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大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 津南 −その2−

2006年8月20日撮影

ジョゼ・ド・ギマランイス [ポルトガル]
Jose de Guimaraes [Portugal]

妻有広域のサイン
Signs for Echigo-Tsumari

越後妻有地域への入口や、作品設置場所の近くなど、妻有広域に設置されたサイン。

国道117号線沿い、マウンテンパーク津南入口の交差点に設置されたサインです。

2003年作品
マウンテンパーク津南入口交差点付近(芦ヶ崎)
常設

2003年8月30日撮影
2006年8月29日撮影

金 九漢(キム・クーハン) [韓国]
Kim Koohan [Korea]

かささぎたちの家
House of Magpies

粘土で作られた作品は、丸ごと窯で覆われ、約一ヶ月半焼かれて完成した。
家の外壁には鮮やかな色彩の絵が描きこまれている。

マウンテンパーク津南への道の途中、多くの人が車を止め、作品を鑑賞されていました。

2003年作品
上野
常設

2006年8月29日撮影

2006年8月29日撮影
2006年8月29日撮影

クイビーン・オフラハラ [アイルランド]
Caoimhghin O'Fraithile [Ireland]

涙雲
Cloud-Tears

田園の中に現れた社。
日本風でもあり、また、異国の風景のようにも感じる。
この場所以外のどこにでもない景色は、オフラハラ氏と地域の住民との協働によって作り上げられた。

離れた所から見る、水面に作品が映った様子や、作品の中から見上げた、風に揺れる真っ白い布など、外にいても内にいても、とても心地よい空間でした。
内部を鑑賞した後、夕方の風を感じながら、周囲の畦道をぐるりと一周しながら作品を眺めつつ、作品を後にしました。
周辺の空間における存在感としても、とても印象に残る作品となりました。

2006年作品
上野
第3回期間中のみ

2006年8月29日撮影
2006年8月29日撮影
2006年8月29日撮影
2006年8月29日撮影

鈴木 明+藤山 哲朗+神戸芸術工科大学大学院 [日本]
Akira Suzuki + Tetsuro Fujiyama
+ Kobe Degign University [Japan]

ツマリカモ
tsumari-camo

軽ワゴンを使った無人販売所が妻有地域の3箇所に設置された。
軽ワゴンは、それぞれ、この地域に馴染みのあるものでカモフラージュされている。
ハッチを開けると、ツマリカモのグッズが並んでいる。
購入したい時は、壁に吊るされた料金箱に代金を入れ、商品を持ちかえる。
無人販売所は、間接的だが有効で、信頼で結ばれた、人々の交流の場である。

妻有地域の3箇所に設置された作品のうち、マウンテンパーク津南に設置された通称「雪カモ」です。

マウンテンパーク津南に設置された作品は、周囲を真っ白な発泡スチロールに囲われており、まさに「雪カモ」でした。
自身も、雪がひどい日には、半日で車が雪に埋もれたことが何度もあるので、その様子を再現しているようでした。
ハッチを開けると、荷台にも、粒々の発泡スチロールが敷き詰められており、まるで雪が吹き込んだようでした。
「緑カモ」で購入したバッグは、母が気に入り、プレゼントしたので、今度は自分用にと、ツマリカモの缶バッジを購入しました。

2006年作品
マウンテンパーク津南
第3回期間中のみ

2006年8月29日撮影

2003年8月30日撮影

蔡 國強 [中国/アメリカ]
Cai Guo-Qiang [China/USA]

ドラゴン現代美術館
Dragon Museum of Countemporary Art

中国福建省の伝統的な「登り窯」を移築してできた作品。
長さ35メートルの窯の中は、「世界最小にして企画最強の美術館」として利用される。

第2回大地の芸術祭では、ドラゴン現代美術館の第1回作品展として「キキ・スミス展」が開催された。

2000年作品
マウンテンパーク津南
常設

2003年8月30日撮影
2003年8月30日撮影

キキ・スミス [ドイツ/アメリカ]
Kiki Smith [Germany/USA]

小休止
Pause

ドラゴン現代美術館に展示された作品。
美術館に入ると、真っ白な陶器でできた少女が、階段状の登り窯に腰掛けて休んでいる。
少女は窯の中だけでなく、外の太い木にも腰掛けている。
少女は休憩した後、またどこかへ行くのだろうか。
いや、しばらくはここにとどまるに違いない。

外に座って森を見つめている少女を見て、ふとそんな事を感じました。

2003年作品
ドラゴン現代美術館(マウンテンパーク津南)
第2回期間中のみ

2006年8月29日撮影
2006年8月29日撮影

宮永 甲太郎 [日本]
Koutaro Miyanaga [Japan]


Range

ドラゴン現代美術館に展示された作品。
いや、展示されたというよりは、ドラゴン現代美術館で作り出された作品といったほうが適切だろうか。
美術館を本来の登り窯として使い、集落で集めた空き瓶を溶かして作られた作品。
熱により、人工的に瓶という形に作り出された物質が、再び、熱により、物質のおもむくがままに形を変化させた。

2006年作品
ドラゴン現代美術館(マウンテンパーク津南)
第3回期間中のみ

2003年8月30日撮影
2003年8月30日撮影

ゲオルギー・チャプカノフ [ブルガリア]
Georgi Tchapkanov [Bulgaria]

カモシカの家族
Kamoshika Family

池のほとりで立ち止まるカモシカの家族。
使われなくなった耕運機の部品などが使われている。

それにしても、カモシカの家族のほほえましい姿が、まるで生きているかのようです。
池の水を飲み、のどを潤したら、また森へ消えていくのでしょうか。

2000年作品
マウンテンパーク津南
常設

2003年8月30日撮影
2003年8月30日撮影

本間 純 [日本]
Jun Honma [Japan]


Grove

かまぼこ型の車庫を使った作品。
7,000本の鉛筆の森。
小窓からは向こう側の森が見える。
この鉛筆たちも森から生まれた。
その森は今でも生きているのだろうか。

2000年作品
マウンテンパーク津南
常設



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