ドイツ調査 5
2012年10月30日() 5日目 <ミュンヘン→ジンゲン→とある村→エンゲン>


<バイエルンからバーデン=ヴュルテンブルク州へ>

 6時半に起床し、7時から朝食。同じバイエルン州でもここはフランケン地方ではないので、朝食にシャンパンはありませんでした。あったとしてもこれまでのドイツ料理の攻撃でそろそろ胃がおかしくなり始めていたところだったので、朝食も段々とあっさりしたもの主体になってきています。今日はフルーツとヨーグルトが中心。


<ハムもたくさんあるけれど>

<今日はフルーツ中心で>

 ミュンヘンは雪が積もっていて今日も寒いです。それはそうと、この日急にデジカメのSDカードが不調を起こし、夜に確認して見るとこの日撮った写真の半分以上(150枚)がセクター不良で駄目になってしまっていて、orzという文字を使いたいくらい凹みました。初期化して何とかなったけれど、そういうわけでこの日だけきちんとした写真がない部分が多いです。SDカードくらいは予備を持っておいた方がよさそうです。


<雪が積もるミュンヘン>

<ホリデイイン玄関>

 8時にチェックアウトし、バスに乗って8時20分に出発。本日はミュンヘンから西に向かう長時間移動の日で、ドイツを四角形に例えると、右下のミュンヘンから底辺沿いに左下の地域まで移動するといった感じです。午前中は移動するだけの一日で、雪の残るアウトバーンをひたすら進みます。多分有名なノイシュヴァンシュタイン城の近くも通ったのだろうけど、時間がないのでスルーです。最初はバスのフロントガラスが綺麗だったのに、時間が経つにつれていつものように汚くなるというのは一体どういうことか。


<ドイツ南部のアウトバーンを疾走>

<手前に本物のアルプスが見えてきた>

 標高が下がったのか次第に晴れてきて、雪が見えなくなりました。。ニュルンベルクやミュンヘンのあるバイエルン州から、シュヴァルツヴァルト(黒い森)で有名なバーデン=ヴュルテンベルク州に入ると、左手にボーデン湖が広がります。ボーデン湖はドイツ・オーストリア・スイスの三カ国にまたがり、夏はドイツ人の保養地になるらしい。サイドには葡萄畑が広がっていて、この辺りもバーデンワインというドイツワインの一種の産地になっているようです。


<晴れてきた>

<ワイン用の葡萄畑が広がる>

<左手にはボーデン湖と葡萄畑>

<湖の向こうはオーストリアとスイス>

 保養地のリンダウ、ツェッペリン号が生まれたフリードリヒスハーフェンを通り過ぎ、12時過ぎにスイスの国境に程近いジンゲンという地方都市のレストランに到着。ジンゲンの山の上には昔の砦があり、ヨーロッパっぽい雰囲気だなあと思って見ていましたが、誰かが「岐阜城みたいですね」と言ったのを聞いて急に現実に引き戻されたような気がしました。確かに山の上にあるのは岐阜城っぽい。ロープウェイでもあるんかな。


<岐阜城のように山の上にある砦>

<良い天気で紅葉も見頃>

 レストランは夜しか営業していないところを、わざわざ昼に開けてくれたそうです。一軒家レストランで、建物自体の歴史が古く、日本でいうところの有形文化財に登録されているようです。飲み物はせっかくバーデン地方に来ているのだからと、昼からバーデンワイン。これから調査だけど。。バーデンワインはフランケンワインよりもすっきりとしてような感じがしましたが、僕のワインレベルではあまり良く分かりません。おいしかったことは確か。

 料理自体は3種類の中から選ぶ形式で、僕は豚肉のステーキシュペッツレ添え(9.8ユーロ)。シュペッツレとは日本のうどんのようなものにチーズを練り込んでカリッと焼いたもので、油っぽいけどなかなかいけます。麺類好きには良いかも。豚肉の方は思ったよりも量が多く、おいしいけれど本当にそろそろ胃が辛くなってきます。結局3枚のうち1枚は食べられなかった。


<有形文化財のようなものに登録されているレストラン>

<昼からバーデンワイン>

<今日もボリューム満点>

<豚肉のステーキシュペッツレ添え>

 食後はジンゲン市街地に移動してとあるオフィスでヒアリングを行った後、とある村に移動して調査。村の名前を書くと余計な検索でひっかかりそうなので、「とある村」としておきます。


<ジンゲン市内>

<とある村>

<とある村2>

<とある村の東の空に満月が昇る>

 夜はジンゲンから北に15kmのところにあるシンゲンという街のホテルに宿泊。ホテルはアウトバーンのサービスエリアにあるホテルでした。今回のホテルの中で唯一バスタブがなくシャワーだけというシンプルかつ機能的なホテルですが、僕は海外ではバスタブに浸からないので問題なし。


<サービスエリアにあるホテル>

<今日の部屋>

 食事まではホテルの隣の売店を物色。


<ホテルの隣に売店やレストランなど>

<売店を物色する>

<ご当地ビールのロートハウスが並ぶ>

<ドイツのCanCamみたいなものか>

 夕食はサービスエリアにあるレストランの中の個室で。飲み物はシュヴァルツヴァルト地方の地ビールであるロートハウスと、昼も飲んだバーデンワインにしました。どちらもすっきりとして飲みやすい。


<ロートハウスピルス>

<バーデンワイン>

 夕食はあらかじめ予約されていたもので、全員が一緒のもの。野菜のスープはまあいいとして、メインは豚肉の焼き物と炭水化物としてフライドポテトの丸焼が出てきました。円形フライドポテトは外側がカリッとしていて、日本の居酒屋で出されたのであれば全国のフライドポテトでもかなりの上位にランクインしそうです。ただし、ここ数日のドイツ料理で徐々に胃が弱ってきていた僕にとって、このジャガイモ料理は油ギッシュで塩辛い単なるジャガイモを揚げたものでしかありませんでした。食べたいけれど胃が拒絶するこの感じは初めて。結局半分以上残してしまった。体調というのは本当に重要です。


<本日の食卓>

<野菜のスープ>

<豚肉の焼き物と円形フライドポテト>

<食後のデザート>

 夜は久しぶりに飲もうかということで、数人で僕らの部屋に集まって1Lビールやワインを空けてから就寝。


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