東京電機大学 山本空間デザイン研究室+
共立女子大学 堀ゼミ [日本]
Tokyo Denki University Yamamoto Space Design Lab. +
Kyoritsu Women's University Hori Lab. [Japan] うつすいえ
Reflecting House 第3回大地の芸術祭の作品「小出の家」が、学生たちの手により、セミナーハウスへと作り変えられていく作品。
薄暗い部屋で天井を見上げると、無数の星がほのかに揺れている。
3年前、まだ床がなかったところには、アクリル板が敷かれ、天井の星々を映し込む。 第4回会期中の8月9日、作品を訪れました。
この3年間でどんなふうに変わったのだろうと、とても楽しみにしていました。
3年前と同じような形で、土間を上がって部屋に入ると、一見、「今回も床がないのかな」と思いましたが、透明な板が敷かれていることがわかりました。
それでも最初は、その上を歩くのは何となくおっかなびっくりでした。
ふと、上を見上げると、無数の星が浮かんでおり、とても幻想的でした。
2階には机と椅子が置かれ、そこからは、目の前に、ゆったりと揺れる星々が見えました。
自分がもし学生で一晩ここで過ごせるとしたら、どんな素敵な夜が過ごせるのだろうと、うらやましく思いました。
時間さえあれば、ずっとここでのんびりとしたいところでしたが、一旦、作品を後にしました。 第4回最終日の前日、もう一度見たいと、再び作品を訪れました。
しばらく作品を楽しんでいると、こへび隊の方が北側の雨戸を開けられました。
外の光が差し込み、室内は、また違った感じに見えました。
所々、透明な床の下に、家々の模型が置かれているのがわかりました。
これは、前回、天井裏に置かれていた、集落のミニチュアの一部でしょうか。
この日もしばらくのんびりと過ごし、作品を後にしました。 2009年作品
小出 空家 |