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大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 松代 −その8−

2003年8月31日撮影
2003年8月31日撮影

柳澤 紀子 [日本]
Noriko Yanagisawa [Japan]

融(とおる)
Toru

石で作られた大きなレリーフが中心にある。
アンモナイトや羽がモザイクとともに描かれている。
その周囲には石で作られた椅子が置かれている。

第3回期間中の8月19日、作品を舞台に開催された、能公演を鑑賞しました。
演目は、前夜祭と同じ「羽衣」。
この作品上で、どのように演じられるのがとても楽しみでした。
次第に多くの人が集まり、いよいよ開演しました。
まず、第一部、居囃子で始まりました。
舞のない能ですので、時折目を瞑り、周囲の雰囲気とともに楽しみました。
そして、第二部、舞囃子が始まりました。
本来の能舞台とは全く違う、円形で、しかも、少し傾斜している作品上で、観世流シテ方の長谷川晴彦氏による天女の舞が厳かに舞われました。
夕方になり、少し涼しい風も吹き始めてはいましたが、まだかなり蒸し暑く、笛、小鼓の囃子方も汗だくで演奏されていました。
この城山の雰囲気とともに、本当に楽しむことができました。

2003年作品
山上の公園(松代城山)
常設

2006年8月19日撮影
2006年8月19日撮影
2003年8月31日撮影
2004年6月13日撮影

メナシェ・カディシュマン [イスラエル]
Menashe Kadishuman [Israel]


Trees

銅版に切り抜かれた、木の姿。
人工物によって、自然を作る。
切り抜かれた木のシルエットからは、松代の自然が見える。

切り抜くという形で、よりその存在を際立たせています。
赤茶けた銅の向こうに見える緑の木々は、自然のあたたかさを感じさせてくれます。

2000年作品
山上の公園(松代城山)
常設

2006年8月19日撮影

2003年8月31日撮影
2004年6月13日撮影

ペリフェリック [フランス]
Peripheriques [France]

まつだいスモールタワー
Matsudai Small Tower

不思議な形をした展望台。
城山にそびえる、現代版天守閣といった感じか。
外壁や床は、すべて金網上になっており、その高さや景色、空気を味わえる。

2003年作品
松代城跡駐車場(松代城山)
常設

2006年8月19日撮影

2003年8月31日撮影

國安 孝昌 [日本]
Takamasa Kuniyasu [Japan]

棚守る竜神の御座
The Seat of Rain Spirit

周囲の棚田の守り神が如く、丸太と陶ブロックで造られた竜神は、すべてを圧倒する。
地元のお年寄りとの協働で作られたその作品は、第1回から変わらない姿で、我々を出迎える。
第1回大地の芸術祭を代表する作品の一つ。

2000年作品
松代大荒戸線沿い(松代城山)
2000年〜2006年

2006年9月2日撮影
2006年9月2日撮影

國安 孝昌 [日本]
Takamasa Kuniyasu [Japan]

棚守る竜神の塔
Matsudai Dragon Pagoda

この冬の豪雪により損傷した「棚守る竜神の御座」。
損傷した作品を修復するのではなく、新たに生まれ変わらせた作品。
静かに休んでいた竜神が、むっくりと起き上ったような迫力を感じる。

2006年作品
松代城山
2006年〜

2006年9月2日撮影
2006年9月2日撮影











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