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上海・嘉興調査 6  
2009年9月19日() 六日目   <嘉興(嘉興ワークショップ)>


ワークショップの一日 その2>

 前夜寝たのは4時半で、目が覚めたのは6時過ぎ。湖から上る朝日が眩しくて目が覚めてしまいました。睡眠時間1時間半弱。でもこの朝日が画になって、眠いのも忘れて見入ってしまいます。


<朝日で目が覚める>

 朝食は別の建物にあるバイキング会場で。中華と洋食がそろうバイキングでしたが、そこはさすがに上海のホテルよりも豪華で洗練されていました。何といっても生野菜がある。そして名物のちまきも。もちろん僕が好きな焼きそばもあり、朝から満腹です。南湖を眺めながら、優雅に朝食を取る。何と贅沢なことか。

 水が置いてなかったので、係の人にまずは日本語英語で「ウォータープリーズ」とお願いしました。そしたら「?」と首を傾げられたので、今度は英語風のかっこつけ発音で「ゥワーダ—プリィーズ」と。そしたら余計に「??」みたいな感じになり、かっこつけて発音したのに台無しです。係員さん、あなた「ウッジューライクコーヒーオアティー?」って聞いてきたじゃん!なのに水が分からないの??この辺が腑に落ちませんでいたが、水を飲みたくて仕方がなかったので、最終手段で筆談することに。手のひらに漢字で「水」と書いて、日本語で「お願いします」といいつつ頭を下げると、「あー、オーケーオーケー」となり、ようやく通じました。漢字は偉大なり。あと、いざとなったら日本語のニュアンスで何とかなりそうです(ならんか。)


<バイキングの朝食>
 
<南湖を見ながら>

 昨日は暗くて分からなかったホテルの外観も、朝だとよく分かります。というか、嘉興は良い天気。上海では全く青空が見えなかったというのに。そして上海に比べると空気がおいしいです。やっぱり上海は大気汚染が酷いのでしょうか。


<ホテル全景>
 
<宿泊棟>

<玄関>

<廊下>

 今日は嘉興学院という大学の先生方と、一日ワークショップ。ホテルから湖沿いに少し歩いて、由緒がありそうな建物で「国際会議」開催となりました。上海のワークショップと比べ、建物や小物の影響もあってか、荘厳なる国際会議の雰囲気があります。専属の係員もいるし、メモ用紙やお茶も用意されています。あらかじめ席も決まっており、各人の名前が書かれたネームプレートも。何かこそばゆい。


<ワークショップを行う建物>
 
<こんな感じで>

 ワークショップは午前9時から午後7時まで、昼食をはさんでびっちりと行われました。基本的に僕はここでも議事録メモ係で、ひたすらパソコンに向かってタイピング。音が大きかったのか、前に座っていた中国人の先生(恐らく)が、「何だこいつは」みたいな感じで何度か振り向いてきたのは怖かったですが。うるさかったらすみません。途中パソコンが二回もフリーズし、一生懸命打ち込んだメモがパーになったのには参りました。特に二回目は精神的に折れそうになったのも事実。その上寝不足だし、ああもう嫌んなっちゃう、という感じで午前を終了。

 昼食はバスに乗って近くの会場で。昼からくるくるテーブルで、本格的な杭州料理でした(多分)。しかし僕は寝不足と疲れと二度のフリーズの影響から全く食欲がなく、写真を撮る気力までなくなってしまう始末。写真を撮らないので心配されるという変な感じでしたが、そういうわけでこの昼食の写真はかなり少なくなっています。店の名前も料理名も分からない。料理もリブロースを一口と海藻らしい謎の白い物体を一つ食べただけで、後はぬるいビールをちびちびやる程度です。というか何故嘉興のビールは皆ぬるいんだ!ぬるいビールを飲むなら、リポビタンDが一本欲しい。


<前菜各種>
 
<リブロースみたいな>

<スープっぽい何か>

<芋じゃなくて海の藻類らしい>

 そんなぐでっとした感じで午後を迎えました。午後一発目は本当に眠くて仕方がなかったですが、徐々に眠気も取れ元気が出てきたような気がします。休憩時間に食べた名物のエッグタルトがおいしかった。昼食をほとんど食べてなかったので、エッグタルトを3個も食べてしまいました。疲れた時の甘いものほど嬉しいものはありません。


<休憩時間は南湖を眺めつつ>
 
<エッグタルトを食べる>

 エッグタルトのお陰で午後を何とか切り抜け、午後7時で会議は無事終了。打ち込んだ文字は33,000字。当たり前ですが誰も褒めてくれないので自分で褒めておきます。よく頑張ったと。日本側の発表は僕にとって勉強になることが多く、非常に有意義でした。来年もあるらしいので、頑張って発表できるくらいになりたいところです。

 夜は昨日とは違う観光スポットのようなところで、江南料理。昼に比べて少し元気は出たものの、食欲はあまり出ないのでビールと紹興酒ばかり飲んでいました。ということで出てきた料理は半分くらいしか撮ってないんじゃないかと思いますが以下の通りです。うーん、何度もみた料理が多いな。本当に正直飽きてきた。ただし、今回初めて蟹が出てきたのは特筆すべき事項かと思います。あまり食欲もないので、食事中は隣になったM大の助教さんとひたすら話していた気がします。あと、NC総研のIさんの「ふるさと」の演奏が素敵だった!

ABC
1
2
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 食後は街並みを散策。ここは昨日のところとは違って、もう少し新しい時代の街並みといった趣でした。個人的には函館の赤レンガ倉庫街に近いものを感じます。中には金九という朝鮮の独立運動家が隠れていたという邸宅跡も。恥ずかしながら僕は金九のことを全く知らなかったので、「それ誰?」という感じでしたが。学が足りませんな。

 

 9時半にホテルに戻り、その後倒れるように就寝。さすがに疲れた。


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