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大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 松代 −その15−

2005年5月14日撮影
2005年5月14日撮影

郷 晃 [日本]
Akira Go [Japan]

回廊…時の水脈
Corridor...A Water Vien of Time

郷氏がこの地を初めて訪れた時の印象をもとに構想された作品。
5つの石は、津南町の山中で産出された安山岩が用いられている。
古代の石器をモチーフに作られた作品は、石にまつわる様々な「時」の流れを感じさせてくれる。

第1回大地の芸術祭で松代商店街に展示された作品は、会期終了後、芝峠に移されたが、周辺の工事のため、さらに現在の位置に移された。

2005年の5月、まさに五月晴れといった青空の日、初めて作品と対面しました。
5年目にして初めて目にした作品は、石のもつ丸さと加工面の平面さの対比が印象的でした。

2000年作品
松代商店街→芝峠農村公園(芝峠)
常設
2006年8月19日撮影

2006年8月19日撮影
2006年8月19日撮影

リチャード・ディーコン [イギリス]
Richard Deacon [UK]

マウンテン
Mountain

山間の道を進むと、パッと視界が開け、作品が現れる。
作品の周囲には、緑の山々と青い空が広がる。
自然の中に現れた無機物の作品は、太陽の光を受け、次第に周囲に融合していく。

本当に不思議な空間です。
自然というものは、確かにそのままでも美しいのですが、作品がアクセントとなることにより、お互いが引き立て合っているような気がします。
作品に近づくと、素材こそは無機物ですが、人の手によって成型された痕がよくわかります。

2006年作品
桐山
常設

2006年8月19日撮影
2006年8月19日撮影
2007年4月30日撮影
2007年4月30日撮影
2006年8月19日撮影
2006年8月19日撮影

マーリア・ヴィルッカラ [フィンランド]
Maaria Wirkkala [Finland]

TIRAMI SU 3
持ち上げて−行ったり来たり
TIRAMI SU 3:
one way or another

集落に着くと、ある家屋に向かって真っ直ぐな線が延びており、その所々には、動物が綱渡りをしている(ようなフィギュアが置いてある)。
動物を追い掛けていくと、一軒の家屋の2階に入っていく。
そこが作品の展示されている空家である。
中に入ると、椅子や、壁のはがれたところ、縄、藁沓など、所々に金色に彩られた道具や場所がある。
その彩りが、道具や場所に再び息吹を吹き込んでいるようで、空家のはずなのに、まだ誰かが住んでいるような不思議な感覚を覚える。

空家作品の中でも、本当に不思議な空間に感じました。
入ってすぐの部屋に、電動で動くブランコがありましたが、「ギーッ、ギーッ」っと、ゆっくりと刻まれる音を聞いていると、何だか誰かが乗っているような感じがしてきました。
隣りの座敷(仏間)も、ここ数年で空家になったというだけあって、妙に生活感があり、不思議な感覚でした。
踏み板が金色に塗られた階段から2階に上がると、綱渡りをしてきて、今にも部屋に届かんとする、とぼけたシマウマを見て、ようやくふっと肩が軽くなりました。
この作品は、場の持つ記憶を、訪れた人々に強烈なインパクトとして与える、そんな気がしました。

2006年作品
桐山 空家
常設

2006年8月19日撮影
2006年9月10日撮影
2006年8月19日撮影
2006年8月19日撮影
2006年9月10日撮影
2006年8月19日撮影

みかんぐみ+BankART1929 [日本]
MIKAN + BankART1929 [Japan]

BankART 妻有
BankART Tsumari

「普通の家をふつうの家のように改修していきたい」というコンセプトに基づいて、空家を改修し、再生させていく作品。
第3回期間中にも工事は進められ、日々違った姿を見せていた。

8月19日、初めて作品を訪れました。
まず先に、素敵な庭を拝見しました。
玄関の横から、板張りの廊下が伸びており、すぐ横には足湯があります。
廊下を進むと、釜戸があり、その先には小さなプールがあります。
その横の少し小高いところには、何とも気持ちよさそうな露天風呂もあります。
一通り庭を拝見してから、家の中を拝見しました。
入ってすぐ左の一角は、ガラス張りになっていますが、そこは展望風呂なのだそうです。
一応、カーテンはついていました。
2階に上がると、壁一面が黒板のロビーがあり、今後の作業について検討されたことでしょうか、色々と書かれていました。
2階には寝室もいくつかあり、「PH studioの部屋」と名付けられた部屋や、「白い部屋」と名付けられた素敵な部屋もありました。
ロビーにはさらに上に上がるハシゴが設置されており、上に上がると、屋根裏の3階が広がっています。
日中はかなり蒸し暑い空間でしたが、夜は涼しいのかもしれませんね、ここにもベッドが置かれていました。
一通り拝見し、アイデアにアイデアを重ねて作り込まれていったんだなということが伺え、とても楽しい空間でした。

そして、第3回最終日の9月10日、再び作品を訪れました。
細かいところでは、それぞれの場所に、看板が設置されていました。
例えば、足湯→「ドテ」、露天風呂→「ゴエモン」、展望風呂→「スケスケ」など、何だかそのネーミングも楽しい気分にさせてくれます。
屋根裏の3階には、「ヤング荘」と書かれた表札もありました。
また、暗闇にひっそりと、「無音花畑」の丸山氏のビニール袋で作った花畑もありました。
この家は、完成後はセミナーハウスとして利用されていくということです。

2006年作品
桐山 空家
常設

2006年8月19日撮影
2006年8月19日撮影
2006年8月19日撮影
2006年8月19日撮影
2006年8月19日撮影
2006年8月19日撮影


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松代 -その14-
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