みかんぐみ+BankART1929 [日本]
MIKAN + BankART1929 [Japan] BankART 妻有
BankART Tsumari 「普通の家をふつうの家のように改修していきたい」というコンセプトに基づいて、空家を改修し、再生させていく作品。
第3回期間中にも工事は進められ、日々違った姿を見せていた。 8月19日、初めて作品を訪れました。
まず先に、素敵な庭を拝見しました。
玄関の横から、板張りの廊下が伸びており、すぐ横には足湯があります。
廊下を進むと、釜戸があり、その先には小さなプールがあります。
その横の少し小高いところには、何とも気持ちよさそうな露天風呂もあります。
一通り庭を拝見してから、家の中を拝見しました。
入ってすぐ左の一角は、ガラス張りになっていますが、そこは展望風呂なのだそうです。
一応、カーテンはついていました。
2階に上がると、壁一面が黒板のロビーがあり、今後の作業について検討されたことでしょうか、色々と書かれていました。
2階には寝室もいくつかあり、「PH studioの部屋」と名付けられた部屋や、「白い部屋」と名付けられた素敵な部屋もありました。
ロビーにはさらに上に上がるハシゴが設置されており、上に上がると、屋根裏の3階が広がっています。
日中はかなり蒸し暑い空間でしたが、夜は涼しいのかもしれませんね、ここにもベッドが置かれていました。
一通り拝見し、アイデアにアイデアを重ねて作り込まれていったんだなということが伺え、とても楽しい空間でした。 そして、第3回最終日の9月10日、再び作品を訪れました。
細かいところでは、それぞれの場所に、看板が設置されていました。
例えば、足湯→「ドテ」、露天風呂→「ゴエモン」、展望風呂→「スケスケ」など、何だかそのネーミングも楽しい気分にさせてくれます。
屋根裏の3階には、「ヤング荘」と書かれた表札もありました。
また、暗闇にひっそりと、「無音花畑」の丸山氏のビニール袋で作った花畑もありました。
この家は、完成後はセミナーハウスとして利用されていくということです。 2006年作品
桐山 空家
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