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(4)太陽と星と月・中文読解 内容(4) 2000.9.30.作成 制限時間6分


TEXT
 マレーシアに来てしばらくしてから、私は子どもを連れて、あるデパートの四階にある遊園地に行きました。私はその時、軽いカルチャーショックを感じたのです。その遊園地の入り口には、昼間なのにネオンサインがあり、しかも、そのネオンサインには星がデザインされていたのです(写真参照)。それから、遊園地の中も薄暗く、まるで夜か夕方の世界でした。日本の遊園地はたいてい外にあります。だから、当然明るいです。もちろん、デパートにも小さな遊園地がありますが、普通は屋上にあります。建物の中の遊園地は、日本では考えられません。

 私はその時、これは太陽に対する考え方、感じ方が違うのだと思いました。日本人は太陽が昇ると同時に働きはじめ、夕方、日が暮れるころに家に戻ってきます。子どもは太陽の光をいっぱいに浴びで、外で思いっきり遊ぶのがよいとされています。太陽は生命の源なのです。それに対して、マレーシアなど熱帯の国では、一日中太陽の光を浴びていたら、病気になったり、時には死んでしまうこともあるのです。つまり、太陽というのは、恐ろしいものなのです。したがって、マレーシアの人々は、焼けつくような太陽が沈むと、生き返ったように家から外に出て、パサール・マラムなどに行きます。①これは太陽を避けようとする思想の現れです。

 また、日本では一日の始まりは朝ですが、マレーシアでは太陽が沈むと、一日が終わり、新しい次の日が始まるのです。夜になり涼しくなって、空には月や星が輝きはじめます。夜、月、星が彼らの救いであり希望なのです。マレーシアの国旗に月と星が描かれているのは、それを大切に思っているからだと考えられます。それに対して、日本の場合は、国旗の真ん中に太陽が大きく描かれています。②これは日本人が太陽をすばらしいものと考えているからであります。

 このように、マレーシア人と日本人は太陽に対する考え方が違います。私は日本人ですが、私たち日本人が普通だ、当然だと考えていることが、外の国で普通でもないし、当然でもないことがあるのです。もちろん、マレーシア人にも同じことが言えると思います。

QUESTION.1:マレーシアと日本を比べた表があります。表を完成してください。

                      マレーシア           日 本

遊園地があるところ           (1)              (2)

遊園地の中の明暗           (3)              (4)

遊園地はどんな世界か         (5)            昼間の世界

遊園地の入り口にある         (6)                *
もの

QUESTION. 2: 下線部①②はそれぞれ何を指していますか。

①これ :                       

②これ :                       


QUESTION. 3この文章で筆者が言いたいことは何ですか。
1.自分が普通だと思っていることでも、外の国では普通ではないこともある。例えば、日本人が太陽をすばらしいと思っても、 外国人はそうは感じないこともある。

2.国旗のデザインから、マレーシアと日本では太陽や月に対する考え方が違うことまでわかり、とても面白い。

3.日本の遊園地は公園など、外にあるが、マレーシアは暑いので、遊園地は外には造らない。

4.人の考え方はそれほど違わないので、自分が普通だと思えば、 外の人も普通だと思っていることが多い。


WORD
 1.カルチャーショック culture shock
 2.ネオンサイン neon sign
 3.デザインする design
 4.薄暗い dim, dusky
 5.日が暮れる 夜になること
 6.パサール・マラム night market

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