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2006年9月8日撮影 | 2006年9月8日撮影 | 伊藤 嘉朗 [日本] Yoshiaki Ito [Japan] ツール・ド・妻有 Tour de Tsumari ツール・ド・フランスのような自転車レースではなく、越後妻有の里山を巡る自転車ツアー。 とはいっても、そのコースは並大抵のものではない。 この地域を自転車に乗り、体感することにより生まれる作品。 「越後妻有交流館・キナーレ」には、各ステージのコースが描かれた地図と、コースを立体的に切り出したオブジェが並んでいる。 二次元の地図からは感じ取ることのできない激しい高低差を感じ取ることができる。 7月23日、開会式終了後の「越後交流館・キナーレ」前にて、「ツール・ド・妻有」の第1ステージのスタートを見送りました。 出で立ちは本当にレーススタイル、でも、どことなくのんびりとしていて、「気を付けて行ってらっしゃい」という気持ちでした。 たまたま、三ツ山と山新田の作品を見た帰りに、北原の交差点でプロトン(集団)を目撃、先回りして出迎えました。 田圃に囲まれた道を行くプロトンは、30km以上を走行してきたにも関わらず、軽快に目の前を通過していきました。 当然ながら、この作品の主役はツールの参加者に他なりませんが、その姿を見送った観衆もまた、参加者の一人になれると思います。 アート散策の途中、「ツール・ド・妻有」のプロトンに出会ったら、ぜひとも一声掛けるなり、写真を撮るなり、ほんのひとときであっても、自身もそのツアーに参加したいものです。 期間中、「越後妻有交流館・キナーレ」では、各ステージを撮影した映像が放映されていました。 作品を巡りながら、野を越え山を越えて進む様子をしばらく眺めていたところ、第1ステージの映像の中に、田圃に囲まれた道を行くプロトンを撮影している自分が映っているのを見つけました。 確かにそのとき、カメラがこちらの方を撮影しているのが見え、「撮影の邪魔をしてしまったかな…、申し訳ない…」という思いでしたので、まさか、その部分が使われているとは思いもよりませんでした。 本当に作品に参加してしまったんだなぁという思いで、何だかうれしかったです。 その後のステージは、自身の作品巡りとツアーのコースが異なっていたため、ツアーを見送ることができなかったのですが、久しぶりに第4ステージのゴールを「まつだい雪国農耕文化村センター」で出迎えることができました。 ツアーの到着を待っていると、しばらくして、城山からの下り坂を駆け下り、「ワールド エナジー システム」の間を通って、颯爽とゴールするシーンを見ることができました。 徒歩では味わえないスピード感、そして、車やバイクでは味わえない疲労感など、自転車ならではの体感を感じるこの作品は、第3回の作品の中で、とても印象に残る作品となりました。 2006年作品 「越後妻有交流館・キナーレ」回廊北・越後妻有全域 第3回期間中のみ |
2006年7月23日撮影 | 2006年7月23日撮影 | |
2006年7月23日撮影 | 2006年7月23日撮影 | |
2006年8月27日撮影 | 2006年8月27日撮影 | |
2003年9月7日撮影 | 2006年9月10日撮影 | ジャン=フランソワ・ブラン [フランス] Jean-Francois Brun [France] 空の水 LES EAUX DU CIEL 越後妻有交流館・キナーレの温泉棟「明石の湯」から見ることのできる作品。 庭園の壁に、「空から雨が降ってくる様子」、「水面の反射光がきらめく様子」、「水蒸気となって再び空に上昇していく様子」がイメージされたネオンが瞬く。 第2回大地の芸術祭期間中、一番最後にスタンプを押した作品がこれです。 (実際は、押して頂いたのですが。) この作品見たさに、明石の湯へ行ってみました。 温泉から眺める作品は、また格別でした。 この作品本来の姿は、温泉棟内からしか見ることができませんが、外の駐車場からも、その光が瞬く様子を見ることができます。 第3回大地の芸術祭期間中、温泉棟内から見る作品の姿とはまた違った、外からの様子を撮影しました。 そして、第3回大地の芸術祭でも、一番最後にスタンプを押した(今回も押して頂いた)作品となりました。 長いようで短く、短いようで長かった50日間を思い出しながら、湯船の中から作品を眺めていました。 「とうとう終わっちゃうんだなぁ」という思いと、作品を巡ってきた疲れを熱いお湯がリセットしてくれる、そんな気がしました。 2003年作品 「越後妻有交流館・キナーレ」 温泉棟の庭(本町6丁目) 常設 |
2006年8月18日撮影 | 2006年8月18日撮影 | |
2006年8月25日撮影 | ||
2003年8月26日撮影 | 2003年8月31日撮影 | 星野 健司 [日本] Kenji Hoshino [Japan] 火を護る螺旋の蛇 The Spiral Basilisk 妻有の地で燃えつづける原爆の炎。 忘れてはならない、平和への願い。 作品の中でゆらゆらと燃えつづける原爆の炎を見ていると、色々なことを考えます。 キナーレが閉館し、照明が落とされても、この炎だけはいつまでも光を放ちつづけます。 2003年作品 「越後妻有交流館・キナーレ」 緑地(本町6丁目) 常設 |
2003年8月26日撮影 | 2003年9月7日撮影 | 郷 晃 [日本] Akira Go [Japan] シルクの水脈 A Water Vein of the Silk 上から下へと流れる水。 この作品も大きい石から小さい石へと円を描きながら並ぶ。 2003年作品 「越後妻有交流館・キナーレ」 緑地(本町6丁目) 常設 |
2003年8月31日撮影 | 2003年12月7日撮影 | スティーヴン・アントナコス [ギリシャ/アメリカ] Stephen Antonakos [Greece/USA] 3つの門のためのネオン Neons For Three Gateways 夕方から夜にかけて、キナーレの庭を彩る3つの門のネオン。 鮮やかなネオンの輝きが、単なるけばけばしさではなく、逆に落ち着きさえ感じさてくれる。 2003年の初雪の日に撮影に出かけました。 普段は鮮やかな緑の芝生も、真っ白に色を変えていました。 3つの門が初めて触れる十日町の雪。 その雪はネオンによりオレンジ色に照らされていました。 2003年作品 「越後妻有交流館・キナーレ」 緑地(本町6丁目) 常設 |
2004年8月2日撮影 | 2004年8月5日撮影 | |
2007年9月2日撮影 | 2007年9月2日撮影 |
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