州新幹線と交差する
八代海沿いを進む
球磨川を渡る
駅名標
肥薩おれんじ鉄道八代駅

肥薩おれんじ鉄道の改札から外へ出ました。
事前に肥薩おれんじ鉄道のホームページを見ると、八代駅でグッズが販売されているとのことでしたので、待合室へと入ってみました。
待合室では、次の下り列車を待っているのでしょうか、椅子が程よく埋まるくらいの人の姿がありました。
窓口を見ると、「銀河鉄道999号運行記念入場券セット」が販売されている旨の案内があり、「これはいい記念になるなぁ」と購入しました。

駅舎の外へ出て、まずは、肥薩おれんじ鉄道の八代駅を撮影しました。
その後、すぐ隣りにあるJRの八代駅を撮影しました。
背後の工場の煙突が懐かしい感じがしました。
次の列車まで、まだ少し時間があるので、駅前の通りを少しだけ歩いてから、駅に戻り、待合室で待つことにしました。

待合室に隣接されている売店を見たりして時間をつぶしていると、改札の案内がありましたので、改札を抜け、ホームへと向かいました。
次は、新八代駅に向かうために、鳥栖行きの普通列車に乗車しました。

左上:駅名標
右上:肥薩おれんじ鉄道八代駅
左下:JR八代駅
右下:島津義弘公像

JR八代駅
駅名標
新八代
新八代駅(西口)
在来線駅名標

車窓右手に、新幹線の高架橋が近づいてくると、八代駅から3分ほどで、列車は、新八代駅に到着しました。
乗降客の姿はあまりありませんでした。
新幹線と特急列車の乗り換え客は(余儀なくされるため)多いですが、新幹線と普通列車の乗り換え客はそれほどでもないのかなという印象でした。

改札を出て、まずは、在来線の西口を出てみました。
住宅は点在していますが、2004(平成16)年に九州新幹線の開業とともに駅ができる前からの家が多いようでした。

再び東口から駅舎に入り、南口を出ました。
南口は、在来線駅舎と新幹線駅舎にありますが、建物は直接繋がっておらず、一旦外に出る形になります。
両駅舎の間には、南口広場があります。

次に、新幹線の南口から新幹線駅舎内に入り、一旦、東口を出て、新幹線駅舎を撮影しました。
なるほど、大きな駅舎ですが、開業から7年経とうとしている今も、駅前はまだまだこれからといった感じでした。
九州新幹線が全通し、交通の便がますますよくなれば、どんどん発展していくのかもしれませんね。
ちょうど、特急「リレーつばめ18」号が発車していくのが見えました。

再び新幹線駅舎に戻り、今度は、新幹線ホームで、新在乗り換えの様子を記録に納めることにしました。

左上:新八代駅(西口)
右上:在来線駅名標
左下:新八代駅(東口)
右下:新幹線駅名標

新八代駅(東口)
新幹線駅名標
つばめ19号(新八代方)
階段の案内表示

入場券を買い求め、改札を抜けました。
つい数時間前、午前中にも新八代駅を訪れていますが、乗り換えと訪問では、当然ですが、時間的余裕がかなり違います。

ホームに上がると、先ほど、新→在乗り換えを終え、特急「リレーつばめ19」号の到着を待つ、「つばめ19」号のみが停車していました。
リレーつばめ号の到着までは、まだ少し時間があるので、久しぶりにじっくりと800系車両を撮影したり、また、新在乗り換えの証しを撮影したりしました。

そして、間もなく、特急「リレーつばめ19」号到着の時間となり、少し薄暗くなってはいましたが、リレーつばめ号がスロープを上がってやってくる様子を撮影しようと、ホーム先端へと移動しました。
程なくして、スロープ分岐点付近の踏切が明滅するのが見えると、リレーつばめ号がやってきました。
ゆっくりと弧を描きながらスロープを上がり、目の前を通過していきました。
興奮も冷めやらぬまま、両者が並ぶ姿を撮影しました。
そして、わずか3分の乗り換え時間ののち、「リレーつばめ19」号は、鹿児島中央駅へ向けて、発車していきました。

