景山 健 [日本]
Ken Kageyama [Japan] ここにおいて 津南 2006
HERE-UPON tsunan 2006 マウンテンパーク津南スキー場の山頂付近に、真っ赤に塗られた割り箸による三角形の空間が作られた。
この空間は、「津南町付近における緯度経度1秒(30.824×24.718m)」を表しているという。
普段は何気ない空間であっても、地球の緯度経度の上にあるということを再認識する空間。 第3回最終日前日の9日には、「送り火」と題して、これらの割り箸を焼き、炎でこの緯度経度1秒の空間を作るイベントが開催された。 緯度経度1秒といえば、地球儀では針の先にすらならない小さな空間。
それでも、地面に投影すれば、それなりの空間であるということを初めて実感しました。
残念だったことは、会期終了間際での鑑賞だったため、雑草もずいぶんと伸びており、それはそれで、時の流れが作品を変えていったといえるのかもしれませんが、会期初めであれば、鮮やかな赤い空間が楽しめたことでしょう。 9月9日には、「送り火」のイベントも見てきました。
まずは、中心に大きな炎が上がり、その火が分けられ、炎の緯度経度1秒が作られました。
地球上からすればほんのわずかな空間ですが、この時のこの1秒の空間は、明るい炎が揺らめいた空間でした。 2006年作品
マウンテンパーク津南
第3回期間中のみ |