カサグランデ&リンターラ建築事務所 [フィンランド]
Architect Office Casagrande & Rintala [Finland] ポチョムキン
Potemkine
(ポスト・インダストリアル・メディテーション)
(POST INDUSTRIAL MEDITATION) 清津川の支流、釜川のほとりに作られた公園。
鉄板で囲われた公園には、ありのままの自然と廃材を用いて作られた禅庭、ブランコ、オープンテラスがある。 赤茶けた鉄板と緑の木々に囲まれた空間は、日常をすべて切り離し、心を無にしてくれます。
2006年、多くの人々が再びこの公園に集うことでしょう。 第2回開催期間終了後、この作品は「ポチョムキン」と改名されました。 2004年の7月初め、作品を訪れてみました。
それまでにも何度か作品を訪れていましたが、この時はその空間だけでなく、作品を構成する一つ一つの物についても着目してみました。
それらは、元は廃材であるにも関わらず、「廃」という言葉を全く連想させることなく、「時」の流れによって新たに進化を続けているように感じました。
ただ、そう感じさせてくれるのは、やはりこの空間の持つエネルギーというか、パワーなのかもしれません。 第3回大地の芸術祭では、この赤茶けた鉄板に、ウシャ氏の「静寂の層」が展示され、新たな空間が作り出されていました。 2003年作品
釜川橋付近(倉俣柳原)
常設 |