丹下 公仁 [日本]
Kimihito Tange [Japan] 妻有の杜
The forest 稲作の神、「田の神」をモチーフにしたインスタレーション。
作品が展示されている部屋の中央には、籾の上に置かれた越後妻有の地図があり、この地域は稲作が築き上げてきた土地であるということを表しているようである。
また、その越後妻有の地図には、地域の神社の位置から天に向かって棒が伸びており、「田の神」と神社のつながりを表しているようでもある。
室内には、丹下氏が訪れた、越後妻有の神社の写真が展示されており、会期中もなお、その写真は増えていった。 確かに、自身の住んでいるところでも、各集落ごとに神社があり、何を祀っているかは別としても、神社と集落は密接に関係しているということを改めて感じました。 「第4回大地の芸術祭」会期最終盤の9月12日、再び作品を訪れました。
廊下に貼られていた越後妻有地域の地図には、丹下氏が訪れた神社に印がついており、自身の家の近くの神社にも、訪れた印が付いていました。
室内に入り、写真を探していると、その神社の写真もありました。
年に1〜2回くらいしか訪れない神社ですが、改めて、こういう形で見ると、うれしく思いましたし、大切にしたいと感じました。 2009年作品
旧東下組小学校 2階(漉野)
第4回期間中のみ |