このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 川西 −その3−

2004年6月20日撮影
2004年6月20日撮影

母袋 俊也 [日本]
Toshiya Motai [Japan]

絵画のための見晴らし小屋
Prospect Cottage for Painting

絵画、それは、切り取られた風景。
この作品は、自然の風景を切りとり、絵画にしてしまう。
誰にも描くことのできない絵画。
二度と同じものを描くことのできない絵画。
自然の織り成す景色は、次はどんな絵画を見せてくれるのだろうか。

晴天の続く2004年6月、作品を訪れました。
青い空と緑の木々、そして、雄大な山々…。
全ての構成が前向きな、この日の"絵画"は、心をすがすがしい気持ちにしてくれるものでした。

2003年作品
ナカゴグリーンパーク
常設

2004年6月20日撮影
2006年8月6日撮影
2003年8月23日撮影
2006年8月6日撮影

PHスタジオ [日本]
PH Studio [Japan]

河岸段丘
Nodule

「光の館」への上り坂の途中、盆地を見渡せるところにこの作品はある。
ベンチに座って見える景色は、空と山、そして、信濃川によって造られた河岸段丘。
魚沼米を育む田園は、季節ごとに彩りを変える。

2000年作品
ナカゴグリーンパーク
常設

2007年6月17日撮影
2007年6月17日撮影
2006年8月6日撮影

2006年8月6日撮影
2004年8月7日撮影

ジェームズ・タレル [アメリカ]
James Turrell [USA]

光の館
House of Light

川西町上野の重要文化財星名邸をモデルにして、2000年に作られた「光の館」。
宿泊施設として、通年利用されており、公開以来人気を博している。
「光の館」という作品名の通り、室内は光が効果的に使われている。
和室"Outside in"の屋根は可動式になっており、開け放つと室内から空を見ることができる。

空という空間を屋根に切り取られた空間から覗いた場合、空の高さをより一層実感できるような気がします。

浴室"Light Bath"は、浴室や浴槽内に光ファイバーによる照明が施され、幻想的な空間を体験できる。
最初に宿泊施設と書いたが、これは単なる宿泊施設ではなく、光の作品を体験できる宿泊施設である。

この日はほんの十数分鑑賞させていただいただけですが、もし、その機会があれば、その素晴らしい一夜を実際に体験してみたいです。

2004年12月、周囲を雪に覆われた作品を訪れてみました。
新潟中越大震災で被害を受け、2ヶ月以上休業していた作品は、直後のブルーシートで覆われた痛ましい姿ではなく、間もなく再開を迎えようという、元の姿に戻っていました。
真っ白な雪の中にたたずむ作品は、例え晴天の日が少ないこの時期であっても、宿泊施設としての作品を楽しむことができるという十分な魅力を感じさせてくれました。

2000年作品
ナカゴグリーンパーク
常設

2003年8月23日撮影
2005年8月7日撮影
2006年8月6日撮影
2006年8月6日撮影
2006年8月6日撮影
2006年8月6日撮影
2003年8月23日撮影
2006年8月6日撮影
2003年8月23日撮影
2006年8月6日撮影
2004年12月26日撮影
2004年12月26日撮影


大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ
川西 -その2-
里山のアート トップページ 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ
川西 -その4-

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください