関口 恒男 [日本]
Tsuneo Sekiguchi [Japan] 越後妻有レインボーハット2008
ECHIGO-TSUMARI RAINBOW HUT 2008 越後妻有の地で4回目となる「レインボーハット」。
虹を受け、人々が踊り集う「虹の小屋」は、毎年毎年進化し続ける。 「2008夏 越後妻有 大地の祭り」期間終盤の8月30日、作品を訪れました。
「庭師の巨人」の「足」の先を右に入り、もうすっかりお馴染みとなった場所を訪れると、今年もまた大きなハット(小屋)ができていました。
来訪者の音を聞いて、関口氏がハットから出ていらっしゃると、「毎年ありがとうございます」と声を掛けて下さいました。
今年は、虹を映す大きなハットと、「原始未来レイヴ」のためのDJブースの小さなハットが作られていました。
また、今年のメインハットは、今までとは違い、竹自体が天井を覆うのではなく、4本の竹が天井を張る作りとなっていました。
こうやって天井が引っ張られることにより、天井に雨が溜まらないようになるのだそうです。
なるほど、毎年毎年の積み重ねが、また新たなアイデアを生み出し、ハットは毎年進化していくんだと感じました。
途中、ポツポツと雨が当たってきたのですが、ふと、じわーっと天井に虹が現れ始め、慌ててカメラを構ええました。
なるほど、ハットの上は雨雲だったようですが、たまたま、太陽の周りは雲が薄くなったようでした。
そんなわずかな瞬間にも関わらず、関口氏は、ポツポツと雨が当たる中、鏡の位置を調整して下さいました。
今更ではありますが、本当にありがとうございました。
1時間ほど滞在し、作品を後にしました。 「原始未来レイヴ」が開催された翌日は、朝から青空が広がるいい天気でした。
ハットには、昨日とは比べ物にならないくらいハッキリとした虹が映し出されており、本当に言葉にならない感動を受けました。
特に、枯葉に映った虹は、どんな絵の具でもここまで美しく着色できないというくらい、枯葉の色を美しく変えていました。
ハットの中や外で虹を楽しんでいると、「どうも」と関口氏が声を掛けて下さいました。
イベントの準備で忙しいにも関わらず、こうやって気さくに声を掛けて下さる、そんなところも、関口氏の周りに多くの人が集う理由の一つかななどと思います。
出演者の方やその知り合いの方々など、続々と、人々が集まってきました。
前日のような、ひたすら自然に包まれるのが「レインボーハット」の一つの顔であれば、こうやって多くの人が集い、賑やかに楽しむのももう一つの顔だと思います。
「Blood Culture」のライブが終わったところで、「儀明遥想」を見に行くために一旦作品を後にしました。 夜になり、再び「原始未来レイヴ」に行ってきました。
当然、すっかり虹は消えていましたが、空には満天の星空が広がり、ロウソクと焚き火の灯りが会場を照らしていました。
丁度、「SNOW」こと、関口氏がDJをされていました。
ハットの中では数人の人が踊り、また、ハットの横では、「Blood Culture」の方々がそのリズムに併せて太鼓を叩いていらっしゃいました。
初めて夜の「原始未来レイヴ」を訪れましたが、昼間とはまた違った、雰囲気のある空間になっていました。
しばらくして、「SNOW」のプレイが終了し、DJブースから出てきた関口氏を皆さんが拍手で出迎えていました。
その後の、「DJ SUWA」、「Blood Culture+ファイアー パフォーマンス」まで楽しんで、作品を後にしました。 2008年作品
節黒城跡キャンプ場周辺
2008夏 越後妻有 大地の祭り 期間中(8/17〜8/31)のみ |