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タイ−2 アユタヤへの移動編
2007年の夏休みは今までになく簡単な理由で決まった。それは同期入社の社員がバンコクに駐在したからである。彼がシンガポールに駐在したらシンガポールに、香港に駐在したら香港に行っていたに違いない。
タイには 1997 年と1999年に計4回出張してからご無沙汰であった。なんと7年ぶりだ。当時はドン・ムアン空港で、地下鉄やBTSも走っていなかった。ちなみに各施設の営業開始日は次の通りだ。
スワンナプーム空港 2006年9月28日 地下鉄 2004年7月3日 BTS 1999年12月5日
僕がご無沙汰していた7年間に、バンコクは大きな変貌を遂げていた。
2007年9月13日(木)。午前便が取れなかったので、出発が16時15分、バンコク着が20時50分(時差2時間)というフライトとなった。空港で同期入社社員S君にピックアップしてもらい、ホテルに荷物を置いてから早速飲みに行った。
9月14日(金)。いよいよ観光開始だ。
この日はS君は仕事のため、僕一人での観光である。この日は世界遺産のあるアユタヤに行くと決めていた。移動はなるべく鉄道を使うというのが僕のポリシーだ。早速ホテルのそばにあるBTSのPhrom Phong駅に向かった。空は小雨混じりであった。
Phrom Phong駅 Phrom Phong駅からThong Lo駅方面を望む。
Phrom Phong駅からSiam駅までBTSで行き、そこからHua Lamphong(フアランポーン)駅までタクシーで向かったのだが、これは路線図の見間違いであった(後述)。
9時35分にHua Lamphong駅に着いて切符(20バーツ=約70円)を買ったところ、発車時間は10時05分とのことであった。30分程度であればやむを得まい。そう思って下の写真左のロビーに座り、10分ほど前に改札を抜けてホームに入った。
ところが、10時05分になっても列車が来ない。結局入線したのは10時20分、出発は10時25分であった。
Hua Lamphong駅 ホーム
車両の内部はとてもレトロな感じである。実に渋い色合いのつり革と、天井の扇風機に注目していただきたい。もちろんエアコンは無しだ。
車両内部
2時間ほどかかった12時30分頃にアユタヤ駅に着いた。バンコクからアユタヤまでは約80kmなので、車で行けば2時間はかからないに違いない。実際に車窓から外を眺めていたら、バスに追い抜かれていた。
アユタヤ駅ホーム アユタヤ駅
アユタヤは川で囲まれた都市である。アユタヤ駅から遺跡に行くまでには渡し船に乗ってパサック川を渡る。
乗り場はやや危険 渡し船から見たパサック川
川を渡った船着場から遺跡までは徒歩10分ほどだ。
次のページより世界遺産をご紹介したい。
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