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1月19日〜20日 信州〜新潟ふらり旅2日目(前編)

・・・一日目後編からの続きである。



昨日は寝たのが大体12時くらいだっただろうか。。。
今日は大糸線下り一番列車に乗るべく、大体5時45分くらいに目を覚ます。
身支度を済ませて、ホテルを後にして真っ暗闇の中穂高駅へと向かった。



大糸線普通信濃大町行き
穂高6時30分〜信濃大町7時1分
大糸線普通南小谷行き
信濃大町7時20分〜白馬8時2分着


早朝の穂高駅にて。。。

今日の予定は、このまま大糸線を北上して糸魚川まで出て、ほくほく線に乗り新潟方面を回る。
ほくほく線のゆめぞら号と言う列車に乗るのも、今回の旅の目的だ。
私の乗る南小谷からの糸魚川行きの列車が9時25分。
このまま南小谷まで行っても、1時間以上待たなくてはならないので白馬に一回下車する。
白馬駅で降りて50分程見て回る時間はある。
とはいっても、50分では駅の周りしか見れないのだけど・・。

そんな事を考える中、大糸線一番列車が来た。。列車内は暖房が効いていて暖かい。。
車窓から見る外の風景も、群青色の空が段々と明るくなってくる。。


大糸線北細野〜信濃松川

日が明るくなるにつれて、北アルプス山脈が段々とはっきりと見えてきた。
地元の山と比べて、この辺は山頂が真っ白く冠雪している。


反対の車窓からは、朝日でオレンジ色に空は輝きだしている。


朝日を浴びオレンジ色に染まる北アルプス連峰

朝日を浴びて、北アルプスの山頂の雪がオレンジ色に輝きだした。
列車に揺られながら、北アルプスの山々の朝の姿を拝む事が出来た。
私の前のボックス席で、18切符旅行者だろうか。。デジタル一眼カメラで熱心に写真をとる青年がいた。
そんな私も車窓を眺めながら、カメラのシャッターを切って写真を撮っていた。


信濃大町駅で乗り換え。

信濃大町で南小谷行きに乗り換える。この列車は南小谷着が8時21分だ。
この列車で白馬まで行き、ちょこっとだけ白馬で時間を潰す。

一番右の列車は7時14分発の上りの新宿行きのスーパーあずさ6号である。

この写真を撮った後に、いつものように列車に乗って発車を待つ。
定時通り20分に信濃大町駅を発車した。先ほどの18旅行者であると思われる青年は簗場駅で降りていった。


大糸線海ノ口〜神城

この辺りくらいの車窓から木崎湖が見えてくる。
一昨年にこの大糸線に乗って糸魚川まで北上したのだが 、その時に比べて断然雪が少ない。
その時は神城を越えた辺りから雪が凄かったのだが。。。
ここでも、地球温暖化の深刻さを垣間見るような感じだ。


・・とはいうものの、この辺の寒さもまだ厳しいのだが。。
ようやく、朝の光がまぶしく姿を現してきた。
・・けど、この辺はちょっと曇っているようだ。

そうこうしているうちに、そろそろ列車は白馬駅に到着するようだ。

白馬駅でちょっと北アルプスの山をアップで撮ってみようか。。。


白馬駅から八方方面に10数分歩いて、写真を撮る。
こうして見ると、北アルプスの雪山も大迫力だ。
八方尾根・五竜岳も間近に見ることができる。
雪に覆われた、2000M級の壮大な山々が聳え立つ。

白馬駅周辺にいる時間も、そんなに無いのでそろそろ駅に戻る事にする。
夏の白馬八方尾根、、去年来たのだが生憎の天気だった。
快晴の元の八方尾根、八方池も見てみたいもんだ。。。




大糸線普通南小谷行き
白馬8時53分発〜南小谷9時12分着
大糸線普通糸魚川行き
南小谷9時25分発〜糸魚川10時18分着

白馬駅で10数分待つと、南小谷行き普通列車がやって来た。
南小谷から糸魚川普通列車に乗り換えだ。南小谷からはキハ52車両という1両のディーゼルカーになる。
白馬から20分程で南小谷に到着。待ち合わせ時間が13分ほどある。


南小谷駅に1両だけの車両が到着。夏の繁忙期にはすし詰め状態になるのだ。
ちなみにこの南小谷駅から先はJR西日本の区域になるのだ。
なので、この駅はJR東と西の境界線の駅である。

今日の乗車率は、乗客が全員座席に座っても空席がある程度。。
私はこの南小谷以北の大糸線には数回乗った事あるのだが、立客が出るほどの混雑に遭遇した事はない。


大糸線小滝〜根知

列車はフォッサマグナに沿って、糸魚川まで走っていく。
南小谷以北からは、段々と雪も収まってくる。姫川が間近に見える。
川に沿った風景が数回続いていくのだ。
大糸線を利用して糸魚川まで行く時は、必ず南小谷駅で乗り換えなくてはならない。
1995年の集中豪雨被害は、南小谷を越えて一本でいく定期列車はなくなったらしい。
1971年から松本〜金沢間に運行されていたという急行列車の「白馬」があったらしいが1982年に廃止されているという。

