2012年10月29日(月) 4日目 <ニュルンベルク→とある都市→とある村→ミュンヘン>
<二か所で調査のちミュンヘン>
昨日は夜10時過ぎには寝ていたので、さすがに朝5時過ぎに目が覚めました。さらに今日からドイツはサマータイム(+2)が終わり、通常の時間(+1)に戻るということで、途中に余分な1時間が入っています。ということはがっつり8時間睡眠を取ることができました。普段なかなかこういう生活はできないので、調査とか出張に来ている時の方がきちんとした睡眠を取れるというのは本末転倒のような気がします。早く起きたので早めに朝食。そろそろ胃の調子がおかしくなってきたので、今日は肉を少なめにしてフルーツを多めにしました。白ソーセージがおいしかったのと、フンラケン地方特有のシャンパンがあったので朝から少しだけ飲んで気分をフレッシュすることはできましたが、ただ生野菜がほとんどないのがきついです。これほど野菜が食べたくなるとは思わなかった。
<朝食会場> |
<本日の朝食> |
出発まで少しだけ時間があったので、ホテルの周辺を散歩。晴れているので寒く、霜が降りています。
<寒くて霜が降りる> |
<朝のニュルンベルク> |
8時半にホテルをチェックアウト。今日の午前午後で一か所ずつ調査の予定になっていて、まずはニュルンベルクの近郊のとある都市へ行き、ソーラーパークの見学。ニュルンベルクよりも標高が高いのか何なのか、雪が降っていてめちゃくちゃ寒かった。
<ソーラーパークの山> |
<山の中を運河が通っている> |
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<ソーラーパネル> |
<最後になって晴れた> |
見学後は一路南下しバイエルン州南部へ。途中でドナウ川を超えます。
<昨日買っておいた50セントのプレッツェルを食べる> |
<ドナウ川を超えて南下> |
1時半頃、ニュルンベルクから南東に約170kmに位置するとある村へ。昼食は村のパン屋のイートインで、ということになりました。ここは人口1500人の小さな村ですが、パンの種類も多く、村人と思われる人がひっきりなしに買いに来ています。カプチーノにプレッツェルハムチーズ、アーモンドとチョコのパンで合計4ユーロ(約400円)。どちらも美味しかったけど、アーモンドとチョコの方は甘過ぎて半分しか食べられませんでした。ヨーロッパはデザートの甘さが半端ない。
<とある村> |
<昼食は村のパン屋のイートインコーナーで> |
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<田舎だけど出来たてのパンが並ぶ> |
<本日の昼食> |
その後、午後はその村で調査を行い、調査後は南下して今日の宿泊先であるバイエルン州の州都、ミュンヘンへ。6時頃、ミュンヘン郊外のホテルに到着してチェックイン。今日のホテルの部屋は前日までのマリティムと比べると半分くらいの広さで、結構狭いです。
<ホリデイ・イン・ミュンヘン> |
<今日の部屋は狭い> |
今回のホテルはミュンヘンの郊外にあるため、先生方を始めとして皆の疲れがピークだったこともあり、夕食は近くで済ますか、それとも中心地ま出て有名店で食事をするかの二択になりました。でもミュンヘンは明日の朝には出てしまうし、もしかしたら人生最初で最後のミュンヘンかもしれないので、せっかくだから中心部に出て有名な店で飲み食いしようということになり、タクシーに分乗してミュンヘンの中心部へ。
ホテルから15分くらいでミュンヘンの中心地に到着。タクシーを降りたところは本当に街中で、さすがにバイエルン州の州都だけあって人が多く活気があります。中には赤提灯に「ラーメン」「焼鳥」と書かれた日本料理屋も。そんな中で我々が目指したのは恐らくミュンヘンで一番有名であろう「ホフブロイハウス」。ここの1階の大衆酒場で、定番の白ビールと白ソーセージを食べようという魂胆です。
<有名なホープブロイハウス> |
<1階の酒場は満席> |
ホフブロイハウスは地元の人間から観光客が入り乱れており、1階はものすごく広いのに満席でした。日本人ではないアジア系の団体客も多くいます。しかも大衆酒場らしくかなりうるさいので、では2階のやや小洒落たレストランに行くかとなって2階に行ったものの、こちらも満席。3階は主に団体客向けの出し物がある有料のホールで、通訳さんによればここはいつも混んでいて入れた試しがないということだったので、半ば諦め気味に行ってみると、たまたまなのか今日はかなり空いていて、予約がなくても特別に入れてあげるとのこと。僕らが帰るころには満席になっていたので、タイミングがよかったということかもしれません。
<偶然空いていた3階ホール> |
<出し物を見つつビールを飲む> |
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<演奏者のおじさんたちの足元にもビールが> |
<バイエルン地方の躍り> |
ステージで開催されている音楽や踊りのショーを見ながら、まずはビールで乾杯。ミュンヘンはオクトーバーフェスト発祥の地であり、ドイツビールの本場です。昔の人なら知っているらしい「ミュンヘン・札幌・ミルウォーキー」というサッポロビールの謳い文句に出てくるくらいだから間違いない。本場に敬意を込めて、まずはホフブロイ1Lから。1Lなのに、7.5ユーロという安さでした。写真だと泡ばっかりのように見えますが、泡と液体の境目の部分で1Lらしいので、泡を立てずに入れれば1.5Lは入りそうな巨大ジョッキです。1Lビールを飲み干した後の2杯目は、小麦を使った白ビール(ヴァイスビール)であるミュンヘナー500mL。こっちも名物だけあっておいしい。
<ホフブロイ1L> |
<2杯目はミュンヘナー白> |
料理もいくつか。一番有名な白ソーセージは何と売り切れで食べることができないという残念な結果になってしまいましたが、まあ今日の朝のバイキングで食べたからいいか。個人的には仔牛のカツレツがサクッとしておいしかった。陽気なバイエルンのドイツ人に囲まれて、歌や踊りを聞きながらビールを飲み、おいしい食事を食べて話をするというのは、いかにも南ドイツにやってきたという感じがします。
<1Lジョッキは大きくて持つのも疲れる> |
<塩が効いているプレッツェル> |
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<大ぶりのベーコン> |
<アイスバインとは違う豚の骨付き脛肉> |
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<白ソーセージは売り切れだった> |
<仔牛のカツレツ> |
そういう雰囲気に飲まれて3杯目の500mlミュンヘナーを注文したはいいものの、さすがにビールで腹が膨れて飲めなくなってしまったので、残りは一番若いD1I君に献上しました。昨日が誕生日だったというI君におめでとうの意味を込めて。・・・飲みかけのビールを渡すのはどうかと言う話ですが。
良い気分になって店を出て、再びタクシーに乗ってホテルに戻りこの日は終了。本当ならミュンヘンの中心地を散策したかったけれど、団体行動なので仕方ありません。