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大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 中里 −その2−

2006年8月14日撮影(田開神社)
2006年8月14日撮影(田開神社)

半田 真規 [日本]
Masanori Handa [Japan]

ブランコはブランコでなく
This is not a swing

中里エリアと津南町の11集落に設置された、竹を組み合わせて作られたブランコ。
しかし、それはただのブランコに留まらない。
同じ仕組みで作られたブランコは、その土地により、様々な景色や集落の情報を得ることができる。
複数存在することにより、異なった空間の面白さを感じることができる作品。
第3回大地の芸術祭で話題を呼んだ作品の一つ。

会期前から、市報で話題になっていた作品でした。
初めて訪れたのは、田開神社に設置された作品でした。
その時は、「竹で作られた大きなブランコ」という印象しかなかったのですが、ガイドブックと現地の案内を頼りに作品を訪れていくと、同じ原理で作られたブランコが、その土地土地で、うまく融合している、そんな気がしました。
他に鑑賞者の姿がなかったとき、何度かブランコに座って少しこいでみましたが、周囲の風景とともに、何だか懐かしい感じがして、とても心地よかったです。

第3回最終日の9月10日に、13基目のブランコとして、倉俣小学校に設置された作品を訪れ、その時は、全基訪問と思ったのですが、ひょっとしたらもう1基どこかにあったのではないかと、今になって思っているところです。

2006年作品
田開神社、津南町駒返、重地、下山など
第3回期間中のみ

2006年8月14日撮影(駒返)
2006年8月15日撮影(倉俣)
2006年8月15日撮影(東光寺)
2006年9月10日撮影(倉俣小学校)
2006年8月15日撮影(重地)
2006年8月15日撮影(重地)
2006年8月15日撮影(重地)
2006年8月15日撮影(下山)
2006年8月15日撮影(清田山)
2006年8月15日撮影(清田山)
2006年8月15日撮影(田代交差点)
2006年8月15日撮影(田代)
2006年8月15日撮影(所平)
2006年8月15日撮影(所平)
2006年8月20日撮影(高道山)
2006年7月14日撮影(高道山)
2006年8月14日撮影

ジョゼ・ド・ギマランイス [ポルトガル]
Jose de Guimaraes [Portugal]

妻有広域のサイン
Signs for Echigo-Tsumari

越後妻有地域への入口や、作品設置場所の近くなど、妻有広域に設置されたサイン。

倉俣大橋の橋詰、ゆくら妻有付近に設置されたサインです。

2003年作品
倉俣大橋付近
常設

2006年9月17日撮影
2006年9月17日撮影

吉田 明 [日本]
Akira Yoshida [Japan]

エターナル
Eternal

「Eternal」と名付けられた作品は、星と、空と、それを創造した神を表した。
また、周辺には、紙窯で焼かれた、陶器の椅子が展示された。
これらの陶器には、妻有の土が使われており、吉田氏が目指す、妻有焼の復興の第一歩でもある。

大地の恵みから発生した「焼き物」の起こりと、これからも永遠に続く「焼き物」との関わりを感じました。

2008年12月、吉田氏が急逝されました。
第3回大地の芸術祭にて、妻有焼の復興という第一歩を記したのち、妻有焼交流センターも完成し、さらなる一歩をというところでの訃報に信じられない気持ちでいっぱいです。
本当に無念だとは存じますが、吉田氏の想いは、きっと受け継がれていっていることでしょう。
妻有焼の更なる発展を心より願っております。
この「エターナル」の大きな足跡は、妻有焼復興の第一歩である、吉田氏の足跡なのかもしれませんね。
ご冥福をお祈り致します。

2006年作品
清津川フレッシュパーク(芋川)
第3回期間中のみ

2006年9月17日撮影
2006年9月17日撮影


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