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大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 川西 −その1−

2006年8月5日撮影

ジョゼ・ド・ギマランイス [ポルトガル]
Jose de Guimaraes [Portugal]

妻有広域のサイン
Signs for Echigo-Tsumari

越後妻有地域への入口や、作品設置場所の近くなど、妻有広域に設置されたサイン。

上野ライスセンター付近に設置されたサインです。

2003年作品
国道252号線・広域農道交差点付近(上野)
常設

2006年8月6日撮影

鈴木 淳子+沖 啓介 [日本]
Junko Suzuki + Keisuke Oki [Japan]

祈りの舟−田から舟
The Boat for Prayers - TAKARABUNE

神社の境内に現れた「宝船」。
地域で収穫された稲の藁で作られている。
田から頂く恵みに感謝し、次の年の豊作を祈る。
その祈りを乗せて、宝船は天へと出航する。

諏訪神社を訪れると、藁で作られた宝船がありました。
まるで、目の前に広がる水田への出航の時を待っているという感じでした。
帆に当たる部分には、「宝」ではなく「田」という文字が書かれていました。
「宝」という言葉は、「田から」頂くものということに由来しているということを知りました。
普段、何の気なしに頂いているお米ですが、そのありがたさを改めて実感できる空間でした。

2006年9月8日、二十四気の一つ、白露で、満月でもあるこの日、「お焚き上げ」が行われました。
すっかり辺りも暗くなった18時半頃、作品を訪れると、ロウソクの灯かりが船を照らし出していました。
民俗楽器の演奏も行われており、この作品の作家のお一人でもある沖氏と、「レインボーハット」の関口氏が演奏されていました。
沖氏からの「月が出ました」との声を受け、東の空を見ると、見事な満月が顔を出していました。
しばらくして、作家の鈴木氏と沖氏の挨拶があり、その後、願いや祈りが書かれた折り紙の船を船にのせました。
お神酒等が振る舞われたあと、この地の祝い歌でもある「天神囃子」が歌われ、いよいよ船に火がつけられました。
オレンジ色の炎は、瞬く間に中に敷き詰めてあった藁に燃え広がっていきました。
さすがにしっかり作ってあるだけあって、船の外枠はなかなか燃えません。
消防団の方が、少しずつ壊していきながらだんだんと灰にしていきました。
もうもうと上がる煙を見て、折り紙に書かれた願いや祈りが無事に天へと昇っていっただけでなく、今日までにこの作品を見にきた方の思いも一緒に運んでいったような気がしました。
最後にすっかりと灰になった藁は、来年の「宝(田から)=稲」を育む肥料となるということです。
目の前で作品が焼失するというのは、もちろん初めての体験でしたが、ただ単純に「燃やす=消滅する」ではなく、「燃やす=天に昇る」という、古(いにしえ)からの日本人の心を感じることができたような気がしました。

翌9日に作品(のあった場所)を訪れると、灰もほとんどありませんでしたが、そこに舟があったという記憶だけがその空間にありました。

2006年作品
諏訪神社(元町)
第3回期間中のみ

2006年9月8日撮影
2006年9月8日撮影
2006年9月8日撮影
2006年9月8日撮影
2006年9月9日撮影

2006年8月5日撮影

ジョゼ・ド・ギマランイス [ポルトガル]
Jose de Guimaraes [Portugal]

妻有広域のサイン
Signs for Echigo-Tsumari

越後妻有地域への入口や、作品設置場所の近くなど、妻有広域に設置されたサイン。

国道252線沿いに設置されたサインです。

2003年作品
国道252号線沿い(上野)
常設

2006年8月5日撮影

ジョゼ・ド・ギマランイス [ポルトガル]
Jose de Guimaraes [Portugal]

妻有広域のサイン
Signs for Echigo-Tsumari

越後妻有地域への入口や、作品設置場所の近くなど、妻有広域に設置されたサイン。

ナカゴグリーンパーク入口に設置されたサインです。

2003年作品
ナカゴグリーンパーク
常設

2009年8月16日撮影
2009年8月16日撮影

ミュートス [日本]
Mythos [Japan]

響き合う風景
Symphonizing Landscape

2009年作品
ナカゴグリーンパーク サンパレスナカゴ
第4回期間中のみ

2004年6月13日撮影
2004年6月13日撮影

トゥー・ザ・ウッズ [日本/オーストリア]
to the woods [Japan/Austria]

ベリー・スプーン
Berry Spoon

ナカゴグリーンパークに作られたベリー果樹園。
さまざまなベリーが育てられる。
土とふれあい、果実の実りとふれあう。
そして、子供から大人まで、人々のふれあいも生まれる。

ベリーが実る頃、また見に行ってみたい作品です。

晴天の続く2004年6月、作品を訪れました。
ストロベリーはすっかり熟しており、真っ赤な実が実っていました。
写真は、ブルーベリーで、実が紫色になるには、もう少しという感じでした。

2003年作品
ナカゴグリーンパーク
常設

2004年8月7日撮影

2006年8月6日撮影
2006年8月6日撮影

宿南 泉 [日本]
Izumi Syukunami [Japan]

囲まれている
Surround

緑の芝生の上に現れた、半円形状に並ぶ真っ白な家々。
柱以外の屋根や電灯の傘は牛乳パックを再生した紙で作られている。
周りを見渡せば、誰かの顔が見える、そんな安心感を感じる空間。

昼間作品を訪れると、夜には点灯されることがわかり、同じ日の夜、もう一度作品を訪れてみました。
真っ白な家々は、白熱電球の淡いオレンジ色に照らされていました。
その温かな灯りにも、何となく安心感を感じました。

2006年作品
ナカゴグリーンパーク
第3回期間中のみ

2006年8月6日撮影
2006年8月6日撮影
2006年8月6日撮影
2006年8月6日撮影


大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ
十日町 -その31-
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