大成 哲雄 [日本] Tetsuo Onari [Japan]
棚田弁当 Tanada Lunch
「棚田弁当」は、ただの「棚田弁当」ではない。 四角い折ではなく、容器自体が棚田の形をしている。 ご飯は、もちろん、棚田で収穫されたお米であり、おかずも、地元の食材が使われている。 松之山の風土(フード)を感じ、味わう作品である。
この「棚田弁当」ですが、1日先着4名までが、漆塗りの容器に入れられた「棚田弁当」を頂くことができ、それ以降は、同じ大成氏のプロジェクトで、こちらも松之山の棚田の形をした陶器の器に盛られた「棚田定食」になります。 週末は大人気ということで、さすがに先着4名は無理だろうと思い、平日に開催された「グランド・オープニングス in 津南高校」の前に食文化体験工房を訪れると、運良く、注文することができました。 ご飯、おかず、そして、棚田に思いをはせ、とても美味しく頂きました。
2006年作品 「森の学校」 キョロロ 食文化体験工房(松口) 第3回期間中のみ
遠藤 利克 [日本] Toshikatsu Endo [Japan]
足下の水 (200m3) Water Under Foot (200m3)
キョロロの中庭に設置された鉄板。 その下に、200立方メートルの水が存在しているという。 しかし、鉄板によって、その存在を遮られている。 果たして、本当にこの下に水は存在するのか…。 そんな疑問さえ浮かんでくる。 すべては、この作品を感じる人々の想像力に委ねられている。
キョロロの建設中の写真のパネルを見せて頂いたときに、そこにちゃんと穴が掘られている事を確認しました。
2003年作品 「森の学校」キョロロ中庭(松口) 常設
川俣 正 [日本] Tadashi Kawamata [Japan]
松之山プロジェクト2000、2003 松之山に住み込む(山間地プロジェクト・2006〜)Matsunoyama Project 2000, 2003 Moving in to Matsunoyama (In the Mountains Project: from 2006)
「森の学校」キョロロやバードピア須山周辺にある遊歩道やベンチ、東屋が作品である。 アートを通じた地域との関わりを続けている。
2000・2003年作品 「森の学校」キョロロ周辺 常設
ジェニー・ホルツァー [アメリカ] Jenny Holzer [USA]
ネイチャーウォーク Nature Walk
遊歩道の途中、石に刻まれたメッセージを見つける。 その石は道しるべともなり、歩く人を導く。 自然を探索しながら、作品を探索する。
「I WALK IN」に始まるこの作品。 どのようなメッセージを投げかけてくるのか、ぜひ探索に出掛けてみてはいかがでしょうか。
2003年作品 バードピア須山 常設
スー・ペドレー [オーストラリア] Sue Pedley [Australia]
はぜ HAZE
林や稲が広がる緑色の景色の中に、稲を干すための「はぜ(はざ)」に掛けられた、真っ赤なタペストリーが際立っている。 この真っ赤なタペストリーは、ぺドレー氏の母国、オーストラリア特産のウールで作られている。 このタペストリーには地域の民具や農具などの模様が、地域の人々の手によって刺繍されている。 オーストラリアと松之山の2つの文化が融合した作品。
2006年作品 松口 第3回期間中のみ