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大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 十日町 −その30−

2006年8月27日撮影
2006年8月27日撮影

松岡 真澄 [日本]
Masumi Matsuoka [Japan]

蓮渡り−逸楽郷へ
Lotus Land

こげ茶色に枯れ果てた蓮が敷き詰められた先には、ピンク色の花を咲かせた青々とした蓮が描かれた屏風が出迎えてくれる。
枯れた植物と生きている絵画の対比する空間。

2006年作品
願入冬季分校
第3回期間中のみ

2006年8月27日撮影
2006年8月27日撮影

山本 浩二 [日本]
Koji Yamamoto [Japan]

フロギストン
PHLOGISTON

30種類以上の樹木を色々な形に加工し、それを炭にした作品。

「フロギストン」は、「燃素」とも言い、『「燃焼」は「燃素(フロギストン)」という物質の放出の過程である』という学説の基であるが、その学説は現代科学において、すでに淘汰されてしまっている。
作品は、「燃焼」という現象が、現代科学において科学的に説明されたとしてもなお、炭となった木材の姿に、未知なる「燃素(フロギストン)」の存在を信じたくなるような自然の造形を感じさせてくれる。

2006年作品
願入冬季分校(願入)→室野 空家(松代)
常設

2006年8月27日撮影
2006年8月27日撮影
2006年8月27日撮影
2006年8月27日撮影
2006年8月27日撮影
2006年8月27日撮影

古郡 弘 [日本]
Hiroshi Furugori [Japan]

胞衣 みしゃぐち
The Placenta - Misyaguchi

まず、周囲から作品を見ると、古い円楼のようにも見える。
階段を上り、作品へのアプローチへと歩を進めると、周囲の壁に手彫りの痕跡がうかがえ、今度は、発掘された遺跡のようにも感じる。
入口から中に入ると、今度はどこかの洞窟にでも入ったような気分にもなる。
光の射す中央へと目をやると、1本の桜の木が伸びている。
すべては人々の手によって形作られた作品ではあるが、作品のどこにいても、自然に包み込まれているように感じる。

2006年作品
願入
常設

2006年8月27日撮影
2006年8月27日撮影
2009年8月2日撮影
2009年8月2日撮影

小沢 敦志 [日本]
Atsushi Ozawa [Japan]

鉄を作る
Steel making

小学校周辺の家々から集めた、使われなくなった鉄製品。
それらを熱し、ハンマーで叩いてぺらぺらにしていくことにより、鉄製品としての姿から、鉄そのものの姿へと還元していく作品。

2009年作品
東下組小学校 1階(漉野)
第4回期間中のみ

2009年8月2日撮影
2009年8月2日撮影
2009年8月2日撮影
2009年8月2日撮影

山崎 龍一 [日本]
Ryoichi Yamazaki [Japan]

Culture bound syndrome
Culture bound syndrome

小学校の壁に貼られていた「いじめ根絶」のポスターに触発され、制作されたという作品。
教室にいる子供たちは、みんな同じ格好をし、憂うような表情をしている。
その姿は、個と集団の狭間で葛藤している心を表しているようでもある。

2009年作品
東下組小学校 2階(漉野)
第4回期間中のみ

2009年8月2日撮影
2009年8月2日撮影
2009年8月2日撮影
2009年8月2日撮影





大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ
十日町 -その29-
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