ドイツ調査 2
2012年10月27日() 2日目 <ヴュルツブルク→とある村→ヴュルツブルク>


<郊外の村で調査>

 ドイツ2日目は6時半に起床。昨日久しぶりにプールで泳いだので、疲労が溜まっています。そもそも時差の関係で長時間起きていて酒も入っていたところで泳ぐんじゃなかった。昨日の自分の行いを後悔しつつ、身支度を整えて朝食へ。一般的なバイキング形式ではあるものの、さすがにドイツといったところで、パンとソーセージの種類が豊富でした。ライ麦100%の真っ黒なパンを見ると、ハイジの朝食を思い出します。普通の小麦パンに比べると栄養価もかなり高いそうです。バイキングの種類は多いですが、野菜が少ないのが欠点か。


<朝食会場>

<パンの種類が豊富>

<ソーセージも豊富>

<で、今日の朝食>

 8時20分にロビーに集合し、バスに乗って本日の調査先へ。調査一発目はヴュルツブルクから北に約80kmほど離れたとある小さな村です。そこそこ標高が高い場所にあるためか、車窓には雪が。

 調査のことはここではあまり書かないようにしますが、午前中は村のホールで聞き取りの後、ケータリングの昼食。七面鳥とご飯でした。ご飯はインディカ米でしたが、香ばしくてそこそこの味。


<とある小さな村の中心地>

<街並み>

<街並みその2>

<本日の昼食 メインは七面鳥だった>

 午後は村内の見学。サッカー場とか太陽光パネルとかバイオマスプラントとか。とにかく寒すぎる。


<村のサッカー場>

<村はずれのキリスト>

<太陽光パネルがずらりと並ぶ>

<特に何と言うことのない平地>

 午後3時過ぎに調査を終え、再び1時間ほどかけてヴュルツブルクへ。

<土曜日のヴュルツブルクをぶらり>

 ヴュルツブルク到着後、夕食まで時間があったので、若手4人で街へと繰り出しました。まずはN君のスーツケースがぶっ壊れてしまったということで、街の中心にあるデパートへ行って新しいスーツケースを物色。土曜日の午後ということもあってか、小雨にも関わらず街はかなりの人出で、人口が14万人とは到底思えません。デパートもかなりの人で賑わっています。

 スーツケースはデパートの1階の一角にあり、僕もいろいろと見てみましたが、日本に比べるとかなり安いです。あのサムソナイトの結構良さそうなスーツケースが150ユーロ(約15000円)とか。日本で買うと3万くらい取られそうなものだったので、僕もついつい欲しくなりました。N君も1万円程度で良さそうなスーツケースを買えていたのでよかった。


<土曜日午後のヴュルツブルク繁華街>

<街の規模にしてはかなりの人出>

 雨は降っていますが、せっかくなので世界遺産のレジデンツへ。市街地中心部からは歩いて10分程度。ヴュルツブルクは主な場所がぎゅっとまとまっているので、旅行者にはありがたい街です。


<猫を模したオブジェ>

<街の中心の大聖堂を裏から>

 レジデンツへ向かう途中で、日本語の「合気道」という字を見かけました。レジデンツの案内板にも日本語で「ようこそ」とあったし、日本人が結構多いのでしょうか。


<合気道>

<日本語で「ようこそ」と>

 途中で郵便局に寄って何人かが切手を買った後、レジデンツへ。世界遺産に指定されているレジデンツは、1720年から1744年にかけて大司教の宮殿として建てられたもので、完成後に大司教がマリエンベルク宮殿から移って来たそうです。18世紀になると状況も安定してきたので、山の上の要塞にいる必要がなくなったというのが理由らしい。見た目はパリのベルサイユ宮殿のように豪華で(行ったことないけど)、ヨーロッパという感じがぷんぷんします。残念ながら開館時間が終わっていたので内部の見学はできませんでしたが、外側からだけでも良いものを見せてもらいました。


<レジデンツ>

<フランケンの女神>

<レジデンツをアップで>

<遠くに大聖堂とにマリエンベルク要塞が見える>

 レジデンツを見終えたところで雨も上がり、夕焼けの赤い空も見える状態になりました。気温は0度前後と相変わらず寒いですが、晴れるだけで気分が変わります。


<夕暮れのヴュルツブルク>

<夜になっても人通りが多い>

 一旦ホテルに戻った後、皆が集合して夕食へ。土曜日の夜ということまって、通訳さんが調べて当たってくれた店はどこも満員ということで、最後に当たった店も「8時半までなら」という条件付きで取れたそうです。何度も言うけど、14万人の街とは思えない。ということで夕食はアルテ・マイン橋の裏手通りにあるBackoefele(バックエーフェレ)というフランケン郷土料理の店へ。店は照明を落としていてかなり暗かったので、写真を取り辛かったですが、その分雰囲気はありました。


<郷土料理のBackoefele>

<やっぱりフランケンワイン>

 今日もフランケンワインで乾杯。通訳さんによると料理はジビエ料理が良さそうだということで、イノシシ・シカ・バンビ(子鹿)の3種類から選ぶことになりました。シカとイノシシは食べたことがあるけれど、バンビは食べたことがなかったので、どんなものやらとバンビのステーキを注文。バンビを注文したのは僕と△↓さんの2名で、それを見た卍先生が「可愛いバンビを食べるなんて、やっぱりT大出身者は残酷だな!」とおっしゃっていたので、「どうもすみませんねえ」と謝りながらバンビのステーキを待ちました。バンビのステーキは思ったよりも大きく、250gくらいはあります。確かにこれだけの肉を取るとなるとバンビが可哀想かも。肉自体はシカの臭みが全くなく、味も歯ごたえも仔牛のようでした。こんなに癖がないとは。やや焦げて濃厚になったデミグラスソースもよく合います。そして口直しのマッシュポテトも。いや、おいしかった。


<バンビのステーキ>

<付け合わせのマッシュポテト>

 食後はせっかくなのでレジデンツを見に行こうということになり、一部には本日2回目のレジデンツへ。夜の月明かりに照らされる夜のレジデンツもなかなかです。


<夜の大聖堂>

<夜のレジデンツとほぼ満月>

 レジデンツに行く途中にN君が変なドイツ人に目を付けられ、レジデンツからホテルまでもそのドイツ人はずっとN君から離れずに話かけていました。下手に手を出さない方が良いと、その様子を後ろから見ていると、そのドイツ人の来ているブルゾンには「PUNK」と書いてあります。そうか、彼はパンクだからおかしいに違いない。結局彼はホテルまでついてきたきましたが、後からN君に聞いた話では「ヴュルツブルクは第2次世界大戦で空爆によって一瞬にして壊滅させられた」とか「2000ユーロくれ」とか言ったことを繰り返し、こちらが喋ろうとすると「黙れ」と言って何も言わせてもらえなかったそうです。通訳さんによると、「あれはヤクでもやってるんじゃないかしらねぇ」ということでしたが、果たしてどうなのか。とりあえず、誰にも怪我がなくてよかった。

 あと、どうでもいいですが、スモウスシバーがありました。看板はもう現役を引退した朝青龍で、何かシュール。


<スモウスシバーがあった>

<まさか朝青龍>

 ホテルに帰った後は、昨日の残りのビールを消化して12時頃就寝。明日は移動日。


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