このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

タイ−6 ワット・ロカヤスタ編


 「地球の歩き方」に ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット の裏から曲がりくねった道を500m近く進むと書いてあったのだが、別の道に入ってしまったようで、自分の位置が分からなくなった。とりあえず路上にいた現地の人に道路の前方を指差しながら「ワット・ロカヤスタ?」と尋ねると、うなずいてくれた。不安を感じながら歩いていくと、大きな仏様が横たわっていた。

ワット・ロカヤスタ

 ワット・ロカヤスタの寝仏は1956年に復元されたものである。全長は地球の歩き方では28mとなっているが、 WIKIPEDIA では52mとなっている。いずれにせよ、足元の犬と比較すれば、大きさが分かっていただけるのではないだろうか。

足元から

 ワットというくらいだから、ここも寺院だったはずだが、その名残をとどめるのは一基の仏塔のみである。仏塔は寝仏の背中に立っている。破壊される前は、どのような配置だったのだろうか。

仏塔
右が寝仏の後頭部

 下は、ぐるりと回って頭の方から撮った写真である。

頭からご尊顔

 寝ている仏様というのは、日本ではあまり見掛けない。 WIKIPEDIA で調べてみたところ、これは釈迦が入滅する様子を表したものだそうだ。まさに死の瞬間。厳粛な像である。
 涅槃仏は右手を枕にして、頭を北にするいわゆる「北枕」である。行ったときは方角がよく分からなかったが、ワット・ロカヤスタもやはり北枕である。




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