このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

アンコール遺跡−28 オールド・マーケット

 地雷博物館の見学を終え、シェムリアップ市街に向かった。シェムリアップ市の中心部は、シェムリアップ川沿いに広がっている。シェムリアップ川は アンコールワットの濠 とトンレサップ湖をつないでおり、そう考えると濁った水も霊験あらたかな感じがしてくる。

シェムリアップ川

 オールド・マーケットは、シェムリアップ川と道路を挟んだ反対側(すなわち上の写真の左側)に位置している。4つある大きなマーケットの中でも、外国人旅行者に最も人気があるそうだ。
 一見すると、どこが入口か分からないほど店が密集している。中に入ると、 ドン・キホーテ の拡大版といった感じで、商品が圧縮陳列されている。内部は照明が暗く、人も商品もごった返しており、アジア的な怪しい雰囲気を醸し出している。
 特に怪しいのがなんといっても生鮮食品売り場である。生鮮食品を売っているとは思えない気温の高さで、ハエが飛び交う中、地べたに置いた箱の上に魚介類を並べている。魚醤の独特の臭いが鼻を衝く。肉類も「ありのままの姿」で陳列されており、かなりグロテスクである。野菜や果物売り場に行くとホッとしてしまう。潔癖症の方が行くのはお勧めしない。
 さんざん歩き回った挙句、結局何も買わずに帰った。

オールド・マーケット外部オールド・マーケット内部


 この後 バイヨン にもう一度行き、この日は昼食を取ってから、3日連続でアンコール・ワットに行った。両遺跡とも、何度見ても素晴らしい。十分堪能してから、帰国するためにホテルに戻った。



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