このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 町でひろった日本語


町でひろった日本語(2)


(ニ)お手伝いカートのご利用のお客様へのお願い2000.12.30.作成

 大手スーパー・ジャスコには「お手伝いカート」と称する、幼児用の買い物カートが置いてある。その「お手伝いカート」の車寄せに次のような注意書きがある。

『お手伝いカートのご利用のお客様へのお願い
 お子様が(お手伝いカート)をご利用の際は、お子様の安全の為に、お付き添いのお客様が御一緒して頂きますようにお願い申し上げます。
ジャスコ川口店 店長』


 この文を読んで、どう思いますか。
 だれでも気がつくことは、この文にはやたらに「お」と「ご」が多いことである。全部で12ある。全ての名詞についていると言っても言い過ぎではない。
 これはつまり「まわりっくどい」のである。なんのことはない。手短に言えば、「気をつけろ」ということである。
 もっと、すっきりした表現はないものだろうか。

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(ホ)定期券のご案内 2000.12.30.作成
  次は国電の定期券の案内である。「みどりの窓口」の定期券購入案内の日本語なので、たぶん、どの「みどりの窓口」も同じだと思う。因みに、これは京浜東北線・蕨駅の「みどりの窓口」のものである。
 では、読んでください。

1.期間、区間を引き続きご利用する場合は、使用開始の14日前からお求めできます。
2.新規にお求めする場合は、使用開始日の前日から、発売しますが、前日が休日の場合は、その前日から、また休日が連続する場合は、七日前からお求めできます。
*定期券をお求めした場合は、旧い定期券をお返しください。
                                      駅長

 なんとも、はや、すごい日本語である。

 
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