南小谷から先の風景は、特に景色も単調なので特に絶景路線というわけではないな。。

そうこうしているうちに、列車はまもなく糸魚川に到着するようだ。
ちなみに、この南小谷〜白馬間のこの車両はトイレがついていないので飲食は控えた方が良い。
この区間でトイレに行く為に、駅に降りれば数時間は次の列車がこない。
南小谷〜白馬間の運行列車は一日に7本ほどしかない。




一年半程ぶりにみた糸魚川のレンガ車庫

糸魚川駅の名物といえば、この駅ホームから見えるレンガ車庫。
このレンガ車庫は、他の駅でもレンガ車庫が取り壊されている中でもしっかりと残っている。
・・なので、全国的にも貴重な存在の車庫だと言われているらしいな。

北陸新幹線の開業に伴い、このレンガ車庫の取り壊しも検討されているが、地元有志が集まって保存運動も行っているという・・。
このレンガ車庫は、糸魚川駅に来る度に旅情を感じさせてくれるので残しておいてもらいたいと私も切に願う。


糸魚川駅を降りて、真っ直ぐ数分行くと日本海を一望できる展望台がある。
私の以前の旅記で、ここの場所の日本海は何度か紹介したが、今回もあえてもう一度行ってみた。
ここら辺の天気は生憎曇り空だが、どこまでも続く日本海を眺められる。
次に私が乗る列車の時刻は10時58分。暫くこの日本海の風景を眺めて過ごす。
地元の近くの湘南とかの海とは、また違った雰囲気があるな。



北陸本線普通直江津行き
糸魚川10時58分発〜筒石11時18分着

今日の乗る予定のである、ほくほく線のゆめぞら号は直江津14時11分発だ。
・・以前から降りてみたかった、上越線土合駅に次ぐモグラ駅の筒石駅に降りる時間はある。
なので、筒石駅にも少し降りて寄ってみようかと思う。

北陸本線の普通列車の車両は、食パン列車と愛称のある419系列車が広く使われている。
元々寝台だった列車を改造して、座席車両にしたので普通のボックス座席より広々しているのだ。
・・なので乗り心地も普通のボックスシート車両より良い。
20分程で糸魚川から筒石駅に到着する。


全長11,353mの頸城トンネル内にある駅がこの筒石駅だ。

筒石駅ホームはこの様にトンネルの中にある。
ここから階段を上っていって、駅の出口まで出なくてはならない。


この下り線ホームから改札まで290段あるらしい。それを登っていく。土合駅の階段は462段だ。
この階段は運動不足な方ならちょっとこたえるかも知れないですね。
空手を退会して、運動不足の私も不覚ながら息を少し切らしてしまいました。

・・ちなみにこの駅には、駅員がいるのだ。赤い青春18切符もここで売られている。


筒石駅駅舎

やっとこさ改札に着き、駅員にこの辺に見て回る所があるか聞くと、「近くに港がある」との事。
次の筒石発の下り直江津行き列車の時刻は12時35分。1時間以上あるので十分見て回れる。


駅から出て、すぐ右を振り向くとこの様な地層が見える。
昔はこの辺も海だったらしい。。。
この駅の周辺の風景は四季折々に色々な風景に変わっていくらしい。。

ちなみに、「鉄子の旅」と言う鉄道の旅の漫画(第一巻)にもこの筒石駅は出てきます。土合駅も。。
それを見て、実際にこういう駅に着てみたという人もいる。(駅ノートに書いてありました)


駅から10数分坂を下っていくと、海の見える港に出る。
ここでも漁船を見たり、海をまったり眺めて時間を潰していた。
ここでも、そうして過ごしているうちに時間もあっという間に経つ。
12時15分くらいに、駅に戻る。駅で旅の思い出ノートに書き込みをしてホームに行く。



北陸本線普通直江津行き
筒石12時35分発〜直江津12時54分着


暗いトンネル内に列車がやってくる。

こうしてトンネル内の駅で、列車がやってくる光景を見るのは初めてだ。
狭いトンネル内なので、ブレーキをかけて列車が止まる音も大きい。
特急列車がこの駅を通過する時は、突風がトンネル内を吹き荒れるらしい。

筒石駅からまた20分程で直江津駅に到着する。


直江津駅も久々だった。。。

直江津駅で1時間15分ほど待ち時間がある。
・・なので、ゆっくり昼食(この日は立ち食いソバだったw)を取って、駅の周りをふらふら歩いて時間を潰していた。
・・とはいっても、駅周辺はあまり何もなく退屈したのだが。。。
14時過ぎた辺りから、ほくほく線ホームへと向かう。

このほくほく線が今回の旅の締めくくりである。

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