菊池 歩 [日本]
Ayumi Kikuchi [Japan] こころの花 −あの頃へ
Flowers of our minds - precious moments 集落の中央にある小高い丘を上っていくと、ブナ林が広がっている。
そのブナ林に、2万本を超えるビーズの花が咲いた。
木洩れ日を受けてキラキラと輝く青や紫の花々は、私たちの心の穢れを取り払い、そのビーズにように透き通らせてくれる。
第3回大地の芸術祭を代表する作品の一つ。 美しいブナ林に調和するようにビーズの花々が広がる様子は、とても美しい景色でした。
集落の人々との協働により、すべてが手造りで、すべてが手植えの花々が広がる空間は、とても心地よく、何だかずっとそこにいたくなるような気持ちにさせてくれました。
月並みな言葉ではありますが、「作品はなくなっても、ビーズの花々は、心の中であのブナ林に咲き続ける」、そんな気がしました。 土日の夜間にはライトアップもされ、ブナ林とともに、昼間とはまた違った顔を見せてくれました。 8月下旬に訪れた時には、本当にたくさんの車がやってきており、たくさんの人々が作品を訪れていました。
特設の販売コーナーには、集落の方々とともに、菊池氏の姿もありました。 2006年作品
中平
第3回期間中のみ |