日向 雄一郎 [日本]
Yuichiro Hinata [Japan] 小白倉いけばな美術館
八月の花あかり
妻有の飯茶わん
Koshirakura Ikebana Museum
hana akari
ricebowl project in tsumari テーマ館の個人宅に入ると、まず最初に、圧倒的な迫力で「八月の花あかり」が目に入る。
カサブランカを中心とした、地域で採取された草花が、座敷の幅いっぱいにいけられている。
そして、縁側には、「妻有の飯茶わん」が展示され、テーブルに並べられた、地域の家々から借りた茶碗に、地域で採取された草花や実がいけられている。 朝からスコールに襲われたこの日、祖母とともに作品を訪れました。
作品が展示されている部屋には、日向氏と片岡如子氏がいらっしゃり、作品を解説して下さいました。
「八月の花あかり」は、まずはその迫力に圧倒されました。
いわゆる「いけばな」らしくもあり、ただ、空間をワイドに使ったこの迫力は、「現代いけばな」なのかななどと感じました。
確かに、生き生きとした草花は、外の光を反射させ、室内を明るくさせているように思いました。
一方の「妻有の飯茶わん」は、ひっそりと生育する草花をそのまま持ってきたような、こじんまりとしたかわいらしさを感じました。
祖母も色々と質問をして、好奇心を満たしていました。 2006年作品
小白倉 個人宅
第3回期間中(8月7日〜8月13日)のみ |