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大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 十日町 −その10−

2003年8月27日撮影
2003年9月7日撮影

牛嶋 均 [日本]
Hitoshi Ushijima [Japan]

十日町基地制作隊
Tokamachi Secret Base Camp

かまぼこ型の車庫の骨組みのようなジャングルジムが日に日に基地へと変わっていく。
周囲にもたくさんの手作り基地が作られていく。

最終日の夕方、ジャングルジムでふれあう家族の姿が印象的でした。

2003年作品
NTT跡地(昭和通り)
第2回期間中のみ

2003年8月27日撮影

宮城大学 千葉 政継・平岡 善浩ゼミ [日本]
Miyagi University Masatsugu Chiba+Yoshihiro Hiraoka Laboratory [Japan]

七つの里程標から見る日常
Daily Lives of the Seven Cities Seen through Seven Milestone

望遠鏡を覗き込むと、十日町や、日本、世界各地の日常が見えるという作品。
望遠鏡の先に見えるところに住んでいる人々は、どんな暮らしをしているのだろうか。
世界は動いていることを実感させられる。

夜にはライトアップもされ、淡い光が空間を照らしていました。

2003年作品
昭和町3丁目
第2回期間中のみ

2003年8月27日撮影
2003年8月29日撮影

キム・ソラ/ギム・ホンソック [韓国]
Kim Sora / Gim Hongsok [Korea]

ルーフトップ・ラウンジ
Roof Top Lounge

立体駐車場の屋上に真っ赤なルーフトップラウンジが出現した。
真っ赤なカーテンが風にたなびく。

階段を上り、ラウンジ内に入ると、その原色の赤に包まれ、目が眩みそうになりましたが、それが逆に強烈な印象となり、流れる音楽とともに、忘れられない空間となりました。

2003年作品
セントラルパーキング 屋上(駅通り)
第2回期間中のみ

2004年2月21日撮影
2004年2月21日撮影

林 剛人丸 [日本]
Gojing-maru Hayashi

ゴー・フライト
Go Flight

十日町の空の色をした、ブーメランのような形をした飛行機。
十日町の空が、市内、県内に留まらず、全国、そして、世界で飛ぶ。
飛行機をもらった人は、思い思いの場所で飛行機を飛ばし、それを葉書によって林氏に伝える。
十日町と、飛行場所、そして、林氏とが、3つの地図でつながる。

仕事の昼休みに訪れた大和屋旅館で、林氏ご本人にそのコンセプトを伺い、この作品の素晴らしさを感じました。
私も飛行機を頂いたので、自分の部屋で飛ばし、後日、葉書を大和屋旅館前のポストに入れました。

2004年の十日町雪まつりのとき、ゴー・フライトと林氏が、十日町に帰ってこられました。
2003年の夏に確認できなかった、私の飛行報告場所が、マーキングされていることを確認しました。

2004年の7月、キナーレオープン一周年感謝フェアのとき、ゴー・フライトと林氏が、十日町に帰ってこられました。
多くの人が飛行機を飛ばしていたようです。
二機目の飛行機を買いましたので、どこで飛ばそうかと考えております。

2003年作品
大和屋旅館(駅通り)→キナーレ(本町6丁目)
常設

2004年2月21日撮影
2004年2月21日撮影
2003年8月22日撮影
2003年8月22日撮影

クロード・レヴェック [フランス]
Claide Leveque [France]

タンブール<太鼓>
TAMBOUR

ゆっくりと回りつづける鏡の円盤。
晴れの日も雨の日も、朝も昼も夜も、周りの姿を写しつづけた。

周囲を囲む4つの街灯の一つが写り込むとき、ダイヤモンドリングの如く輝きを見せてくれました。

2003年作品
JR十日町駅東口前 空地
第2回期間中のみ

2003年8月23日撮影
2003年8月31日撮影

池田 光宏 [日本]
Mitsuhiro Ikeda

by the Window 十日町バージョン
by the Window Tokamachi Version

夕方から夜に掛けて、窓に映る人の影。
パソコンを打ち、仕事する男性と女性。そして、糸を紡ぐ男性。
また、ダンスを踊る女性や、テーブルを挟んで向かい合い、語り合う男女の姿。
まるで、その窓の向こうにいるような臨場感と、人の生活を覗き見るような不思議な感じがする作品。

この作品も、何度か足を運びましたが、いつも見ている人がいる人気の作品でした。
この延々と影の映像が映し出されている空間も、なんだかとても好きな空間でした。

2003年作品
JR十日町駅東口
第2回期間中のみ

2009年8月2日撮影
2009年8月30日撮影

林 剛人丸 [日本]
Gojing-Maru Hayashi [Japan]

GO FLIGHT AIRSHIP
GO FLIGHT AIRSHIP

JR十日町駅東口上空に浮かぶ飛行船。
昼間は真っ白な飛行船が、夜になると青空を抱く飛行船となる。
普段、昼間には何気なく広がる青空の青さを、夜という空間で改めて実感する作品。

「第4回大地の芸術祭」会期終盤の8月30日の夜、再び作品を訪れました。
青空を映す飛行船の様子をしばらく眺めていました。
鑑賞時間終了間際に、飛行船が赤紫色に変わりました。
飛行船も、十日町の夕焼け空に変わったようです。
しばらくして、投影が終了されましたが、その移り変わりの時間を楽しみました。
林氏の作品は、毎回楽しみな作品の一つです。

2009年作品
JR十日町駅東口 屋上
第4回期間中のみ

2009年8月30日撮影
2009年8月30日撮影
2003年9月7日撮影

杉原 有紀 [日本]
Yuki Sugihara

ウォーターディスプレイ
Water Display

街の玄関口、ほくほく線十日町駅のコンコースに展示された作品。
電車で訪れる人へのインパクトは大きい。
「何だろう」という疑問から、「どんな感じなんだろう」という好奇心へと、素直に変化させる。

一時、故障してしまっていたようですが、訪れた最終日には修理を終えていたようで、若い男女のグループの好奇心を満たしていました。

2003年作品
ほくほく線十日町駅コンコース
第2回期間中のみ

2006年7月30日撮影
2006年7月30日撮影

千葉大学・栗生 明研究室 [日本]
Chiba University Kuryu Lab. [Japan]

ユキノミチ
The Alley of Snow

秋の風物詩、「はざ掛け」が街の中に現れた。
真ん中には、細い小道が続いている。
秋の先には冬が待っている。

第3回期間中の8月11日、この作品を舞台に行われた「キモノファッションショー」を鑑賞しました。
両脇の藁の壁をスクリーンにして、「ユキノミチ キモノファッションショー」の文字や、景色が投影されていました。
このキモノファッションショーは、越後の布プロジェクトの一環として、まずは、アンギンにまつわる話で始まりました。
ショーの流れとしては、この地に伝わる天神囃子から、農耕にまつわるショーがあり、メインの着物ショーがあり、この土地の方言で語られる「笠地蔵」の話があり、最後に祭りにまつわるショーで終わりました。
1時間はあっという間で、大学生が主体となり、地域の住民、そして、キナーレの2階に展示されている浴衣や着物をまとった学生、中里エリアの作品「僕らの農業」の農作業着をまとった方など、様々な方々が参加されていたファッションショーを楽しみました。

2006年作品
泉町
第3回期間中のみ

2006年8月11日撮影
2006年8月11日撮影


大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ
十日町 -その9-
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