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大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 十日町 −その13−

2003年9月6日撮影

ブルーノ・マトン [フランス]
Bruno Mathon [France]

6つの徳の物語
A Storu of Six Virtues

十日町市の名勝の一つ、「鉢の石仏」付近に作られた作品。
仏教美術と、現代美術が共存している。
6つの小さな作品は、越後妻有の6市町村を表している。
どれ一つ主張しすぎることなく、6つで一つの作品。
越後妻有の6市町村の共存を願っているように感じる。

2000年作品
鉢の石仏(鉢)
大地の芸術祭期間中のみ

2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影

リナ・バナジー [インド/アメリカ]
Rina Banerjee [India/USA]

場所の魅力
Lure of Places

真田小学校の体育館に現れた「タージ・マハール」。
大理石のイスラム建築を地域の住民から集めた材料で再現した。

しばらく作品を眺めていると、こへび隊の方が説明して下さいました。
材料の中でも、作品の周囲に使われている蚊帳を集めるのが一番大変だったそうです。
色褪せたりしていて、なかなか同じ色合いの蚊帳が集まらなかったということでした。
他にも、学校の椅子や地球儀なども材料として使われていました。

2006年作品
真田小学校(鉢)
第3回期間中のみ

2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影

ヴィヴィアン・リース [アメリカ/カナダ]
Vivian Reiss [USA/Canada]

里山ストアハウス
Satoyama Storehouse

カナダで愛されている画家のリース氏が、鉢集落に滞在しながら描いた、17人の住民と自画像が展示されている。
ただモデルの姿を描くのではなく、モデルになった人と会話をし、その人を知りながら描かれたという肖像画は、とても温かみがある。
廃校の一角が、活気溢れる空間となった。

見ていて温かい気持ちになり、自然と笑みがこぼれる、そんな肖像画たちでした。
たくさんの会話からモデルとなった方のことを知ったんだなということは、背景を見てもわかりました。
頂いたパンフレットに書かれていた「カナダで愛されている」という紹介がすごくわかる気がしました。
ちなみに、右上の写真で、オレンジ色の服を着ているのがリース氏の自画像です。

2006年作品
真田小学校(鉢)
第3回期間中のみ

2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影

ヒグマ 春夫 [日本]
Haruo Higuma [Japan]

水の記憶・反復と再生 プロジェクト
MIZUNOKIOKU: Memory of Water

「水の記憶」をテーマとした作品。
旧真田小学校内外で、そして、集落で、フィールドワーク、インスタレーション、ワークショップ、パフォーマンスが展開された。

まず、旧真田小学校に到着し、車から降りると、グラウンドに何か見えたので、そっちのほうへ行ってみると、何やら透明なコップに水が入ったものがいくつも積み上げられていました。
それが何なのかよくわからなかったので、校舎内へと入りました。
2階へと上がり、作品の展示されている部屋に入ると、部屋の中央にあるカイワレ大根の育てられている皿が目に入りました。
周囲には、水が入れられた透明なコップがたくさん並んでおり、なるほど、最初に見たグラウンドのコップも、この作品と関係があるんだなと思いました。
同じ部屋の別の棚には、今度は手のひらに収まるくらいの小さな瓶がたくさん並んでいました。
瓶には蓋がされており、中の水とは遮断されています。
横にあるパソコンでは、この瓶を持った来訪者の写真が次々と表示されていました。
これは、瓶の中の水に念を入れたらどうなるか、というコンセプトのようで、自分も少し念を入れて、写真を撮ってみました。
別の部屋に入ると、暗い部屋に吊り下げられたスクリーンに、文字が投影されていました。
中心部には、これまたカイワレ大根が入った皿が置いてあり、こちらはどうやら一定時間ごとに水が供給される装置が設置されていました。
帰りに、改めてグラウンドに行き、積み上げられた透明なコップのところへ行くと、今度は違ったように見えました。
期間中、何度か開催されたパフォーマンスを見に行けなかったのは残念でした。

2006年作品
真田小学校(鉢)
第3回期間中のみ

2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影

ユニット00(ぜろぜろ) [日本]
Unit 00(zero zero) [Japan]

教室の夢
Our school has been dreaming

「子どもの声」、「夢」、そして、「老い」の3つのテーマを3つの教室にインスタレーションした作品。

2006年作品
真田小学校(鉢)
第3回期間中のみ

2006年8月13日撮影
2006年8月13日撮影

伊島 薫 [日本]
Kaoru Izima [Japan]

死体のある風景
Landscape of with a Corpse

「モードをまとった死体」をコンセプトに写真を撮りつづけているという伊島氏の作品。
見慣れた冬景色の中に、死体という非日常の存在がひっそりと溶け込んでいる。

2000年作品
真田保育所→真田小学校(鉢)
2000〜2006年(大地の芸術祭期間中のみ)

2006年8月13日撮影



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