2007.8.1 SLやまぐち号重連運転 仁保-篠目 逆篠
SLやまぐち号では恒例となった重連運転の期間になりました。
昨年までは7月下旬頃、もっと前は6月頃が重連期間だったそうです。
今年は一番込みやすい8月。撮影するのも大変になりそう・・・
ということで、きっと誰も来ないであろう、逆篠にやってきました。
はやる気持ちが抑えられず、今日は10時前には現地に到着。
やまぐち号はまだ新山口駅で入れ替えをしているころのはずです。
時刻表で列車が来ない時間を確認し、田代トンネルの篠目側までいってみました。
「造化譲功」という、トンネル開通の功をたたえる額があります。
撮影ポイントに機材をセットし、この時点でまだ10時半前。
気動車がやってくる時間になったので、試し撮りとばかりにシャッターを切りました。
イメージ通りにセッティングできていて安心です。
やまぐち号発車まではもうすぐですが、撮影ポイントにやってくるまでには約1時間かかります。
機材はそのままに、車に戻って一休みしていると、県外ナンバーの車が1台やってきました。
自分でいうのも何ですが、重連初日にここに来るなんて、変わった人たちだなぁと思いました。
定刻通り、11時半過ぎにやまぐち号は姿を見せてくれました。
当然ですが、石炭を焚く必要がないので煙は全然出ていません。
この瞬間、絶気合図をしています。
1枚目の写真を見比べると、ヘッドライトに向かって左から蒸気が出ているの、わかります?
当時のビデオを見直してみると、合図をしてからここまで音が届くのが遅れています。
思っている以上に距離が開いているということを実感しました。
実は、ここに構えたのはこの絶気合図を聞きたかったからなんです。
後日のビデオをお楽しみに。
そのまま撮り続けていると、爆煙とはいえませんが、スカとはいえない煙がもくもくと・・・
おきまりの正面撃ち
バックショット・・・ なんでこんなに人がいっぱいいるの?
しかも、ビデオ回してる人までいるよ・・・
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2007.8.1 SLやまぐち号重連運転 篠目駅
素早く撤収、次のポイントへ向かいます。
篠目発車の踏切が降りたのが見えたので、発車していく瞬間を撮ってみました。
静止画だと、何が何だかわかりませんね^^;
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2007.8.1 SLやまぐち号重連運転 徳佐-船平山 徳佐Sカーブ
定番の追っかけポイントには間に合うはずがないため、一気に徳佐Sカーブまで来ました。
竹やぶの向こうで大爆煙。
奥の踏切で構えている人はうはうはだったでしょう。
風が・・・
煙が散る
いい煙なんですが、風で傾いてしまいました。
黒いものがみな左によって、なんだかアンバランスです。
横構図にセットした2台目は、こんな感じです。
シゴナナの煙が薄くなって、後ろとのバランスが取れたかも?
たくさんの撮影者の前を駆け抜けていきます。
下りの撮影はここまで、返しのポイントへ移動します。
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2007.8.1 SLやまぐち号重連運転 津和野-船平山 旧道野坂垰
返しの最初のポイントに選んだのは、お手軽俯瞰ができる旧道野坂垰。
お世辞にも、重連初日に来るような場所ではありません。
それをあえてここにしたのは・・・
わかりますか?
機関車が前後に連結されているのが。
そう、現役時代の山岳路線では見られた光景だそうですが、
プッシュプルという形態で現れたのです。
どちらも良く煙が出ていていい感じです。
最後尾の客車に乗ったお客さんはびっくりでしょうね。
C56のドアップがくっついているわけなんで。
何せ初めて遭遇する大サプライズ。
どこでどう撮っていいのやら・・・
単機牽引なら大爆煙で○なんですが、
後補機が生かせていないのでPP編成の写真としては×です。
ここで両機関車が思い切り炊きあげました。
大爆煙です!
あっっ!
風のイタズラで、後ろが隠されてしまいました。
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2007.8.1 SLやまぐち号重連運転 長門峡-篠目 もみじ茶屋付近
本来、定番とはなり得ないポイントですが、あえてここをチョイスしました。
待機中、何台も「お仲間」らしい車が通過していきます。
きっと、なんでここで構えるかなぁと思っていることでしょう。
スカでやってきなシゴナナ。
当然といえば当然です。
カーブで向きを変え、カマが正面を向きます。
後補機C56を絡めて
ちょっとだけ煙が出ました
やや広角にセットしていたカメラにて
ワンポイントで2度おいしいです。
こんな姿、きっともう見られないと思います。
手持ちのカメラで振り返りバックショット。
フレーム内に飛び込んでくるC56!
頭が整理できないまま、とにかく撮ります。
普段、機関区でしか見られない後ろ姿。貴重です
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2007.8.1 SLやまぐち号重連運転 大歳-仁保津 上郷交差点
間に合いそうだったので、さらに追いかけてみました。
絶気合図をしています。
こちらも絶気合図中
普通の絶気合図は、前後の機関車の時間差があまりないのですが、
プッシュプルのためか、後補機の合図はずいぶんと遅れていました。
重連運転だけでも大変なことだと思いますが、その上、
史上初のサプライズを演出してくださった関係者の方々に、厚く感謝いたします。
いつか、D51も走らせてもらえると、個人的にはうれしいのですが・・・
それも、篠目か仁保あたりで蒸気機関車同士の交換があるような・・・
どっちを撮るかで迷うので、厳しいなぁ。
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