このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

中国(杭州・紹興・上海)−6 西湖十景編(その3)

< ⑤三潭印月 >
 11時40分 : 乗船場
 
 蘇堤を歩いていき、そろそろ渡りきるかというところに三潭印月行きの乗船場がある。三潭印月は西湖の中の島なので、船でしか行けないのだ。
 乗船場からすぐのところに三潭印月は見えている。30分もあれば行って帰ってくることができるのではないか、とそのときは思っていた。

 チケットを買ってから5分ほどで船は出航した。

船から見た三潭印月

 案の定10分もしないで、三潭印月に着いた。ところが、船のエンジンは切れず、周囲の乗客が誰も下りようとしない。怪訝に思っていると、船はすぐに離岸した。

 船は 平湖秋月 の近くの船着場に向かって快調に進んでいく。ひょっとしたら平湖秋月まで戻ってしまうのでは?僕は焦った。せっかく今まで歩いてきたのに、元に戻ってしまうのか。さては乗る船を間違えたのか、と思ってチケットを見てみると、やはり三潭印月と書かれている。またまた怪訝に思っていると、船が速度を落とした。どうやら西湖内の別の島に行き、その後で三潭印月というコースらしい。小島につき、乗客全員が下りようとしているので、僕も後に続いた。

 この小島は湖心亭という。ただ、本当に小さく、10分もかからずに一周出来てしまう。平湖秋月はすぐそばに見える。

湖心亭もう一つの島、阮公トン(土へんに敦)
バックは蘇堤

遊覧船

 湖心亭でしばし船を待った後、今度こそ三潭印月に向かった。

三潭印月

 三つある島のうち、一番面積が広く、景色が美しいのが三潭印月である。別名を「小瀛州」という。
 下の写真には、撮った僕しか判別できないかもしれないが、石塔が3つ写っている。一番大きく写っている石塔は、一番左のボートと真中のボートの間に有るのだが、お分かりいただけるだろうか?中秋の名月の夜に、この塔に大きなロウソクを入れ、幻想的な風景を味わうそうだ。
 帰りの船でもう少し石塔に寄ってくれるかと思ったのだが、案外早いスピードで船は走り、大きい写真を撮ることが出来なかったのは残念である。

石塔
左と真中の船の間に2つ、右の方に1つ

 三潭印月も浚渫した泥で作った島である。「湖の中に島があり、島の中に湖がある」と言われている。三潭印月は「田」のような形をしており、中に4つの湖がある。

三潭印月の中の湖


< ⑥花港観魚 >
13時05分 : 花港観魚

 湖心亭と三潭印月の観光に1時間30分も費やしてしまった。確かに綺麗ではあったが、予想以上のタイムロスであったことは間違いない。9時にスタートして4時間経過し、まだ十景の内、半分観たのみ。距離的にもちょうど折り返し点である。時間が無いので、ここ花港観魚はさっと観るだけにした。

 花港観魚の入口は、三潭印月の乗船場の向かいにある。

花港観魚の入口

 入口をくぐってすぐ右手に石碑がある。

花港観魚

 それほど見なかった花港観魚だが、ここは鯉と花(特に牡丹)を鑑賞する場所であり、中華風と西洋風の園林芸術を結びつけた公園ということだ。

芝があるのが西洋風?


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