ヒグマ 春夫 [日本]
Haruo Higuma [Japan] 水の記憶・反復と再生 プロジェクト
MIZUNOKIOKU: Memory of Water 「水の記憶」をテーマとした作品。
旧真田小学校内外で、そして、集落で、フィールドワーク、インスタレーション、ワークショップ、パフォーマンスが展開された。 まず、旧真田小学校に到着し、車から降りると、グラウンドに何か見えたので、そっちのほうへ行ってみると、何やら透明なコップに水が入ったものがいくつも積み上げられていました。
それが何なのかよくわからなかったので、校舎内へと入りました。
2階へと上がり、作品の展示されている部屋に入ると、部屋の中央にあるカイワレ大根の育てられている皿が目に入りました。
周囲には、水が入れられた透明なコップがたくさん並んでおり、なるほど、最初に見たグラウンドのコップも、この作品と関係があるんだなと思いました。
同じ部屋の別の棚には、今度は手のひらに収まるくらいの小さな瓶がたくさん並んでいました。
瓶には蓋がされており、中の水とは遮断されています。
横にあるパソコンでは、この瓶を持った来訪者の写真が次々と表示されていました。
これは、瓶の中の水に念を入れたらどうなるか、というコンセプトのようで、自分も少し念を入れて、写真を撮ってみました。
別の部屋に入ると、暗い部屋に吊り下げられたスクリーンに、文字が投影されていました。
中心部には、これまたカイワレ大根が入った皿が置いてあり、こちらはどうやら一定時間ごとに水が供給される装置が設置されていました。
帰りに、改めてグラウンドに行き、積み上げられた透明なコップのところへ行くと、今度は違ったように見えました。
期間中、何度か開催されたパフォーマンスを見に行けなかったのは残念でした。 2006年作品
旧真田小学校(鉢)
第3回期間中のみ |