この7年間繰り返されてきた新在乗り換え、
自身は、2007(平成19)年の新→在と、この日の午前中の在→新、そして、この見学を含めて、3回この場に立ち会うことができましたが、思い残すことはない、いい経験となりました。

左上:つばめ19号(新八代方)
右上:階段の案内表示
左下:発車案内板
右下:11,12番線ホームにて

発車案内板
11,12番線ホームにて
熊本
熊本駅
駅前のイルミネーション

新八代駅から、銀水駅行きの普通列車で、熊本駅へと移動します。
ホームでは、自身のほかにも、数人の乗客の姿がありました。
列車が到着し、乗り込むと、3割くらいの乗車率といった感じだったでしょうか。
心地よい旅の疲れを感じながら列車に揺られ、30分ほどの乗車で、熊本駅に到着しました。

この日の宿は、駅に近く、2007(平成19)年に利用したときもとても快適だった、JR九州ホテル熊本です。
早速チェックインしましたが、申し込みのとき、JR側の部屋を希望していたところ、空いていたらしく、「JR側の部屋をお取りしておきました」と伝えられました。
部屋に入り、窓からの景色を眺めると、熊本駅構内はもちろん、新幹線の熊本駅も見え、試運転でしょうか、ヘッドライトの形状からN700系が停車しているのが見えました。
その向こうには、懐かしい花岡山の仏舎利塔が見えました。

荷物を部屋に置いて、夕食を食べに出ることにしました。
熊本市交通局の熊本駅前電停から市電に乗り込みました。
車内はそれほど混んではいませんでしたが、地元の方だけでなく、観光の方も乗車されているようでした。
途中、イルミネーションで装飾された列車とすれ違いました。
列車が、熊本城前電停に到着すると、多くの人が下車され、車内は少し寂しくなりました。
自身は、通町筋電停で下車しました。

今回、夕食を頂こうと考えていたのは、熊本ラーメンの店として有名な、「こむらさき」さんです。
自身、「こむらさき」さんのラーメンは、以前、新横浜ラーメン博物館で頂いたことがありますが、ぜひ熊本で味わいたいということで、行くことにしました。
本当は本店に行きたかったところですが、閉店時間を過ぎてしまったために、電停から近い上通中央店を訪れました。

左上:熊本駅
右上:駅前のイルミネーション
左下:熊本市交通局健軍町行き
右下:イルミネーション車両

熊本市交通局健軍町行き
イルミネーション車両
熊本城を西から望む
加藤清正公像と熊本城

普段、初めて訪れるお店では、冒険せずに、スタンダードなものをと考えているのですが、せっかくの旅先では、たまには奮発してという思いもあり、悩んだ末に、「特製チャーシューメン」を頂くことにしました。
熊本ラーメンならではの、マー油が香ばしく味わい深いスープに、細麺がとてもマッチしており、また、たくさん載ったチャーシューも一緒に、大変おいしく頂きました。

熊本の味を味わったところで、この後どうしようかと、まずは電停へ戻ろうと、来た道を引き返すと、途中で熊本城の天守閣が夜空に浮かび上がっており、「行くしかない」とライトアップされた熊本城を撮影しに行くことにしました。

お堀沿いをしばらく歩き、4年ぶりに加藤清正公像と対面しました。
背後には、ライトアップされた天守閣が見えました。
そこから、懐かしい思いで坂を上り、頬当御門まで行くと、4年前は天守閣がよく見えたのですが、見えづらかったので、道路を挟んだ西出丸の広場から撮影しました。

帰りは、熊本城前電停から市電に乗ってホテルに戻ろうと歩いていると、ここでもイルミネーションで装飾されたオブジェが輝いていました。
後で調べたところによると、「光のページェントinくまもと」というイベントだそうです。
少し眺めてから、市電に乗り、ホテルへと戻りました。

この日のビールの肴は、出水駅で購入した「黒豚とんかつ御膳」と窓からの熊本駅の眺めだったことは言うまでもありません。

左上:熊本城を西から望む
右上:加藤清正公像と熊本城
左、右下:光のページェントinくまもと

光のページェントinくまもと1
光のページェントinくまもと2


最後のリレーつばめの旅
2011(平成22)年1月9日 -その3-
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2011(平成22)年1月10日

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