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大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 十日町 −その26−

2006年7月22日撮影
2006年7月22日撮影

ドミニク・ペロー [フランス]
Dominique Perrault [France]

バタフライパビリオン
Pavillon / Papillon

能舞台の構造を元に作られた、鏡状の屋根が特徴的な東屋。
その屋根は、冬になると蝶の羽のように静かに閉じる。
現代建築と能舞台が融合した作品。
世界で数々の大型建築を手掛けたペロー氏にとって、最小の建築作品である。

2006年7月22日、作品上で開催された震災復興祈願と銘打たれた「第3回大地の芸術祭」の前夜祭に行ってきました。
会場の下条神明水辺公園に着くと、控え室を訪ねているペロー氏の姿もありました。
いよいよ開演の時間となり、まずは、狂言「佐渡狐」が演じられました。
演者のユーモアのあるやり取りや動きをとても楽しく鑑賞致しました。
そして、能「羽衣 彩色之伝」が演じられました。
誰でも一度は聞いたことのある、三保の松原にまつわる漁師と天女の伝説。
観世流26世宗家である観世清和氏による天女の舞は、厳かさと雅さの両方を持ち合わせ、凛とした緊張感があり、とても惹きつけられました。
自身にとって見慣れた景色の中に、このような作品ができ、そして、素晴らしい能が演じられているという事にとても感動しました。
今まで古典芸能にふれる機会はほとんどなかったのですが、大変興味深く鑑賞することができました。

また、「第3回大地の芸術祭」会期中も、多くの方が作品を訪れていました。

2006年作品
下条神明水辺公園(下組)
常設

2006年7月30日撮影
2006年7月30日撮影
2006年7月30日撮影
2008年6月21日撮影
2006年8月6日撮影

ZING+DOTSU [日本]
ZING+DOTSU [Japan]

妻有の入口
The Entrance to Tsumari

「駐車」という、一つの過程を彩る作品。
駐車場の白線を着物の柄のようなデザインで置き換える。

8月6日、下条神明水辺公園を訪れると、こちらの駐車場にも作品が設置されていました。
川で泳ぐ金魚と緑の草が描かれています。

妻有地域の3箇所に設置された作品のうち、下条神明水辺公園にある作品です。

2006年作品
下条神明水辺公園 駐車場
常設

2006年7月30日撮影
2006年7月30日撮影

矢島 路絵 [日本]
Mika Yajima [Japan]

テラ−青い花プロジェクト
Terra - Blue Flower Project

スキー場に咲いた12輪の青い花。
遠くは川西の節黒城址からも眺めることができ、単調だった夏のスキー場が鮮やかに彩られた。

この作品は、矢島氏が交通事故に遭遇した1ヶ月に見た青い光をスケッチしたのが始まりということを、氏のブログで読みました。
また、すべての花がミシンと手縫いにより、矢島氏一人の手で作られているということを知りました。
スキー場の下で作品を眺めていると、ホッとするような不思議な安心感に包まれ、いつまでも眺めていたいようなそんな空間でした。

「第3回大地の芸術祭」終了間際の夕方、作品を訪れてみました。
会期中に矢島氏が作ったベンチには、秋の訪れを感じさせるバッタが一匹、ちょこんと乗っていました。
夏から秋にかけて咲き続けた青い花に、愛おしさを感じました。

そして、「第3回大地の芸術祭」会期終了後、撤収前日に作品を訪れました。
会期中と違い、他の鑑賞者に気兼ねすることなく、作品間際まで行ってみました。
間近で見る大輪は、自身をも包み込むようであり、山頂まで続く青い花畑は壮観でした。

2006年作品
中峰スキー場(下組)
第3回期間中のみ

2006年9月8日撮影
2006年9月8日撮影
2006年9月16日撮影
2006年9月16日撮影
2006年8月6日撮影

2006年7月30日撮影
2006年7月30日撮影

芹川 智一 [日本]
Toshikatsu Serikawa [Japan]

田園の中の異国ing (OUTLAND)
Un-familiarizing in a Farmland

下条神明水辺公園の先をしばらく行くと、右手に水田に囲まれた何棟かのログハウスが見えてくる。
このログハウス群やキャンプ場のあるアウトランドが作品である。
1997年にこの地に移住してきた芹川氏は、一人でアウトランドキャンプ場を造成している途中、「大地の芸術祭」に出会い、多いに影響を受けたという。
芹川氏の様々な思いが込められたアウトランドが、今度は「第3回大地の芸術祭」の作品として、新たなスタートを切った。

「第3回大地の芸術祭」開幕から1週間後の7月30日、作品を訪れました。
今まで何度か敷地の外から見たことはあったのですが、中に入るのは初めてでした。
中に入ってビックリ、まさに「異国」という言葉がぴったりといった感じでした。
ログハウスの中も見学したのですが、東南アジアのリゾート施設といった雰囲気の内装で、機会があればぜひ宿泊してみたいと思いました。
傍を流れる川の音を聞きながら冷たいチャイを頂いたのですが、外は暑いのに、そこだけ清涼感の溢れる空間でした。

第3回期間中の8月12日、「縄文・田園の中の異国の夜」と題された唯一のナイトイベントに行ってみました。
到着すると既にイベントは始まっており、多くの方々が楽しまれていらっしゃいました。
阿部ひろえさんのコンサートや、「テラ−青い花プロジェクト」の矢島氏による詩の朗読、そして、南澤靖浩さんのシタールの演奏とあみさんのカタックダンスを楽しみました。

なお、アウトランドは、「第4回大地の芸術祭」に向けて、今なお新たな施設を増築しているということです。

2006年作品
中峰スキー場横(下条)
常設

2006年7月30日撮影
2006年7月30日撮影
2006年8月12日撮影
2006年8月12日撮影





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